函館記念グラフ

函館記念 ハイブリッド理論で斬る!

みなさんこんにちは、武田優駿です。
先日簡単ではありますが武田優駿の時計理論「ハイブリッド理論」は除いて頂けましたでしょうか。
今回はそのハイブリッド理論をそのまま利用して、7/14に行われます「函館記念」のレース展望をして見たいと思います。

まずは自分がいつも出しているSP指数に今回のハンデ分の±したものを記載してみましたのでご覧ください。この数値がハイブリッド理論の60%を占める事になります。

馬名             総合 斤量 最高 値前走  差 中間値  斤量+P
1 スズカデヴィアス     114  57.5 115 113 -2 114 -0.5
2 エアスピネル       113  58 120 107 -13 113.5 -1
3 メートルダール      112  57 117 107 -10 112 0
4 レッドローゼス      112   56 111 111 0 111 1
5 ドレッドノータス     111  56 112 108 -4 110 1
6 ナイトオブナイツ     111  56 110 110 0 110 1
7 マイスタイル       111   56 118 101 -17 109.5 1
8 ブラックバゴ        110  55 113 103 -10 108 2
9 アメリカズカップ      107  55 106 104 -2 105 2
10 アーバンキッド     107  54 104 104 0 104 3
11 マイネルサージュ    107  55 110 99 -11 104.5 2
12 ゴールドギア      106  52 103 103 0 103 3
13 ステイフーリッシュ   106  57.5 108 105 -3 106.5 -0.5
14 カルヴァリオ      106  54 109 96 -13 102.5 3
15 マイネルファンロン   103  54 105 98 -7 101.5 1
16 ポポカテペトル     95   55 109 76 -33 92.5 2

例えば今回の1位がスズカデヴィアスで総合114。内訳の意味は
①総合SP値114
②今回斤量57
③SP最高値115
④前走値113
⑤その差が2
⑥最高値と前走値の平均114
⑦定量斤量57.0-今回斤量57.5=-0.5

これにより全出走馬の能力をデジタル化されたことがお分かりだろうか。
このようにデジタル化されることにより、各馬が普通に競馬したらこのような指数差になるという、いわば各馬の「一般的な能力表」みたいなものと考えてほしい。

あとはレース各馬のステップレースの評価。各馬の近走のレースまたは気になる過去のレースなどあればセレクトしてレース比較したものが一番上のグラフとなる。写真では数値が見にくいので下記に。

       平均F  テン3F  上がり4F  差
巴賞     11.93  11.73   12.08    0.20
マイルCS   11.66   11.57   11.55    0.10
鳴尾     11.96  11.97   11.80    -0.01
日本海S   12.18   12.03   11.58    0.15
新潟大賞典  11.86  12.00   11.40   -0.14
福島民報   11.86   10.97   12.23   0.89
ダービー卿  11.46  11.00   11.65   0.46
七夕     11.96  11.33   12.38   0.63

①平均Fとは レースの1F平均
②テンFとは 2・3・4Fの3Fの平均
③上がり4Fとは そのまま上がり4Fの平均
④差とは ②と③のペース差

この中で平均Fが一番早いのは11.46のダービー卿CT。まぁ1600mで距離も短くこうなるのは当たり前のように見えるが、マイルCSの11.66より「0.2」早い。
何だ、たったの0.2と思うかもしれないがこれは共にマイル戦なので0.2×8F=1.6秒の大きな差になる。
また②を見てお気づきの方も多いと思うが、私の考えるテン3Fとは1F・2F・3Fではない。もっともレースの流れを左右するテン3Fとは2・3・4Fの3Fのペースだからと考えているからである。
そして上がりの平均も3Fではなく「4F」での平均を「上がり平均ラップ」としている。
つまりレースを大きく左右するペースとは、「テン2.3.4F」と「上がりラスト4F」との相対性と考えることが大事だと。
例えば巴賞を例に取ると「11.93 11.73 12.08 0.20」となる。
レース時計が11.93、前半11.93-後半12.08で0.20差の前傾ラップ。

最初はこの前半や後半の各ラップをもっと詳細化していた。前半3F・後半4Fでの1Fごとのラップ変動もいろいろやってみた。ただしこれは私には意味が無い事が多い。その理由として本来個々の馬の1Fごとのラップ取得が不可能なこと、それとそれ以前の大前提として「ラップタイム理論はレースの性質やレースレベルを見抜く」と言う事が主であり、それ以上でもそれ以下でもないからである。

このような視点からだが距離は違えどダービー卿CTのレースレベルはG1並みにレースレベルが高い。この点から見てもSP指数総合7位マイスタイルは大きく評価すべき一頭であると考える。またSP指数総合1位のスズカデヴィアス、前走は同コース58kgを背負い巴賞を勝った。このレースのレース平均Fは11.93で平均ペースの流れ。実際函館での実績も直近にることを考えると、人気でも切りにくいのが現状か。
またP指数総合2位で113のエアスピネル。休み明けもあるがG1マイルCSのレースラップが11.66と言うのはそんなに高いレベルとは思えない。

この考え方がハイブリット時計理論。つまりベースはSP指数、指標としてラップタイム理論。この二つを組み合わせて馬券対象になる馬を決める事こそ最大の武器であると信じています。
またこの続き、函館記念の買い目など含め明日noteに書きたいと考えています。興味のある方、ぜひまた見に来てください!では。

サラリーマン馬券師の武田優駿。 ラップ分析を基本としてハイレベルのレースで好走した馬を皆さんに伝える事を宿命と考えています。人気薄馬の激走を見抜く事に全身全霊で挑戦しています。