【OB企画】現役生とOBが対談「はんげつであえたら」とプロジェクトフェアリー公演について【前編】
あなたの遺伝子が、呼んでる(遺伝子レベルで765のライブを欲していることが響にバレたときに言われた台詞)
どうも、ピエール山崎Pです。
おもしろい企画を思いついたので、OBながら投稿させていただきます。
はじめに
2024年5月28日、突如としてアイドルマスター公式Twitter(現X)にて発表された、星井美希、四条貴音、我那覇響の3名によるライブ(以下、「フェアリー公演」)の告知は、全765Pを震撼させました。
この3名は通称「プロジェクトフェアリー」と呼ばれており、古の765P達から激強ユニットと怖れられて(?)います。
何を隠そう当方響P。告知を目にしたときの胸の高鳴りは忘れもしません。
告知内容は開催日時と会場、出演アーティストのみで、いったいどのようなライブになるのかの情報がかなり限られていますが、おそらく3月に群馬で開催された「はんげつであえたら」と似たものになるだろうと推測されます。
ということで、当時現地参戦した猛者のOBをお呼びし、現役生を含めた3名にて、その経験談を話していただくインタビュー形式の対談をオンライン開催しました。
今回は、その模様をお伝えいたします。
メンバー紹介
お忙しい中、オンライン対談に応じてくれたイカれたメンバーを紹介するぜ!
じーきP(OB)
フィジカルタイプの響P。765AS箱押しでプロデュースを続けていたが、MOIW2023よりシャニマスにハマり、1年経たずにWING~LPおよびイベストを読破した化け物。対談メンバーでは一番年上の結婚適齢期。
れっしもP(OB)
フィジカルタイプの真P。M@RiNEの飲み会では初参加ながらつぶれる偉業を成し遂げた化け物であり、同人やMixなど広く知識を持つムードメーカー。最近は夢の国の沼にハマっている、結婚適齢期。
ササキP(現役生)
P歴1年半ではんげつ全通を決めた真P。デレ、ミリ、シャニと広く知識を持ち、早くも考察勢となっている。しかし解釈と思想をこじらせた結果、逆に現地に行くことのデメリットを感じ葛藤している。一番の化け物。
座談会の記録
やはり現場は老人会だった
今日はよろしくお願いします。
全:よろしくお願いします。
まずは、はんげつが発表された当時の気持ちはいかがでしたか?
れ:まず、シンプルにうれしかったですね。765ASの供給が無さ過ぎたので、久しぶりにゆきまこで何かやってくれるということに、喜び半分、驚き半分でした。
じ:直近だと2022年夏の「SUNRICH COLORFUL」が最後かな。
れ:その前の単独だと2018年1月の「初星宴舞」だし、やっぱり頻度が低くて。それもあって発表時はびっくりしました。
じ:自分は雪歩の生配信はリアタイ視聴してなくて、後から「真ちゃんとお仕事があります」って話だけ聞いたから、新しいCDでも出すのかな、くらいしか思ってなかったんだけど。そしたら二人だけでライブやるっていうから同じくびっくりした(笑)
サ:僕はP歴が浅いですけど、歴戦の先輩方が「久々の供給だ!」って言ってたのを見て。もしかしたらこんな公演は一生やらないかもしれないっていう恐怖感すら覚えたので、行くしかないと決心しました。
サ:恐怖感(笑)
れ:でもまさに、その感情はプロデューサーも演者も持ってますよね。前に何かの公演で演者さんが「毎回最後だと思ってください」ってMCで言ってて、我々も次はないのかなと思いながら毎回参加してるので。
久しぶりかつ特異なライブということで、現地の雰囲気はいかがでしたか?
サ:強いオタクが凝縮されているなと感じましたね。2000人という小さいキャパで聞こえてくる話がすごくて、でも一緒に「仕事が」とか「腰が痛い」とかも聞こえてきました。
全:(笑)
じ:俺も最近シャニの現場に3連続くらい行った後だったから、あまりの年齢層の違いに面食らった。
やっぱり765の現場は年齢層が高いんですね(笑)
じ:でも、ゆきまこのPだからか若い女性もけっこういた印象かな。
れ:765AS全体のライブってよく行くから分かると思いますけど、基本的には我々より年齢層が高めで男性が多いですよね。でも今回はかなり女性が多かったです。ミリシタからの新規Pが増えてるのかなと。
じ:あと、黒っぽい服装の真Pと白っぽい服装の雪歩Pのペアとかもいたね。
れ:前から女性の真Pは、真Pって分かる黒い服装をしてきてましたね。
サ:服装っていう点では、見たことないグッズTシャツを着てる人が多かったです。
れ:プロミで出たプラチナスターズのジャージとか、10thのTシャツとか、9thのTシャツとかですね。皆さんの一張羅って感じでした。
サ:「ウン年ぶりにタンスから出したらしわしわになってた」みたいな話も聞こえてきましたね。本当に久々の現場なんだなって。
じ:「SUNRICH COLORFUL」のときですら久しぶりの人多かったもんね。あの時は季節も相まって、本当に765Pのお盆だったわ。
全:(笑)
群馬というアクセスがそんなによくない立地だったため、行きたい人は行けたという印象でしょうか。
れ:実はそんなこともなくて、ツイッターでは落ちてる人の報告も見ましたね。ただ、3公演の通し券を買った人は一通り行けてたと思います。
じ:金額的にはハードルは高いけど、絶対に行きたいなら通し券一択かもね。
「友藍」のセトリについて
では続いて、セットリストの感想を聞いていきましょう。まず1公演目の「友藍」ですが、初手から「キミはメロディ」でした。
サ:「キミはメロディ」については、初日の衝撃もありましたが2公演目の「悲藍」での曲順が凄くて、それを後に語りたいのでいったん保留で。
れ:1曲目「キミはメロディ」の衝撃を例えるなら、初星演舞のときの「ロイヤルストレートフラッシュ」ですね。今日のライブのセトリ、やばいぞと理解らされる1曲というか。
じ:わかる。
わかる。
サ:あと、僕はMRを見ていないので、ステージでアイドルが投影されて踊る姿を初めて見たとき、二次元感のなさに驚きました。立体的な三次元感というか。なので「キミはメロディ」のときに「現実で本物のアイドルが動いてる!」っていう感動で泣いちゃって。
じ:セトリからちょっと話は逸れるけど、「現実で」っていう点ではライブの特徴があって。いつもの演者がステージに立つライブは「プロデューサーに向けたライブ」って側面が強いけど、今回は「ファンとアイドル」っていう立ち位置だった気がする。
具体的にそう感じられる部分があったのでしょうか。
じ:MCの時間とか、プロデューサー向けの話じゃなくて、普通のライブで観客に向けた話をしてたね。
れ:ずっと二人でふざけてましたね。よくあるご当地紹介のMCって感じで。
サ:「チェリー」後のMCでは「群馬では起立、注目、礼、って言うんですよ。」みたいなこと言ってて、そこでゆきまこの二人が「怒っちゃうぞ~」って言ってたのが可愛くて…。こんなにぬるぬると「怒っちゃうぞ~」って言われる日が来るなんて…。
じ:熱を感じられていいね(笑)
今話が出た「チェリー」や「アマテラス」など、その曲ならではのコールが多い印象ですね。
サ:僕は「チェリー」の最初で座るってのを知らなくて、それに豊富なコールを初見でこなせなかったという後悔もあります。
れ:お前ら765知ってますよね?という圧を感じましたね。
1公演目の個人的優勝曲はどれでしょうか。
れ:真Pかつゆきまこおじさんとしては、事前にセトリ予想もしてまして。「友藍」の大本命は当然「My Best Friend」でしたね。ゆきまこver.も音源あるので。
じ:ゆきまこライブ発表以前からずっと言ってたもんね。ゆきまこの「My Best Friend」をやれって(笑)
れ:2017年のハッチポッチから言ってますね。そもそも4thくらいから披露してない曲なので。
サ:僕の一押しは「何度もいえるよ」からの「アマテラス」の流れですね。「何度もいえるよ」のラストの歌詞が「何度もいえるよ 大好きだよ」で、アマテラスのサビは「大好きだよ 何度も聞かせて」なんですよ。歌詞が対応してるんですよね。ライブ一週間後にそれに気づいたときはやばかったです。あれを見れて良かったと。
れ:いつもの「アマテラス」はプロデューサーとアイドルのコール&レスポンスですけど、今回はゆきまこの二人の掛け合いだったのかな、とかも思いましたね。
こじらせオタクの妄想もはかどる、文脈を感じるセトリだったんですね。
れ:あれは作ってる方がやばい奴だと思います。
じ:冒頭から物語みたいなのもあったしね。二つの国があって戦争が起きて、真王子と雪歩姫のストーリーが展開されるみたいな。それが「悲藍」「純藍」と違う物語だったね。
「悲藍」のセトリについて
ではその流れで2日目のセトリはいかがでしたか。
サ:「悲藍」はさっき言ったストーリーが重くて、最後多分二人とも海に入って死にましたよね?
れ:最後に二人で月に行くって話で終わって、それが空の月なのか海に映る月なのかを思わせて終わって、みんな「え?」って思いながら帰るという。
そんなシャニ5thのDay1みたいなことになってたんですね…。
れ:それにあわせて曲も重くて、3公演とも共通の曲がありつつ、曲順を変えることで意味合いが全く変わってました。
じ:俺は1日目不参加だったから、最初に聴いたのか「relations」だったんだけど、前日の「キミはメロディ」を聴いてなかったからそもそも面食らってた。「relations」から始まるライブなんてあるんだ、って(笑)
れ:「悲藍」っていうテーマから「relations」やるとは思ってましたけど、たしかに。そもそもテーマが失恋じゃなくて、ただただ悲しいストーリーって感じでしたね。
サ:そんななかで、「待ち受けプリンス」を全日やったのが衝撃でした。キービジュアルも二人の悲しげな表情だったのに、こんな明るい曲をやるのかと。構えてた重心をずらされた感じで。
れ:最初にササキ君が言ったとおり、全日やった「待ち受けプリンス」も曲順によって意味合いが変わってきてますよね。共通曲ができるのは裏の事情があるのかもしれないけど、その中で「悲藍」のえぐい文脈を表現してて。
終盤の「edeN」「LOST」「tear」「Little Match Girl」「キミはメロディ」の流れはすごいですね…
サ:あなたのマッチで燃え尽きたいよって言われたとき諦めましたもん。
れ:この流れで最後の「キミはメロディ」は狂気でしたよ。帰りの雰囲気は騒然としてました。お見送り会あったけど、手振れませんでした。
ちなみに3公演とも行われたお見送り会自体はどんな感じでしたか。
れ:会場エントランスでゆきまこの二人がいて、多分その裏に演者さんがいて、こっちの姿も見ながらお見送りしてくれてたんだと思います。
サ:真のペンライトとか持ってると「あ、僕のグッズだ!」って反応してくれてました。昔のTシャツとかも多分気づいてたと思います。
楽曲単体でとらえたときに、2公演目の個人的優勝曲はどれでしょうか。珍しい曲も多かったと思いますが。
れ:珍しかったで言えばダントツで「静かな夜に願いを…」ですね。この曲って披露されることあるのかと。
じ:絶対来ないって頭の中で思い込んでたね。珍しすぎて、イントロ聴いたときちょっと物語から心が離れたもん。嘘でしょ!?って(笑)
れ:ただ個人的ベストで言えば、雪歩ソロの「LOST」ですかね。想像よりもすごかったです。
「純藍」のセトリについて
では続いて3公演目の「純藍」についてですが、こちらはどのようなテーマだったのでしょうか。
れ:正直なところ、未だによくわからないです。物語はあったんですけど、どちらかというといつものゆきまこが強いなって印象で。
じ:また珍しい「キミ*チャンネル」があったのも印象的だったね。
サ:とにかく曲が強かったですね。「ALRIGHT*」披露前にMCで「雪歩!ってコールしてくださいね」って言われて、そこから雪歩の「イエーーーイ!」の流れとか。
じ:これまで古めの765AS曲しかやってなかったのに、急にアンコール前に「VOY@GER」やったりね。
れ:「VOY@GER」は765ASの未来を暗示してくれたのかもしれないですね。あと個人的には3公演目のアンコール曲の「まっすぐ」が公演のすべてをまとめたと思ってます。
次回、後編は「フェアリー公演に向けた話」
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