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戯言_vol.129

久しぶりの連絡。
愛弟子と言える人物から連絡が来た。

自分が丁度メンバーシップを始めた頃、自分のリアルな競馬関係の愛弟子とある程度距離を置こうと思った時が有りました。

その最大の理由は一つ。
教える事はもう無いよと言うほど教え尽くした事もあり、そろそろ各自が根本の自立をすべきと考えたからでした。

昨年秋から殆ど連絡をしなかった弟子が山口に住んでいて。自分無しでどんな成長をするか楽しみにもしていた。

そんな彼から今朝連絡が。
彼には無許可になるがその一部始終を皆様にお伝えしたい。

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弟子からの連絡

この連絡を久しぶりにもらい、以下の文を彼に送りました。
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お疲れ様、◯◯さん。

なるほどです。
その意味に自ら気付きがあった事が何もりもの財産ですよ。
どんな理由があるにせよ、最終目的を頭に置いて競馬へ取り組むという事が本当に大事だと痛感してます。

レースは沢山有ります。
どこを選ぶのか。それは各位が決める事で有り、実は誰もその領域には入れないのです。

例えば私の意見がある程度参考になったとしても、最後判断するのは皆さんであり、その最終決断は各位です。

自分ができることは、その気づきのヒントを提供する事。たった一つの気付きでその馬を押さえたり連軸に取れる事もあるかもしれない。

学びのメカニズム。
長い目で見て自分が勝たなければ、この信憑性は無くなります。
しかし基礎の全てを取得する事が出来れば、その武器の使い道を『各自が選択出来る』と言う事が可能になります。

そしてまた。
その目の前にある鞍が。
1なのか10なのか100なのかの自問自答を常にする事です。
これが分からないと勝負すべき所で勝負出来なくなるのです。

100の価値が有ると感じる鞍が目の前に現れたら。自問自答を繰り返す事。本当にこれなのかと。

自分も年間通して大きくぶち込める鞍は10鞍程度だと思います。
いわゆる100に値する鞍をどこまで高確率で取れるか。
またそれ以上に大切なのは100の鞍を自ら感じ取れるかどうか、用意できるかどうか、そこだけです。

馬券に勝つとは。
正直かなり至難の業です。
競馬ファンの5%しか居ません。

しかし私はただの競馬ファンでは無い。その自覚はあります。
なので95%が負けるだろうと納得できる部分もある。

そこ選んでたら勝てない、そんな思いで色んな人を見て来ましたし、ラッキーパンチは時間の問題でその利益は消えます。

根本の底力と言うか。
リサーチ能力、レース回顧、多種多様な競馬知識、おそらく競馬・馬券と言う総合格闘技の中で、長くやり続けても負けない自信もあります。

常に自問自答。
それで良いんです。
90%の鞍はドングリ。
いわゆる1の鞍です。
相手関係なども考えれば、そうなります。

しかし50とか100に値する鞍が年間に10本程度は出ますから。
そこを待ち続ける事です。

それが何ヶ月も来ない時もあれば。
この春の様に何本も連続する事も有ります。これは常に1か10か100か、その判断さえ間違わなければ良いだけなのです。

限りなく絶対に近い領域。
この領域を観れるのは各位の努力だけだと思ってます。

私がメンバーシップでやりたいのは、予想を出す事では無いのです。
どうやれば勝てるのか。このメカニズムのリアルな部分をみんなに見せたいからです。

勝つメカニズムを。
真の意味で取得できるようにと。
これがメンバーシップなのです。

勝つためのメカニズム。
この領域に入る事。
壁を越える事。
これが全てですよ、◯◯さん🔥

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この文章は名前を◯◯と伏せた以外は全てコピペ。
リアルに今彼に送った文章です。

これを書きながら思った事はこの文はリアルメンバーの愛弟子だけではなく、本気で競馬に取り組もうとされてるこのメンバーシップの皆様にも共通したお伝えしたい内容だと思ってます。

要所を取る事。
そして何より要所と感じ取れる鞍を自らの力で探し当てられる事。
いつも言う事ですが、1なのか10なのか100なのかを全く分からず理解出来ず買う事が最も負のスパイラルになると自分は考えてます。

この1.10.100の話は常日頃自分が話してる事でも有りますが、要は100を分かって挑む事が重要。
馬券で勝つにはここが最大の部分だろうと思ってます。

年間長い目で競馬を見つめれば、滅多にそんな美味しい鞍は存在しない。これが全てと思います。
お楽しみ馬券はお楽しみ馬券の領域を絶対に超えません。自分はそう思ってます。

人には大きく分けるの2つの思考がある。
一つは右脳的思考、もう一つが左脳的思考。
右脳は感覚的なもの、左脳は理論的なもの。
比較的競馬好きな人に多いのは左脳的要素が強い言葉で、これは長くやればやるほど物事を理論的にしか考えられなくなるんだと考えます。

しかし最終的にその鞍を10とか100のレベルと考えるのは理論では無く感性、つまり最後は右脳。
この感覚的要素を育てるのが最も難しく困難な部分で、競馬に勝って馬券に負ける典型的要素だろうと自分は思ってます。

この右脳のつかさどる感性の世界。
言葉にするにはあまりにも難しすぎる、そんな本能的な部分でも有ると考えます。
危険予知だったり、またはその逆の『ここが勝負所』と察知したり。これに関しては本能的要素と言うか天才的な直感と言うか、これがある人が最後は本当に強いなと感じます。

数十年の競馬・馬券のキャリア。
それなりに自分も競馬歴は長くなりました。
しかしなかなかこの右脳のつかさどる本能の世界は奥が深すぎて極める事は出来ないです。

元々自分は左脳派。
理論的に物事を考えます。
時計理論や調教理論を重視するのは極々違和感無くやれるのも、これが非常に重要と言う認識と同時に物事を理論的に整理したい部分なのかなと。

もちろんこの競馬流に言う左脳の部分、全て極めたとは思ってませんが、大抵の理論的基礎に関しては攻略してきたつもりでは居ますし、それに関しては大抵の分野で通訳不在で会話は出来るかなとは思います。

強いて挙げるなら血統ですかね。
ここに重きを置き難くなったのは現代競馬に重きを置いているからなのかもしれません。
血統専門の方々から見ればあまりにも無謀に見えると思いますが、現代競馬のトレーニング方法等で中央競馬は適性をある程度補えるだけの状況に有ると思ってるからなんですよね。

血統は殆ど勉強してきませんてましたが、それでも普通の人よりは詳しい方だとは思います。笑
でもそこを極めるより現代競馬は外厩等育成牧場の事や、または有力ブリーダーズオーナーの動向を見つめた方が効果は高い気がしてます。

右脳の持つ世界。
例えば券種選定などはまさにこれかなと思います。
特にクロス系馬券の選定はまさにここで有り、攻めと守りの攻防がここに現れるから。

常に攻めれば良いわけでも無く。
常に守れば良いわけでも無い。
例えば春のG1での連勝、結果だけ見れば本来全部馬単で良かった。笑
またこれはタラレバの世界ですが、もしオール馬単でやってたら全て大阪杯を越える利潤があったから。

ギア落としたのでどちらにしても的中に間違いはないのですが、結果だけ見ればみんな馬単で買ってたら家が建ちましたよね。笑

さて取らぬ狸の皮算用は置いといて。
どちらにしても絶対基礎的な左脳の部分は極めておきたいのは事実。これは5教科のペーパーテストみたいなもんなので、ここだけは何処までも限りなく満点を取れるくらいに基礎学力は上げておきたいものです。

あ、血統は60点です。
自分はこの教科はもうこれ以上は必要無い、と言う割り切りの中でおります。笑

この先は。
やはり右脳の世界。
理由とか理屈を文字や言葉ではどうにも出来ない部分を少しでも感じ取れるセンサーを身に付けたいです。


愛弟子からもらった連絡から。
こんなことを改めて自分自身にも課して見ようと。
そう心に誓う日になりました。

常に進化。
この気持ちが無くなったら。
勝つ事は終わる。
そう思ってますし、当たり前の事。

弟子たちよ、頑張れ。
私から言えるのはそれのみ。
師では無く、自分を越える事。
その想いはまだ、リミッターまで余裕がかなり有るから大丈夫。

オーバーレブしてみろ。
まだまだ回してもレッドゾーンじゃ無いから。
もっとやれるはず。

それではまた。

サラリーマン馬券師の武田優駿。 ラップ分析を基本としてハイレベルのレースで好走した馬を皆さんに伝える事を宿命と考えています。人気薄馬の激走を見抜く事に全身全霊で挑戦しています。