閑話休題(ほぼ愚痴)


元教員だった,という人のツイッター,ブログを読んだ。結構面白い。現在は教育コンサルをしているようで人気もあるようだ。どうやら数年の民間での社会人経験の後に,数年の先生業,で思うとこあり辞めた,ということでよくあるケースでもある。

この方の言い分は,大いに納得できることのあるが,同時に「結局数年で辞めてるのだし,言い訳して逃げただけじゃん。」と感じることもあった。

ただ,苦笑いをしてしまいつつ,納得してしまうとこもあったので書く。まず教員,特に小学校は女性が多い。このかたは,確か「ベテランおばさん」という書き方をしていたが,そう言う方の弊害についてである。

 この人たちは僕がイメージすることで言うと小学校などでの「ベテランおばさん」は「携帯ショップの20代の店員と,中高年の客のおばちゃん」のイメージだ。実際のとこ,店員からすると「壊れたのはあなたのせい,アプリや分からないことも自分で調べてやるのが当たり前,中学生でも自分でやってるぞ。怠けるなよ。なんで俺たちが代わりにやるの?バカなの?」「あなたの相手をしててもお金にはならないし,自分でやってね」と思ってる。仕事だから「相手してあげてる」だけである。早い話,あなたのことは嫌いだよ,やってもらうならそれなりの対価よこせよ,と。

 ただこの手の客の悪いとこは,「自分は悪くない」「(無料で)やってもらって当たり前」だと感じていることだろうか。相手にする方(ショップの若い店員)からすると苦痛でしかないし,正当な対価がないので,悪く言うと単なるクレーマーである。それに気づきもせずに,時間を奪ってくる。学校現場の「ベテランおばさん」にもこれに似た構図がある。この上記のブロガーは若手として,随分いじめられたようで,怨嗟の感じがすごかった。

 なるほど,自分の周りを見ると,そんなに酷くはないが「確かになあ」と言う人がいることは感じる。笑ってしまうほどだ。まず,様々な教育スキルについては経験がモノを言う。その点で「圧倒的マウント」を取ってくる方がいる。10年20年とやってる奴が1−3年の経験の相手に,マウントを取ること自体がなかなか痛々しいのだが,割と普通にやってくる。「若手はできなくて当たり前」とは若手が言うのも憚れるが,1,2年で出来てしまったら「ベテランの価値」なんか0になるので,ガミガミ言う必要もないと思う。言ったとこで出来ないし。きつい言い方をすれば「自分に甘く,他人に厳しい。」のがベテランおばさんの特徴だ。若手でもそういう人はいるが,日々,自己反省を求められる。 「俺・私は電話しない人なんで」なんてのは通らないわけだ。しかし,ベテランおばさんは,「聞いてない,知らない」「教えてもらってない」「経験上,それはしなくていい」と謎理論をかざして,平気でやらないことも多い。

ちなみに,男性の場合は意外と少ない。おそらくだけど,男性は職業選択の自由が多くてその中で教師を選んでいる。「子供が好きだから先生になりました」的な純粋な人が多いからだと思う。加えて,セクハラ・パワハラ・体罰について日々,厳しく言われているので意識してることが多いのだろう(意識してない人は,懲戒などで排除されていく)。ベテランおばさんは,「自分が加害者,クレーマーである」と言う認識が薄いようで,「神戸カレーの女帝状態になり炎上化するまで」平気で攻め続けるような感じだろうか。

それでいて行事系や生徒指導系,面倒だったり,体力のいる仕事なり何なりは「若手の仕事」「私には子供がいて・・」と言う謎の呪文やら,パワーワードを唱えて逃げていく。ちなみ,どう考えても労働時間は若手の方が長いし,それでいて給料は安い。

システム的なことは,ベテランおばさんが決めてるわけでもないし,家庭のことは大切にしてほしいと思う。しかしながら,自分の代わりに若手が面倒ごとをやってくれてるのだから,もう少し「ありがとう」の一言あれば済むと思うのだがそれが無い。むしろやってもらってる面倒なことは完全スルーして「いかに私が若手の面倒を見てやってあげてるか」を300%でアピールしてくる(そんな人ばかりではないよ)。

 それが最悪な形で成長したのが,神戸カレー事件の女帝のような人だろう(あの事件の時は,実行犯の20・30代の男性教師3人は早い段階で謝罪して,自ら辞めたが,親玉の女帝さんは最後まで謎の論理をかざして被害者に謝罪せずに,辞めることを拒否し続けてたようだ。「子供たちにごめんなさい。」と言う謎のポエムを出したが,自分が追い込んで鬱病で休職した教師への謝罪は1文も無かった。しかも彼だけでなく,毎年のように,若手を何人もパワハラで潰してきたクラッシャーだったと言うオチである。テメーが1番悪いんだぞ?わかってるのか? と言う世間の声は全く届いてなかったぽい。)。この手の人は,いわゆる「イクメン」系の人にもかなりきつい。ほぼ無意識だが,女性で子供のいる自分が,始業前に来るのはOKだが,男性がそれするのは許せぬ,と言うわけだ。立派な男性差別なわけで,表立っては言わないが裏で言う人はいる。教師は年功序列なので,年齢が上=「ほぼ上司」になる。相手するのは面倒であるし,正直「やってもらって当たり前」と考えている人なので,若手には相手するメリットもない。

 早い話,あなたも周囲にそこそこ迷惑をかけているわけで,また若手の2倍の経験と給料を得ているのなら,若手の2倍働いて成果を出すのは「当たり前」なわけで,それをやらないで,パワハラ的なことをするのは,

にんげんとしてどうなの?

みたいなことだろうか。もちろん,良い人も多いが。そんなに若手が嫌いなら,「45歳以上だけの学校」にしたらいい。全く機能しなくなって,多分,阿鼻叫喚の地獄絵図になる。

そもそも論だが,教えることについても,「年齢で指導能力が上がっていく」と感じているのは本人だけだ。子供や保護者の多くは,「塾で教えてくれる20歳の大学生の方が学校のベテランおばさんよりもずっと教えるのが上手いよね」と知っている。ベテランおばさんは,若い人を自分ルールで勝手に揚げ足を取ってるだけである(年功序列なので,若手はどうでもいいことでも,認めなきゃいけないし,相手にしなきゃいけない)。

僕は,ベテランの価値,と言うのは認めるところである。ただ,若手へのパワハラは,本人の自覚のあるなし関係なくパワハラである。早めに,懲戒などして,「実名」で出す方向でいいと思う(彼女たちは奇妙なほどプライドが高いので効果的だ)。

彼女たちを放置すると,若手が萎縮してしまう,もっと言うと昨今の教育大・教員が人気がなく,先生のなり手がいない,いても辞めてしまうのも彼女たちの責任である(こう言うと,そうだね。すぐ直そう。とならずに,いかに自分は悪くないか,環境や相手が悪いのかを言いまくるのがベテランおばさんの特徴である,ちなみに若手がそれするのは1mmも許さないようだ)。

ベテランおばさんへ。

どこだってそうだが,その組織に人気がないのは「そこで輝いている先輩」がいないからだ。嫌な奴と一緒に働きたいと思うバカはいない。

僕への好き嫌いは別にして,あなたには後輩や教え子は数十人,数百人といるはずだ。

今まで「先生のようになりたい」と言った人は,どれだけいた? その数であなたの価値は決まるとは思わないか? もし,あまり多くを数えられないなら,あなたに価値はあると言えるのか? 理由はどうあれ,結果的にあなたが若手をいじめているのなら,それは最悪だし,今日中に辞めてください。と言っても辞めないと思うので,僕らでいろんな方法で辞めさせていきますね。

みたいなことだろうか。もちろん男性にも酷い奴はいるし,若手でも酷いのもいる。そして多くの教師は熱心だし,頑張っている。ただ若手には,この手の「ベテランおばさん」のような最悪な人でさえ,普通に上司になるシステムだ。

そして若手が望んでいるサポートもないまま,「チーム学校」と言う謎システムで,助け合いではなく,若手は,時に恫喝的,軍隊的な組織の中で,能力,人間力の低いおばさんの「ただ働きの人化」している。これの当たり外れは,ほぼ「運」になる。そうなると,そりゃ辞めるよ,となる。

彼女たちが何より恐れているのが「若い人が辞めること」ではなく,「辞めたことによって,教育委員会からの自分への評価が落ちること」だったりするのが,もうオワコンやんな,と言う気がする。

ちなみに聞く話によると,この手の人は自分の子供には過保護で,各地でモンペとして認知されていることが多いらしい。自浄能力はなさそうなので,早めに排除してほしい。

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