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仕事のこと『サロン経営期』 (noteでおしゃべり)

・SAKAMO と ばたち で同じテーマについて話す『noteでおしゃべり』
・『弱い(全5回)』『好き(全5回)』『家族(全5回)』『仕事(全5回)』
・4つのテーマで全20回でお届けするシリーズとなっています。
・よろしければ、それぞれのnoteを覗きにきてくださいね。

友人のエステサロンを手伝っていたのをキッカケに、エステ経営に携わった。

手伝っていた当初から、経営の部分は、ほぼ私が考えていたので、正式に共同経営になっても、私は友人のエステサロンを手伝っている感覚で経営者になった。

経営は楽しかった。
もともとビジネスモデルをたてるのが大好きだったので、私の計画通りの売上が上がったときには自信にもなったし、私の考えていることが証明され世間に認められることが嬉しかった。

この時の経験が、今の私の仕事(スモールビジネスコンサル)に役立っているのは言うまでもない。

私の場合、共同経営だったので、一番苦労したのは、共同経営者に事業計画などの戦略を理解してもらうことだった。

共同経営者は現場でエステティシャンとしてお客様に入る立場でもあったので、経営者目線というよりは、現場重視のプレーヤー目線での思いがあり、意見がぶつかることも多かった。

計画を立てるのが私の役割だったので、その計画を、まず共同経営者に理解してもらい、その後スタッフたちに理解してもらうというプロセスに時間がかかった。(浸透するまで、2年くらいかかっていた。)

私の言葉がスタッフに直接影響しないようにするために、スタッフに伝えたいことも、現場を管理している共同経営者から伝えてもらうように心がけた。
先導者が二人にならないように気をつけた。

小さいサロンだったので、経営のこと育成のことリーダーを育てることなど、幅広い経験をさせてもらった。
今、スモールビジネスコンサルができているのも、この時のありとあらゆるトラブル対処を体験できたからだろう。

現場に入らない経営者として、人を動かすことを学べたのも、今の大きな財産になっている。

代表取締役という肩書きをもらった期間は全て、共同経営者の夢を叶えるために働いていた。私は自分の思いを無視し、彼女のために働いた。

社長は自分の思いを叶えるためになるもんだと思ってたけど、そうでもない人もいるんだなと自分がやってみて初めて知った。

経営者には向き不向きがあると思う。
経営者って聞くとスゴそうだって思ってたけど、やってみて大したことじゃないってわかった。

経営者だからスゴイんじゃない。
自分の思いをカタチにし、社会で体現している経営者がスゴイんだと気付いた時、私は代表取締役を退任した。

今はフリーランスで活動している。
もう社長ではない。

でも、経営者の頃の私より、今のフリーランスである私はスゴイと思う。
だって、自分の思いをカタチにし、体現しているのだから。

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