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カメリアズ ウェルカムティーの話と、私が全てのお茶を愛しく思うようになった話

フレーバードティーについて、最近考えることが多い。というのも、半年前くらいはシングルオリジン、つまり、ブレンドされたり、香り付け去れたりしていない紅茶をめっちゃ通ぶって飲んで、これぞ「本物」の紅茶でしょ、みたいなことを思っていたからです。お恥ずかしい。

今まで飲んできたお茶について思い返すと、昔お茶を飲み事始めた頃はリプトンイエローバッグから入り、TWININGS(トワイニング)のアールグレイを通り、マリアージュ・フレールを知り、ルピシアのフレーバードティーを経て、ジークレフでシングルオリジンに出会い、今に至る。という感じだと思う。途中少し端折ったかもしれない。

と言っても、紅茶好きの方でもお店のことは知らないという方もいらっしゃると思うので、少しお店についての説明を入れようと思う。

リプトンやTWININGSは、普通にスーパーとかでも売っているので、少し紅茶好きの方なら知っているメーカーだと思う。
ちなみに、みんな大好きなリプトンイエローラベルは、ブレンドティーという種類のお茶で、いくつかの産地のお茶を文字通りブレンドしたもの、長く愛され続けるTWININGSのアールグレイは、お茶にベルガモットという柑橘の香りをつけたフレーバードティーという種類に分類される。

ルピシア、マリアージュ・フレールは割りと有名なフレーバード・ティー、つまり香り付けされた紅茶を取り扱うことで有名な紅茶店で、紅茶好きで、お店に買いに行く方ならご存知のことと思う。特にルピシアは日本中にお店があって、各地に限定茶があったり、種類もすごくたくさんあって楽しいお店なので、知っている方は多いと思う。マリアージュ・フレールはフランスの紅茶店で、少し価格も高く、お店も少ないのでルピシアよりも国内の知名度は劣るかもしれない。でも、フレーバードティーを得意とするお店の中では比較的知名度は高いと思う。
他にも色々有名メーカーがあるけど、ここでは割愛させていただいて、最後にティーマーケット ジークレフについて話すと、このお店を知ったのは本当にたまたまよく通りがかる場所にこのお店の店舗があるからで、お茶に興味を持った頃につい、店の中を覗いてしまったために様々なジークレフの罠に引っかかり…茶沼に引きずり込まれ……。ええと、お茶をもっと好きになりたい!という方はぜひ訪れてみてください。スタッフさんがすごく優しくて、試飲もさせてくださる楽しいお店です。扱っているお茶は単一産地、つまりシングルオリジンの香り付けされていない紅茶がメインで、どのお茶もすごく美味しいです。中国茶も扱っています。

とまあ、お店の説明が長くなってしまいましたが話を戻すと、まあ簡潔に言うと、そういうお茶遍歴を経て、やっと「お茶の世界ってひろいんだなぁ、どのお茶も愛しい」というすべての茶に対する愛を獲得したという話でした。いい話だ。

いい話だけで終わっても面白くないので、今日は好きなフレーバードティーのメーカーを紹介しようと思う。
フレーバードティーは店によってガラッと変わって面白い。どの店もその店のカラーというものを持っているので、同じメーカーのフレーバードを数種類飲んで、好きな店を決めると良いと思う。
私の個人的に好きなフレーバードティーはカレルチャペック紅茶店と、カメリアズティーハウスのものです。どちらも実店舗は少ないですが、通販で買えます。
今回はその中から、カメリアズティーハウスのウェルカムティーを紹介しようと思う。写真がないので、ホームページで茶葉の写真を見てほしい。かわいいので。

この茶葉自体は催事(確か三越の英国展)で買ったお茶だが、知ったのは帝国ホテルのアフターヌーンティーである。帝国ホテルのアフターヌーンティーはカメリアズティーハウスのお茶を使っていて、半年に一度くらい行われる、妹とアフターヌーンティーに行って最近の出来事を語り合うという優雅な家族行事において知ったお茶である。
緑茶と白茶のブレンドなので、紅茶ではないですが花と果物の香りで甘すぎずシュッとした雰囲気のお茶で、仕事が行き詰まってもうどうでも良くなったときなどに飲むと、「天気もいいし、お茶もおいしいし、まあいいか」という気持ちになります。カメリアズさん、ごめんなさい。

ちなみにウェルカムティーというのはお客さんが来たときに出すお茶で、ロンドンのカメリアズティーハウスではウェルカムティーとしてこのお茶を出しているけど、日本のカメリアズティーハウスでは「雰囲気が合わない」という理由でこのお茶ではないお茶をウェルカムティーとしてお出ししているらしい。かっこいい〜。


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