・・・・・・・・15＋16,

◆15,-小さな物語※未読です。
◆16-魔法がいっぱい!
※最終の15巻は短編集なので『魔法がいっぱい!』（ボーム氏の処女作）も追記しました。
※例によって後ろの個人的な感想は有料です…。

■■■15,-小さな物語
※後日、追記します…。

■■■魔法がいっぱい!
Magical Monarch Mo…魔法国のマゥ国王
（…英語の発音ダジャレらしい…）
◎ライマン・フランク・ボーム著
初出-1903年※オズの魔法使いは1900年。原稿は完成していたが、出版されてなかった…。
◇佐藤高子先生-訳
◇早川書房-電子書籍2015年より
◇全14章

◆01…モー国とは、どの地図で探しても見つからない国。中心「美しの谷」に大きな水晶の城があり、立派な王と妃、美しい王子、美しい姫が住んでいる。国には2本のミルクの川、陸はチーズやクリームで出来ていて、甘いイチゴがたくさん浸る。木には菓子がたくさん、キャンディやチョコが鈴なりで食べ放題、住人たちは自分が欲しいものは、実ってる木から収穫すれば良いので、お金が無い。雨はレモネード、雷は花火、年を取ることも死ぬこともない。皆、明るく楽しく暮らしているところ。
◆02…ムラサキドラゴンに首をかじられた王様が代替首を作った木こりと首を取り返す話。
◆03…王様と犬。ポケットの堪忍袋(かんにんぶくろ)の緒が切れてしまった王様が犬と仲直りする話。
◆04…アイスクリームが絞れる牛を欲しがる末っ子ジンロク王子。王様の仕置でフルーツケーキ島に閉じ込められ反省する話。
◆05…王様の誕生祝い。砂糖結晶のスケートリンクが割れて落ちた王子、姫、執事を好物で釣り上げる話。
◆06…北に住むニガムシ王は鉄の巨人を作ってモー国をめちゃくちゃにしようと企む。モーの住人は知恵で巨人をニガムシ王の元へ送り返す話。
◆07…王宮専属の配達人ティムトムが、美人だが癇癪(かんしゃく)持ちのせいで嫌われてるパイケーキ姫にひとめぼれ。姫と結ばれるまでのティムトムの冒険。
◆08…モー国、東はしの氷砂糖の山の硬い甲羅、7つの目、10本の足を持つ怪物ギーガブーがやって来た。退治するヨーキナ王子の話。
◆09…悪い魔法使いに足の親指を盗まれたトルエラ姫。良い魔女の7つ道具で取り返しに行く冒険。
◆10…パントバタ公爵夫人はボードで居眠りしてしまい、風習や上下が逆さまのアベコベの国に来てしまう話。
◆11…自転車を収穫して旅に出たキーキコ王子。巨人の夫婦の家で暮らすが洗濯ローラーでペラペラに…モー国に戻り回復する話。
◆12…大きな凧で風にさらわれ猿の住人しかいない国にやって来た王子。逃げ出す話。
◆13…王宮の庭のプラムプディングを食べた犯人探しを50人の博士に命じる王様。キツネ、カエル、メンドリの話。
◆14,…犯人のムラサキドラゴンにもう庭を荒らされないよう歯を抜こうとするが伸び過ぎで弦になってしまう。細くなったドラゴンをチエスコシ王子のアイデアで役立たせる話。

■■■{◎ボーム氏の初期作であちこちにオズ国の原型が見られてリズムカルなストーリーが面白い☆