心の貧しい男と心が寂しい女が繰り広げる虚像の場所

大晦日、Twitterで悲しい事件を知った。
去年の事件ではあるが、若い顔のカッコいい男の子が街で女の子をナンパして恋愛感情があると信じ込ませ自分達が働くバーで大金を使わせ風俗に送り込むという事件だ。

おそらくそのバーでは女側の「断ったら嫌われる」「彼の為になりたい」という悲しい光景が繰り広げられていたと予想出来る。

私も今年何回かとあるバーでそういった光景を見た。元バンドマン崩れの男がオーナーを務める店で客はおそらく当時のファンや繋がりであろう。
信仰宗教そのものでメンヘラなんて可愛いもの。もっとヤバい人達の巣窟だった。宗教の勧誘に来る人たちに雰囲気が似ている。

その店でオーナーの取引先の社長の誕生会をしていたのだが妙な感じだった。社長の両隣にはリストカットだらけの誰が見ても精神が病んでいると分かる常連女性客2人がガッチリと付いた。オーナーに心底陶酔しているように見えた。私だったら自分の誕生会に精神薬を常飲してる人が隣に付いたら凄く怖い。そして、同じく常連の男性客が一生懸命その場を盛り上げているのだ。「俺はオーナーにお世話になっている」と言っていたので恐らく何か良い事があるのだろう。メインの社長は硬く腕を組んで緊張しているしリストカットの女性客がシャンパン(カフェパリ)を何本も入れていた。
そしてオーナーはカウンター席に座ってタバコを吸いながらその光景を満足そうに眺めていた。この会で1番得をしたのはオーナーだろう。彼は後で私に「この空気感は俺にしか作れない」と言ってきたが全く意味がわからないし酷い茶番だと思った。

「ありがとう」「感謝」の押し売りのような雰囲気で隠しているが隠し切れない性の匂がした。サランラップで何重に覆ってもウンコの臭いがしくる感じ。臭い臭い臭すぎる。

オーナーや他の男性の女性を軽視する発言も多くて本当に不快な場所だった。
そのバーはアットホームを歌っている昭和な内装でオーナーの祖父母らしき写真も貼ってあるのだが、中で繰り広げられている人間関係のギャップが激しすぎて吐き気を覚えた。

このご時世にアクリル板を設置する等コロナ対策もせず密な写真を多数SNSに上げているし、闇を感じる。
新人従業員を外に出させ「100円で僕とLINE交換してください。」と声をかけさせずっとそれを撮影させて客と店員はその動画を見て笑っている。
本当に恐ろしい場所だった。

見なくて良い場所を見てしまった。

多分私が合わなかっただけなんだろうと思うが。

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