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仕事のこと『営業編② イケイケ期』 (noteでおしゃべり)

・SAKAMO と ばたち で同じテーマについて話す『noteでおしゃべり』
・『弱い(全5回)』『好き(全5回)』『家族(全5回)』『仕事(全5回)』
・4つのテーマで全20回でお届けするシリーズとなっています。
・よろしければ、それぞれのnoteを覗きにきてくださいね。

仕事のこと『営業期① ダメダメ期』は、こちらからご覧ください。
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入社して6ヶ月経っても、相変わらず営業には慣れなかったけど、職場の雰囲気には慣れてきた。

気持ちに余裕ができて、初めて周りが見えてきた時、同い年くらいの同僚たちが、どのように契約を取っていくのか少しだけ気づくことが出来た。

皆さんは自分が保険に入るとして、どの人に自分の保険を任せたいと思うだろうか。

①人情にあつい昔ながらの保険のおばちゃん
②保険知識も豊富なインテリ保険営業マン
③若さがウリのフレッシュな保険ウーマン

順当にいけば②の保険営業マンをほとんどの人が選ぶと思う。

だけど、現実には①の保険のおばちゃんにも、③のフレッシュ営業ウーマンにも選んでもらうチャンスは多いのだ。

大事なのは、お客様が『保険』と『保険にまつわるその他諸々』の何を求めているかによる。

①を求める人は、人ととの付き合いを大切にしたい人が多いし、
②を求める人は、保険を数字で判断したい人が多い。
③を求める人は、保険以外のその他諸々を求めている人から選んでもらえるチャンスがあるのだ。

③が求められる保険以外のその他諸々。
それは『出会い』だ。

社会人になると、所属する企業外の出会いは減る。
企業内での人間関係に満足している人は別だが、他に異性の出会いや友達を求めている人は多い。
当時(27年前)はオンラインコミュニティもSNSのない時代。企業の外でのコミュニケーションは限られていた。

大手企業の人たちが、企業外のコミュニケーションをとるのに、私たち女性営業ウーマンたちはニーズがあったのだ。

その頃から合コンという文化はあったので、私たちは合コンを盛り上げ部隊として活動していた。世間でいう接待と同じ方式だ。

企業と企業の出会いを繋ぐ役割を、若き営業ウーマンたちは求められていたのだ。

まず、お客様にとって必要な存在になる。
(企業外の出会いの橋渡しをする)
  ↓
お客様を喜ばせることによって信頼を勝ち取る。
(合コンを盛り上げ、良い印象を持ってもらう)
  ↓
その後、お客様になっていただける。
(保険を契約していただく)

これが、私たちにしか出来ない営業手法となっていたのだ。

私たちの営業時間は担当企業のお昼時間であることがほとんどだった。
残りの時間は個別アポが取れた以外は準備に追われた。

そして、夕方になると、先輩たちから声がかかる。

「今日、〇〇企業と〇〇企業のコンパあるんだけど、女性が2名足りないんよ。誰か行ける?」
「私、いけます」
「じゃあ19時に□□□□でよろしくね」

みたいに、夜空いている人たちがコンパ要員として召集されるのである。

合コンと言っても、基本、私たちの出会いの場ではない。
目的はあくまでも、お客様とお客様を繋ぐこと。そしてお客様に楽しい時間を過ごしていただいて、信頼を積み重ねること。

私たちのように、合コンを接待だと思っていく人は少ないと思う。
そういう意味では、仕事の一環での合コンで、特別なコミュニケーション術を学べたのではないだろうか。

何が財産になるか、ホント分からんもんじゃね。

合コンでの学びはプライベートでも活かせた。
(そのへんも詳しく話したいけれど、長文になっちゃうので、聞きたい人がいたら、また書きたいと思う。)

営業経験は2年ほど。
深く語れるほど経験していないけれど、今の私を創ってくれた期間であったことは間違いない。


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