都立西高推薦入試対策!<合格作文ガイド>平成21年度_推薦入試作文【解答の指針と解答例】合格者が実践した3つの鉄則

都立西高校の推薦入試作文は、一般入試とは異なる特徴を持っています。この記事では、過去の課題文や解答例をもとに、合格者が実践した3つの鉄則を紹介します。これらの鉄則を身につければ、あなたも都立西高校への扉を開けることができます🌟 都立西高校の推薦入試作文対策、ここに極める! 🌟

受験生の皆さん、そしてそのご家庭の皆様へ、

都立西高校の推薦入試作文に挑む皆さんに、最も信頼できるガイドを提供しています。私たちの「都立西高校_令和2年度_推薦入試作文 解答の指針と解答例」は、受験生が答案を作成する際の明確な指針として役立つ内容を厳選しています。

📌 私たちの提供する鉄則:

  • 著者の意図を超えて、自分の感じたことを論理的に述べる技術

  • 課題文の中の言葉に対しての「自分なりの定義」の方法

  • 主張の一貫性を保ちながら、具体例を用いる技術

📘 おすすめの作文構成も提供! 答案を構築する際の手順を明確に示しています。この構成を基に、受験生は自信を持って答案を組み立てることができます。

さらに、実際の答案の添削を通じた解説も掲載。どのような点が評価され、どのような点を改善すべきかが具体的に示されています。

受験生の皆さん、そしてご家庭の皆様、都立西高校の推薦入試作文に自信を持って挑むための最適なサポートを、私たちのノートで手に入れてください。一緒に、最難関都立高校への扉を開けましょう!【都立西高校推薦入試作文の解説】

都立西高校_平成21年度_推薦入試作文の課題

問:次のことばについて、あなたが感じたり思ったりすることを
六百字以内で述べなさい。

海のほか何も見えないときに、陸地がないと考えるのは、
けっしてすぐれた探検家ではない。

【解説】

ベーコンが誰か知らなくても、 探検家が海のことを語るので船乗りであると考えることはできる。もし、あなたが船で陸から遠くまで移動したことがあるなら、この言葉の意味は分かるはずだ。 遠くにあるのは雲と水平線。 自分達が港から移動してきたはずなのに、それすら疑わしく思う。 孤独に近い感情かもしれない。

「海のほか何も見えない」のであれば、「海以外は存在しない」と考えるのは自然だ。しかし、それは「すぐれた」考えではないとベーコンは語っており、 その点を指摘する必要があ る。 西高校の受験生であれば、このような状態を「先入観にとらわれている」というような 指摘はできるだろう。

しかし、それだけでは深さが足りない。
そのような心境になる理由や心情を「自分ごと」として解釈・説明をすることができれば読み手に大してグッと説得力が上がる。

【考え方・指針】

「陸地がない」 と思いたくて思っているわけではない。
そう考えてしまう理由があるはずだ。

その深掘りがあるからこそ 「そんな状況の中でも」 陸地があるのではないか、考えることが 重要であると読み取ることができる。

注意点としては 「どんな時も希望を失わないことが大事だ」 のような情緒的なことを優先すると、それ以外に書く内容が出てこなくなる。

西高校の受験生であるなら、 「マジョリティの意見だからと、 鵜呑みにしない」 「これまではこうだったという習慣に囚われ、 思考停止にならない」 「同調圧力に屈し、 もっとよくできる方法を模索する努力をやめない」 など、 で進めるとよいだろう。

もちろん、 「探検家」 であるなら、 まだ見ぬ未開の土地を開拓する人であり、 好奇心と度胸 が必要となるわけで、これらの要素を含めるのは問題ない。

この言葉は、メタファーとして、私たちの人生にも当てはまると思います。海とは、私たちが目にする現実や常識や習慣のことです。陸地とは、私たちがまだ知らないことや挑戦したいことや夢見ることのことです。私たちは、海のほか何も見えないときに、陸地がないと考えてしまうことがあります。それは、自分の置かれた状況や環境に満足してしまったり、自分の能力や可能性に限界を感じてしまったりすることです。しかし、それでは、私たちは本当に自分の人生を生きていると言えるでしょうか。私たちは、探検家のように、海の向こうに何があるのかを探求したり、自分の興味や情熱や目標に向かって進んだりすることができます。そうすれば、私たちは新しい発見や経験や成長を得ることができます。

このように、「海のほか何も見えないときに、陸地がないと考えるのは、けっしてすぐれた探検家ではない」という言葉は、私たちに自分の人生をより豊かにするように教えてくれる言葉だと感じます。私たちは、自分の目に見えることだけでなく、自分の心に感じることも大切にしなければなりません。そして、自分の可能性を信じて、常に探求心や冒険心を持って生きることが大切です。そうすれば、私たちは本当の意味で探検家になれるのではないでしょうか。

【西高校推薦入試作文の3つの鉄則】

高校受験の場合、推薦入試の対策に多くの時間を割くことはできません。しかし、国語の文章の読解力が身についていれば、次の点を意識して取り組むことで、よりよい答案を作成することが可能です。

【鉄則1】著者が本当に言いたいことにこだわらない
一般入試の読解問題のように長い文章であれば、筆者・著者の主張を正確に読み取ることが求められます。しかし、この形式の場合は、課題文が短いため、それはできません。よって、筆者が実際にどう考えているか、ではなくあなたがどう感じるかを論理的に説明できればよいでしょう。

【鉄則2】言葉の定義を自分で行う
自分の「感じたこと」「思うこと」を説明するときは、主観的な文章になるため、言葉の定義をしなければ他者=採点官には分かりづらいものです。求められるものは「感覚」「感想」ではなく、「思ったこと」を「なぜ、そう思ったのか」を論理的に説明する能力です。その際、課題文の中にある言葉に対して「自分なりの定義」をすることが必要です。

【鉄則3】自分の感じたことや主張など、具体例や根拠を示す
解答する生徒は「いいことを書こう」「正しいことを書こう」とします。すると、抽象的な表現が多くなり、その点では差をつけることができません。ここで大きな差になってくるところは具体例です。自分が経験したことや、ニュースや本から得たことなど、具体例があることで説得力が増します。ユニークな経験が必要というわけではなく、その具体例がきちんと主張と一貫性があるか、主張を補強する具体例として適切かが見られています。

この言葉は、教訓として、私たちの人生にも当てはまると思います。海とは、私たちが目にする現実や常識や習慣のことです。陸地とは、私たちがまだ知らないことや挑戦したいことや夢見ることのことです。私たちは、海のほか何も見えないときに、陸地がないと考えてしまうことがあります。それは、自分の置かれた状況や環境に満足してしまったり、自分の能力や可能性に限界を感じてしまったりすることです。しかし、それでは、私たちは本当に自分の人生を生きていると言えるでしょうか。私たちは、探検家のように、海の向こうに何があるのかを探求したり、自分の興味や情熱や目標に向かって進んだりすることができます。そうすれば、私たちは新しい発見や経験や成長を得ることができます。
このように、「海のほか何も見えないときに、陸地がないと考えるのは、けっしてすぐれた探検家ではない」という言葉は、私たちに自分の人生をより豊かにするように教えてくれる言葉だと感じます。私たちは、自分の目に見えることだけでなく、自分の心に感じることも大切にしなければなりません。そして、自分の可能性を信じて、常に探求心や冒険心を持って生きることが大切です。そうすれば、私たちは本当の意味で探検家になれるのではないでしょうか。

<コメント>
メッセージの解釈や文章自体は優秀さを感じます。一方で、具体例が思い浮かばなかったのか、説得力に欠ける点がもったいないです。文章の前半・後半で、重複した内容や、自分の抱負や意気込みが書かれています。悪いとは言えませんが、自己アピールとは異なるため、避けた方がよいでしょう。

【解答例】

「海のほか何もみえない」状況について考えた。当時のことを考えれば、GPSなどはなく、自分たちがどこにいて、どちらの方向に進めばよいのか分からず、孤独を感じる。この中で 「陸地がない」と思ってしまうことは、希望を捨てあきらめることだと感じた。一方で、陸地の存在を「知らない」ことはあり得ない。よって、このことばは比喩的で、 自分の目に映ら ないものは、その可能性すら思い浮かべないという人間の弱点を指摘していると考えた。

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