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2024EWC第3戦鈴鹿8耐テスト1回目 6月20日 レポート

2024年06月20日

2日間の鈴鹿8耐テストを完了。ベストタイムは2分09秒771


2024年シーズンのFIM世界耐久選手権(EWC)第3戦鈴鹿8時間耐久ロードレースの事前テストを終えた。Team Étoile/チーム・エトワールは2日間のテストに亀井雄大、大久保光、ロベルト・ロルフォの3人を呼び、マシンをシェアして走行した。

この『鈴鹿サーキット主催テストセッション1回目』では、国内で用意しているBMW M1000RRのセッティングと鈴鹿8耐で供給されるダンロップタイヤの特性を試していった。

2日とも同じような内容で走行していったが、2日目はラップタイムを向上することに成功して、少し長い周回数をこなしつつユーズドタイヤの確認なども行うことができた。

初日とは異なり、2日目のスケジュールは午前は80分、午後は90分と2セッションだった。ベストタイムは初日が2分11秒861だったが、2日目は2分09秒771を記録した。

次回の走行予定は約1カ月後となり、さらに暑くなる鈴鹿8耐のレースウイーク直前のテストだ。


ライダー 亀井雄大

「昨日に引き続き、一発タイムアタックより、決勝に向けて良いアベレージタイムを刻めるように足回りのセッティングを進めました。午前から大きくセットアップが進み、アベレージタイムはSSTクラスの優勝候補チームと同等ぐらいのタイムを刻むことができました」

「ロングランのようなテストもして、タイヤの消耗具合を確認できたので有意義なテストになったと思います。大久保選手も良いタイムで、ロルフォ選手も走るたびにペースアップしているので、レースウイークでもあまり不安はありません。このまま進めれていければ良い結果がついてくると思います。良い1日でした」


ライダー 大久保光

「昨日からバイクのセッティングをいくつか変更しました。そのセッティングでのフィーリングがとても良くて計測2周目から2分09秒台に入り、チームのベストタイムを出せて良い感触でした。フロントのチャタリングの問題があり、別のタイヤコンパウンドを試したら、チャタリングは消えたものの他のところでネガが出ました」

「タイヤの特性でもあり、タイムは出ているので13ラップの周回をしました。僕と亀井選手はユーズドタイヤのテストもできて、アベレージタイムは悪くなかったので、良い感じでレースウイークを迎えられると思います」


ライダー ロベルト・ロルフォ

「初日より良いセッションになった。午前は数ラップでの周回でバイクをシェアしたけど、セッションの終わりにはフィーリングが良くなり始めた。そして午後はもっと走れるようになり、ラップタイムも着実に向上した。1人でコース上を走ったけど、ラインを見つけるのはうまくいった。それがレースのリズムでとても重要だと思う。バイクが非常にうまく機能しているので、ステップを踏んで改善し、より速く走らなければいけないね」

「鈴鹿のコースはまだ少し改善すべきポイントが3つある。低速のコーナーは重要だ。でも慣れてきて、このバイクで速く走る方法を理解していれば、ずっと良くなった。遅いポイントは確かにもっと良くできる。まだ、そこまで攻めていないけど、リスクなしに周回できている。あと1秒くらい上げることができそうだよ」


EWC 2024 シーズンレーススケジュール

第1戦:ルマン24時間レース(フランス、ルマン): 4月18~21日
第2戦:スパ8時間耐久レース(ベルギー、スパ・フランコルシャン・サーキット) 6月6~8日
第3戦:"コカ・コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース第45回大会(日本、鈴鹿サーキット):7月18~21日
第4戦:ボルドール24時間レース(フランス、ポール・リカール・サーキット) 9月12~15日


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