仕事が嫌なら辞めても大丈夫!塾講師からの一般企業への転職先の実例
今回は塾業界から民間一般企業へ転職した人の声をまとめてみました。
保育園教諭に転職
東京個別指導学院に4年間勤めていて、幼稚園教諭に転職しました。辞めたきっかけとしては、親が幼稚園の教諭をしており、免許を活かした仕事に転職することを促され転職しました。
当時は26歳でした。幼稚園の教諭は任される仕事も塾に比べるととても多くて、大変に感じています。
しかし、子どもたちの笑った顔や喜んでいる顔を見ていると疲れも忘れてしまうほどやりがいがある仕事だと感じています。
年収は塾に勤めていた時の方が良かったです。人間関係はとても良好であり、わからないことや困ったことがあったりすると周りの職員が手助けしてくださったり、優しく教えてくださります。
勤務体系も塾の場合は帰り時間が遅かったりしましたが、今は早く帰れることもあり、とても満足しています。
面接時に聞かれたこと
採用時に面接で聞かれたことは、どうして塾の講師から幼稚園教諭に転職をしようと思ったのかを聞かれました。
また、幼稚園教諭に対してどのようなイメージを持っていますか、今後幼稚園教諭としてどのように働いていきたいと考えていますかという質問をされました。
わたしは、4年間塾で働いていましたが、子どもたちに分かりやすく丁寧に教えることを心掛けていました。
また子どもたちがやる気に繋がるように、目標としていたことができたときは褒めてあげ、モチベーションをあげるように努力しました。
年齢は違いますが、子どもたちの表情や様子を見て、褒めて伸ばす教育をしていきたいということを伝えました
。今後転職を考えている人は、自分がその転職先で何をしていきたいか、実際に何ができるのかを明確に試験官に伝えることがとても大事だと思います。
塾講師からセラピストに転職
したが、年収は120万円で妊活を理由に退職させて頂きました。38歳の時です。
その後、知人の紹介で整体院で整体セラピストの勉強をしながら、そちらのお店で働かせて頂きました。
2年間院長について技術を学びながら、通信で民間の資格を取得し、現在は温浴施設で整体セラピストとして働いています。
フリーランスの為、歩合制で9時から16時の勤務です。年収は160万円で良いとは言えませんが、毎日"ありがとう"という言葉を聞けている事に幸せを感じています。
スタッフ間の揉め事もなく、ストレスフリーなのが有り難いです。勉強中は、稼ぎが出ず辛い日々でしたが、今は頑張って良かったと思っています。
面接で聞かれたこと
全く畑違いな為、担当教科と担当学年、勤続年数、退職理由ぐらいしか聞かれませんでした。
2年間の努力の内容と、とにかく頑張ります!頑張れます!というのがアピールポイントでした。
少子化の影響は大きく、コロナの影響もあるので、塾もオンライン授業ができるような大手しか残らないでしょうし、学習のし方も変わってきているので、限界を感じたならば思い切って興味のあるお仕事に転職してみてはいかがでしょうか?
職種によっては、(私のように)すぐにお金にはならないかも知れません。
もし、状況が許すのであれば、頑張ってみるのも良いと思います。やりたい事ができれば、あまりストレスも感じなくなります。
職場で何かの問題にぶつかっても、前向きに対処しようと努力できます。辛い事の後には、必ず幸せがあります。ぜひ、チャレンジしてみて下さい。
塾講師からベーカリーに就職
地元密着型の個人塾から、ベーカリー販売業界へ転職しました。辞めたきっかけは、勤務可能な時間帯が出産によって変化したからです。
個人塾は基本的に夕方から深夜にかけての勤務なので、子供が生まれてからは難しくなり辞めました。
26才から塾で勤め始めて28才で退職しました。29才でベーカリー販売に再就職しました。年収は塾講師をしていたときよりも80万円ほど減少しましたが、こちらのベーカリーは生協のテナントだったので福利厚生はしっかりしていました。仕込みがあるので6時出勤です。
午前中心の勤務と午後中心の勤務と週によって選択できました。高卒で就職していた方や、50代の主婦の方もおり、年齢層は様々でした。
20人ほどの小規模な店舗だったので派閥なようなものはなかったですが、子供が急に熱を出してしまった時などは、代わりの人がいません。本部からのヘルプを申請しなければならず、回数が重なると嫌な顔をされます。
面接対策
レジ打ちや販売の経験があるかどうか、なぜ塾を退職したのか、簡単な計算問題や暗算問題などテストがありました。
塾は対人援助職でサービス業に通ずるものがあるので、コミュニケーション能力の高さをPRしました。
小学校低学年から大学受験を目指す高校生まで幅広い年齢の子供と関わってきたことは、販売店員をする上でも非常に大きな経験値になりました。
面接でも塾でのエピソードをいくつか聞かれました。なかなか心を開いてくれない生徒に対してどのように働きかけを行って授業を進めたかなど、面接官は興味深く聞いてくれました。
塾を退職したのも出産がきっかけだったので、悪い印象はなかったようです。
塾講師は転職が難しいとされていますが、サービス業などコミュニケーション能力が必要な業界では、塾での話術が活きるのでオススメだと思われます。
不動産業界に転職
早稲田アカデミーから、不動産賃貸業に転職しました。45歳の時です。
理由は、親の介護でした。後悔は、ありません。
その後も、家庭教師の仕事をしましたので。
年収は、100万円ほどアップして、勤務体系は、不労所得なので、基本的に楽でした。
煩わしい人間関係もありません。
アパート経営で、親の事業を引き継いで行いました。
ちなみに、年収100万円アップは、家庭教師の方は、入っていません。
家庭教師は、センターに所属して、時給1500円からスタートして、3500円までいきました。ただ、移動の時間等を考えると早稲田アカデミーで仕事をしていた方が良かったと考えることもあり、親御さんとの(モンスターペアレント)関係に疲れてしまいやめました。
面接対策
家庭教師の際は、日能研、サピックス、予習シリーズに対応して教えられるとPRしました。
面接の際は、職務経歴書に基づき、小学生の受験算数がどの程度、実際の所、教えられるか、面接官が小学生役で一対一で、紙を挟んで問題の教え方をテストされました。
今後、転職される方は、モンスターペアレントに振り回されることなく、仕事ができるので、転職も悩んでいるならお勧めです。
ただし、新しい職場でも人間関係はありますし、新しい業務に慣れるのも大変だと思います。
求人票に書いてなくとも、年齢で切られることもあるので、30歳くらいまでに転職するなら転職したほうがいいと思います。
医療事務に転職
個人経営の学習塾に、パートで勤務しておりましたが、夕方からの勤務が嫌だったので、午前中に通信教育で医療事務の勉強をして、資格を取得し病院の医療事務に転職しました。
学習塾を辞めたのは、34歳です。年収は、正社員になったので安定しました。
勤務体系も8時30分~17時までの勤務になったので、勤務時間は長くなりましたが体が楽になりました。
学習塾に勤務している時は、勤務時間以外も授業の準備の為、下調べなどの時間が必要で、その分は時給には含まれていないので、大変な割には収入が少なかったように思います。
人間関係も学習塾は、あまり他の先生との接点がありませんでしたが、病院は職員が多かったので、色々な交流があり楽しく勤務しておりました。
面接対策
採用時に面接で聞かれたことは、全く違う職種なので、どうして医療事務の仕事に就こうと思ったかです。
医療事務の資格を取得する事で、年齢を問わず長く勤務する事が出来ると思い、資格取得した事と学習塾も病院も人と接する仕事なので、共通する部分があり、今までの経験生かせる事があると考えて転職すること決めた話をしました。
学習塾は、子供たち相手で先生という立場でしたが、病院はサービス業なので、お相手するのは患者様ですので、丁寧な言葉遣いや気遣いが必要になります。
医療事務の資格を持っていても、勤務をしてみると他に覚えることが沢山あり日々、勉強が必要ですが、やりがいのある仕事です。
学習塾は、午後からの勤務方が多いと思いますので、午前中の時間を使って自分の興味がある資格を取得したらいかがでしょうか。
フリースクールへ転職
33歳、明光義塾 からNPO法人のフリースクールへ転職しました。
年収的には400万円程度から300万円弱になりました。
実際的には、年収はかなりダウンしてしまいましたが、30歳をすぎ自分がやりたかった不登校児をあつかうような仕事をしたかったので、立ち上げたばかりのフリースクールで指導者を募集していると知り、思い切って転職しました。
塾のことは、午後から夜間勤務をする、不定休というような生活を10年以上続けていたのですが、転職後は9-17時までの勤務、土日は行事などがなければ休みというような勤務体系となりました。
これまでは学習指導、受験対策がメインの仕事だったのですが、転職後はカウンセリングや、保護者との対応、学校内のさまざまな庶務まで多岐にわたる業務が増えとても充実しています。
面接対策
これまでやってきた塾での学習指導というようなことと、フリースクールで教える内容は全く違うので、そういったことをどのようにとらえているのかというようなことを聞かれました。
私の場合は、基本的に、分からない生徒や出来ない生徒が、できるようになったと感じられるのが楽しいとおもってやってきたので、そういう点では通じるものがあると答えました。
学ぶことを通じて楽しいと感じてくれる生徒が増えればよいと考えていたからです。フリースクールではそういうこととは違うけれど、将来に希望や目的を持つ生徒が増えてほしいとおもっていると答えました。
このようなやりがいや目的で転職をされる方は、やる気をみせればきっと伝わると思います!
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