右利き用のおもちゃ

私は左利き。
赤ちゃんに対面でおもちゃを渡すとき、
赤ちゃんの右手側に自然とおもちゃが寄っていく。
赤ちゃんはきっと右利きになるのだろう。

赤ちゃんにラトルを渡そうとした時のこと。
ラトルはクマの顔のぬいぐるみ。
中に鈴が入っていて、
マグカップのような取っ手がついている。
そのラトルを手に取ったとき、私はクマさんと目が合わなかった。
なぜなら取っ手が右についていたから。
クマの顔は右手で持った時にしか見えないのだ。

このおもちゃは右利き用なんだなとちょっと寂しくなった。
こういう思いはたまにある。
例えば柔軟剤の注ぎ口。
左手で持つとパッケージ裏側がいつも見える。

違和感がある!是正すべきだ!と言いたいわけではない。
無意識にとった行動やデザインしたものが人に影響を与えるかもしれないのだと気づいたのである。

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