DNAブログ:SEとスイスとオポメントってなんだ?(P.P)
どうも。ACG調整チームDNA主宰のP.Pです。この記事がいつ公開されるかはわかりませんが(ストック用記事なのでこれが出されているってことは記事がないと言うこと)書いている当時はカードが発売されていないのに公式が夏の大会をやるって言い出した時です。カードゲームの大会にはさまざまなトーナメントの形式があります。総当たりやブロック戦での総当たりなどでもいいですが、いささか時間がかかります。大型大会ではよくスイス+SEが使用されます。・・・さて、ここで出てきました、スイスとSE。なんのこっちゃかわからないですね。まぁぶっちゃけこんなん知らなくても大会出れますけど、今日はこのよくわからんやつを解説していきましょう。
SEとは
まずは、SEからの説明です。サムネにあるシステムエンジニアのことではありません。シングルエリミネーションの意です。シングルエリミネーションと言っても何かわからないと思いますが、日本でよくある勝ち残りのトーナメントと一緒です。ひたすら勝って1位を目指すやつですね。俗に言う本戦や決勝ラウンドで使用されることが多いです。
スイスとは
続いてスイスの説明です。国ではありません。スイスドローの意です。スイスドローはの大会のトーナメント形式の一つであり、手順は以下の通りです。
自身の戦績と近い人と試合をします。
勝敗をもとに戦績を決めます。
以上です。あとは最初に決めた回数これを繰り返すだけです。これのいいところは、
運で負けてトーナメントからはじかれることなく、決まった試合数みんな楽しめる。
回数をこなすにつれて実力が近い人と当たれるようになる。
比較的少ない回数で実力が高い人を集めやすいので予選に最適。
等があります。ちなみに、カードゲームうさぎで登場キャラがよく言っている奴がこれです。2-1は、2勝1敗の意ですね。おそらくACGの店舗の定期大会では3戦スイスがメジャーなのでしょう。
というわけで、スイスとSEの説明が終わりました。これでこの記事はお終い!それでは来週~!
・・・
というわけにはいきません。なんならこっからが本題です。ここまで記事を読んだ人はもしかすると気が付いたかもしれませんが、大型大会の予選でSEを行い、戦績上位者から本戦出場者を決めるとします。仮に7戦スイスを予選として、本戦出場者を16人とします。7-0が10人、6-1が20人出たとします。7-0の10人は本戦出場が確定しますが、6-1の中から6人を選ぶ必要があります。ですが、戦績は同じなので選びようがありません。このような状況を解決するためにタイトルにもありますが、オポメントと呼ばれるシステムがあります。
オポメントのお話
注)ここからの話は大会に参加しない場合、ほぼ使わないんで満足したら帰っていただいて大丈夫です。
さて、オポメントとは何なのかからお話していきましょう。俗に言う正式名称はオポネント・マッチ・ウィン・パーセンテージ。略してOMW%です。一つ注意ですがオポメントは対戦相手の意なので別にオポ=OWM%が絶対ではないことだけ覚えておきましょう。これは、「対戦してきた相手がどれだけ強かったのか」を示す値です。これが高ければ高いほど当然強い相手と戦って勝利を積み重ねてきたはずなので戦績としては高くなります。計算方法はシンプルです。
対戦相手の勝率(勝利数/試合数)を計算する。
それの平均を取る。
以上です。シンプルですね。あともう一点。もし、対戦相手の勝率が33%未満になった場合33%に変更されます。大会にもし全敗しても対戦相手のOMW%には最低保証が付くので気にせずに大会に出ましょう。
ここまでオポメントについて話してきましたが、こちらが原因でカードゲーム界でよく言われる事があります。
「大会で引き分けするくらいなら負ける方がまし。」
なぜかというと、引き分けは両負け扱いとなることがよくあります。引き分けにしてしまうと両負けになり相手の勝率が下がってしまってこちらの不利益になってしまうんですね。なので引き分けするくらいなら勝ちを譲ったほうがいいんですね。でも、脳死で負ければいいわけではありません。大会によっては引き分けでもポイントが入ったり、OMW%で決まらなかったときに、引き分けが悪影響を及ぼす場合があります。大会に参加して勝ちあがりたいときはしっかりとルールを読んでから大会に参加するようにしましょう。
というわけで、今回の記事はここで終わりです。来週またお会いしましょう。
チームの入会方法
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③入会できる。自己紹介などを忘れずに。
ライター紹介
DNA主宰P.P。好きなデッキは銀弾・GS。ビルダー、チューナーよりであり、1つのカードをテーマにデッキを組むことを得意としている。
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