3904カヤックの論点_191110

2019/11/15のカヤック第3四半期決算に向けて論点を整理します。

2017年以前は個別NEWS(コマツとの協業やVRなど)に株価も反応していましたが自社IPのソシャゲでコケて以降はこういったNEWSにもほぼ無反応で下降トレンドを続けているといった状況です。会社としては売上・利益の指標できっちり結果を出すことが求められているといった状況だと思います。特にきっちりと売上を作ることが大事でwebに上がっているQ&Aを見ても、創ることを大事としている会社(それ自体は良いと思いますが)で結果として外注費増加・コスト増といった流れが続いているのでとりあえずは利益0円の計画は最低限クリアできるようなコントロールは必須だと思います。

◇論点3つと条件

1. 売上と利益のコントロール(売上70億、利益0の計画に対しての進捗度合い)

2. うんこミュージアムの売上

3. ソーシャルゲーム事業の売上と展望

◇その他

ZOZO株売却益(2億円)


1. 売上と利益のコントロール(売上70億、利益0の計画に対しての進捗度合い)

保守的に見ていると言っていた計画に対して、第2Qの売上進捗を振り返ると各事業42%~47%の進捗率。下期偏重の中でどの程度進捗できるかがキーとなる。ZOZO株の売却益もあり下方はないと思われるがクライアントワーク事業でどの程度受注できているかがポイントとなる。



2.うんこミュージアムの売上

2Qで入っていなかったうんこミュージアムがどの程度貢献するか。横浜はグッズショップ、お台場、海外進出と横展開ができているがアカツキ社(2.5億円くらい計上?)との取り分によって大きく変わってくる。



3.ソーシャルゲーム事業の売上と展望

ハンターハンターのゲームがテストプレイ以降音沙汰なく、HP内にカヤックの表記もないのでどの程度請け負っているのか貢献度合いも不明。ゲキタクは海外配信でどの程度伸びるか、クロスロゴスは貢献しているかが売り上げのキーとなる。展望については、発表されていたものはアリーナバトルを除いて全てリリースされたので、ソシャゲ事業としての今後の開発計画やキャンペーンが聞けるかがポイントとなる。


全体的には下期偏重の中でどう売り上げと利益を作ったかがポイントになるので、この点がクリアできればトレンド転換のきっかけとなると思うので計画進捗をキーに見ていきたい。

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