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2024EWC第1戦ル・マン24時間 決勝 4月20~21日 代表&ライダーコメント

2024年04月21日

『2024FIM世界耐久選手権(EWC)第1戦ル・マン24時間耐久ロードレース』
コース:フランス ル・マン-ブガッティ・サーキット(1周4.185km)
開催日時:4月18~21日

結果:予選/SSTクラス6番手(総合17番手)
   決勝/リタイア(482周)


ライダー 亀井雄大

「初めて24時間を経験するスタッフやライダーが多いなか、決勝の12時間目を終えるくらいまでは各ライダーのペースも雰囲気も良く、とても順調に進んでいました。朝の4時台にブレーキのかけはじめで転倒して、バイクが壊れてしまって順位を落としてしまいました。再スタート後も同じコーナーの同じ場所で転倒してしまい、リタイアとなりました」

「そこまでは順調にきていたのに、転倒で全部壊してしまったので申し訳なく思っています。次戦のスパ8時間やボルドール24時間では同じような課題が出てくると思うので、今回起こしてしまったことはしっかり反省して、アジャストできるように準備していきたいです」


ライダー 榎戸育寛

「火曜日からチームとジョインして初めてBMWを走らせました。第1スティントを走って初めてBMW M1000RRのフィーリングを掴めて、それに対してル・マンの攻略もある程度できて、第2スティントの時点でほぼ予選のタイムと変わらないタイムまで持ってくことができたので上出来でした」

「暗くなっても鈴鹿8耐より見えてはいる状態でしたが、どうしても速度差に手こずり、第3スティントは少しタイムは落ちました。しかし、第4スティントは対策してハイペースで走り続けることができました。亀井選手のアベレージタイムに近いタイムで走り、とにかく順位を上げていけるようにしていたので、4回の走行は満点だったと思います」

「耐久レースは3~4人で走るのが難しいですし、特にル・マンは気温が大きく変わり、走った経験のない寒い気温で走ることになるので、同じシチュエーションになっていたら自分も転倒していたと思うので、自分も反省したいです。転倒以外に、自分にも足りない部分、もう少しやれたという悔しさはすごく強いです」


ライダー 奥田教介

「タイヤライフがどこまで持つかのロングスティントでのテストを十分に行えていなかったので、決勝を走りながら試していました。ペースは上がらないけど、アベレージタイムが良かった僕が一番磨り減っているタイヤで走っていました。そのなかでもアベレージタイムは良く走れていたので、うまく次のライダーにバトンタッチできて、良い感触で自分の走行を終えられました」

「残念ながらSSTクラス3位を走行中に転倒があり、マシンが大破してリタイアになってしまいましたが、自分は無理せずに後ろとの差を維持しつつ淡々と走れたので良くできたと思います」


ライダー 川崎祥吾

「自分はもともと走る予定ではありませんでしたが、ある程度のタイムを出せたので決勝も走らせてもらえました。20~30分の走行しか経験がなくて、1スティント1時間は未経験のなか、第1スティントはすごく疲れましたが、疲れない方法や走りながら休む方法を模索できてとても楽しかったです」

「第2スティントのでは第1スティントよりも疲れない走り方などを身につけられたので、決勝を走ったからこそ得られたものがありました。第3スティント以降は走れずリタイアとなり残念ですけが、レースウイークを通して自分で得られたことを自分のレースや第2戦以降のチームの運営に役立てていければと思います」


チーム代表 市川貴志

「予選までは一度も転倒なく、セットアップも進み、タイムも上がり、ライダーも笑顔が多く、良い流れで決勝を迎えられました。決勝は各ライダーに『淡々とあまりタイムを気にせず、しっかり24時間走り終えることが仕事』と伝えたこともあり、折り返し地点の12時間を終える頃には段々と上位に上がりました。
一時は総合10位でしたが、深夜のとても寒い環境でのテストはできていなくて、タイヤがどのくらいグリップするかがわからず4時40分に転倒があり、6時50分にも転倒がありました」

「完走はできませんでしたが、ライダーに怪我はありませんでしたし、そもそも第1回目のレースということで、しっかり日本から準備ができて、機材が揃い、人が揃い、一時的ではありますがSSTクラスの表彰台圏内となる3位を走れたりもしたので、いろいろと課題は残りますが、ひとまずスタート地点に立てたという基準としては良い出来だと思います。ここを基準として次戦のスパ24時間、鈴鹿8耐、ボルドール24時間と今回生まれた課題を1つ1つ対応していきながら強くなっていきたいです」


EWC 2024 シーズンレーススケジュール

第1戦:ルマン24時間レース(フランス、ルマン): 4月18~21日
第2戦:スパ8時間耐久レース(ベルギー、スパ・フランコルシャン・サーキット) 6月6~8日
第3戦:"コカ・コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース第45回大会(日本、鈴鹿サーキット):7月18~21日
第4戦:ボルドール24時間レース(フランス、ポール・リカール・サーキット) 9月12~15日

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