都立西高校推薦入試の鍵!<作文対策の徹底ガイド>都立西高校_令和2年度_推薦入試作文 解答の指針と解答例

🌟 都立西高校の推薦入試作文対策、ここに極める! 🌟

受験生の皆さん、そしてそのご家庭の皆様へ、

都立西高校の推薦入試作文に挑む皆さんに、最も信頼できるガイドを提供しています。私たちの「都立西高校_令和2年度_推薦入試作文 解答の指針と解答例」は、受験生が答案を作成する際の明確な指針として役立つ内容を厳選しています。

📌 私たちの提供する鉄則:

  • 著者の意図を超えて、自分の感じたことを論理的に述べる技術

  • 課題文の中の言葉に対しての「自分なりの定義」の方法

  • 主張の一貫性を保ちながら、具体例を用いる技術

📘 おすすめの作文構成も提供! 答案を構築する際の手順を明確に示しています。この構成を基に、受験生は自信を持って答案を組み立てることができます。

さらに、実際の答案の添削を通じた解説も掲載。どのような点が評価され、どのような点を改善すべきかが具体的に示されています。

受験生の皆さん、そしてご家庭の皆様、都立西高校の推薦入試作文に自信を持って挑むための最適なサポートを、私たちのノートで手に入れてください。一緒に、最難関都立高校への扉を開けましょう!【都立西高校推薦入試作文の解説】

都立西高校の推薦入試では、作文の問題が出題されることが一般的です。この作文問題は、受験生の思考力や表現力、さらには社会や現代の問題に対する考え方を評価するためのものとなっています。

今回紹介するのは、都立西高校の推薦入試で出題された作文の問題文です。この問題文をもとに、どのようにアプローチし、どのようなポイントを意識して答案を作成すればよいのかを解説していきます。


都立西高校_令和2年度_推薦入試作文の課題

問:次のことばについて、あなたが感じたり思ったりすることを
六百字以内で述べなさい(50分)

「わかりやすさ」の罠(わな)にはまらないようにするためには、
やはり私たち社会を構成するひとりひとりが、
「知る力」をもっと鍛えなければなりません。

【西高校推薦入試作文の鉄則】

高校受験の場合、推薦入試の対策に多くの時間を割くことはできません。しかし、国語の文章の読解力が身についていれば、次の点を意識して取り組むことで、よりよい答案を作成することが可能です。

【鉄則1】著者が本当に言いたいことにこだわらない
一般入試の読解問題のように長い文章であれば、筆者・著者の主張を正確に読み取ることが求められます。しかし、この形式の場合は、課題文が短いため、それはできません。よって、筆者が実際にどう考えているか、ではなくあなたがどう感じるかを論理的に説明できればよいでしょう。

【鉄則2】言葉の定義を自分で行う
自分の「感じたこと」「思うこと」を説明するときは、主観的な文章になるため、言葉の定義をしなければ他者=採点官には分かりづらいものです。求められるものは「感覚」「感想」ではなく、「思ったこと」を「なぜ、そう思ったのか」を論理的に説明する能力です。その際、課題文の中にある言葉に対して「自分なりの定義」をすることが必要です。

【鉄則3】自分の感じたことや主張など、具体例や根拠を示す
解答する生徒は「いいことを書こう」「正しいことを書こう」とします。すると、抽象的な表現が多くなり、その点では差をつけることができません。ここで大きな差になってくるところは具体例です。自分が経験したことや、ニュースや本から得たことなど、具体例があることで説得力が増します。ユニークな経験が必要というわけではなく、その具体例がきちんと主張と一貫性があるか、主張を補強する具体例として適切かが見られています。

【おすすめの作文構成】

「600字」という文字数は、多く感じるかもしれません。しかし、上記の点を意識した上で、次に示すポイントを意識することで、600字は大変、という意識は変わると思います。それでは、この問題を解く上で何から考えるべきか解説をします。

【作文の構成の手順】
①「わかりやすさ」とは何か?
②「わかりやすさ」の罠(わな)にはまる、とはどういう状態か?
③「知る力」とは何か?
④ その「知る力」を鍛えることで、わなにはまることを回避できるか?まだ、どう鍛えればよいか?

まずは、①~④を埋めましょう。そして、【鉄則】を意識しながら答案を作成してみてください。

ここからは、実際の答案の添削を通して、解説をしていきます。

「わかりやすさ」は、私たちの日常生活においても非常に重要な役割を果たしている。例えば、私が最近購入したスマートフォンの取扱説明書は、アイコンや図解を多用して「わかりやすく」情報が伝えられていた。初めての機能もスムーズに使えるようになったのは、この「わかりやすさ」のおかげだと感じた。しかし、ある日、友人からそのスマートフォンの隠れた便利な機能を教えてもらった。取扱説明書にはその機能の詳細は記載されていなかった。ここで感じたのは、「わかりやすさ」の罠である。情報が簡潔すぎると、重要な部分や深い内容が欠落してしまうことがある。
この経験から学んだことは、情報を「わかりやすく」受け取ることの大切さと同時に、自分自身で情報を深く探求する「知る力」の重要性である。例えば、新しい製品を購入する際、公式のホームページの説明だけでなく、ユーザーレビューや専門家の意見を参照することで、より多角的な情報を得ることができる。私たち一人一人がこのような「知る力」を持つことで、情報の簡略化の罠にはまることなく、真実や多様な視点を理解することができる。

【作文の構成チェック】
①「わかりやすさ」とは何か?
スマートフォンの取扱説明書
②「わかりやすさ」の罠(わな)にはまる、とはどういう状態か?
取扱説明書にはその機能の詳細は記載されていなかった
③「知る力」とは何か?
スマートフォンの機能などを幅広く、深く知ること
④ その「知る力」を鍛えることで、わなにはまることを回避できるか?まだ、どう鍛えればよいか?
→回避できる。新しい製品を購入する際、公式のホームページの説明だけでなく、ユーザーレビューや専門家の意見を参照する

<コメント>
身近な例を用いて説明されている点は素晴らしいと思います。一方で、今回の場合、「わな」と呼ぶにはやや大げさな表現に感じました。例えば、
「分かりやすい図解などに慣れる」→「少し長い文字情報を正確に読解・解釈ができない」
ということであれば「罠」という表現もピッタリでしょう。
全体の構成はよいのですが、選んだテーマがミスマッチです。また、「情報」に関する話題は、今後も出題が予想されます。AIなど、新聞やニュースで取り上げられるテーマ・トピックに着目しましょう。

【提出答案①】

 昔は何かを『知りたい』と思ったら、例えば図書館では本を借りてそれについて調べたり、経験のある方に聞いてみたり、新聞などで自分の力でその答えを導くことをしていたのが、近年では、インターネットというとても便利なものが出てきたことでこれまでの手順をほぼ踏むことなく簡単に回答にたどり着けることができるようになりました。そのせいで、あっさりと答えがわかるものだから、そのことについてもっと知りたい、調べてみたい、追及したいという気持ちが減って行ってしまっていると思います。また、様々な方がコメントを簡単にできる世の中でもあるから、それはフェイクニュースであるかもしれない。周りの膨大な情報に流されて自分自身の考えというものが見えなくなってしまう可能性もあると思います。『罠』というのは自分にとって都合の良い解釈のできることへと自分自身がもっていってしまうこと、『知る』という努力を怠ってしまうこと、そんなことを指しているのかもしれません。『知る力』を鍛えるためには、物事をもっといろんな角度からとらえること、疑問を沢山もつこと、調べる前に自身の考えをおおまかにでもまとめてみること、そんなところから、積み重ねていくことで、自分の考えをまとめ、そして主張できるようになるのではないかと思います。

【添削ポイント①】

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2,735字

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