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三次フィールドワーク 活動記録 5日目(3月5日)

    こんにちは。三次フィールドワークに参加したアキです。
第2回のフィールドワークは残念ながらオンラインとなりました。
本来であれば現場で視察をしながら三次の魅力を発掘する予定でしたが、オンラインでお話を聞くことになりました。

    午前中の講義では、灰塚ダムの建設に伴って設置された知和ウェットランドでの活動について話を伺いました。

知和ウェットランド
 内容:
予定していた講師によるオンライン講義が困難となったため、講師と講義内容について協議を重ねてきた方が代わりに講義を行ってくださいました。
講義では、知和ウェットランドができた背景として、灰塚ダムが建設された経緯を簡単に説明くださいました。

感想:
オンライン講義でしたが、物語を語るような話し方だったので楽しく聞けました。ウェットランドは希少生物が豊富なので、これに関する定期的な活動(例えば:水生生物観察会や野鳥観察会や植物観察会希少生物など)を行っています。しかし、希少生物を観光資源として活用できる一方で、観光客が増加し、希少生物の生態に悪影響を与えてしまうという現象があります。
私はこの現象に対して、希少生物の保護措置がまだ不十分だと考えます。例えば、観光客は希少生物を鑑賞する際、事前に希少生物に関する知識を伝えた後、希少生物と距離を保って観察すれば、希少生物を適度に保護できると思いました。

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出典:知和ウェットランドウェブサイト(https://www.cgr.mlit.go.jp/miyoshi/haizuka/wetland/wetland.html)

神之瀬峡県立自然公園
午後の講義では、神之瀬峡県立自然公園についてお話を伺いました。
 
内容:
神之瀬峡特有の地形ができた自然史、たたら文化と棚田、神楽文化の繋がり、そして観察される植物についての説明を聞きました。講義では、滝は何メートルから滝と定義されるか、トレッキングや自然観察で使われる用語で、「花を摘みに行く」、「キジ打ち」といった言葉は何を意味するか、この講義では「三つの黒」が出てきたが、それは何か?といったクイズも出されました。

感想:
私はこの講義を聞いて、たたら文化に対してとても興味を持ちました。なぜかというと、外国人の私は、「たたら文化」という言葉をはじめて聞いたからです。インターネットで調べて、たたらに関する文化的背景がとても豊富だと感じたので、たたらを理解するために知識をたくさんインプットしたいです。例えば「たたら」の発祥や発展、「たたら」の語源、日本の「たたら製鉄」技術の変遷などとても面白かったです。

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出典:卯山義章先生(講師)の講義配布資料

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   出典:「出雲の国たたら風土記」ウェブサイトより引用(https://tetsunomichi.gr.jp/history-and-tradition/tatara-outline/part-4/)

 以上の講義を聞いて、「知和ウェットランド」と「神之瀬峡県立自然公園」に関わる知識が増えただけではなく、背景にある課題と関連する文化を知ることで、いろいろなことに思いを巡らせることができました。

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