臨床心理士の需要と供給


「もし先生ではなく,カウンセラーになってたらどうなってたかな?」と思ったりする。僕は教育と,心理の2つに興味があり,両方受かった(教育大はこの2つは持ってることが多く,併願もできたりする)ので,

カウンセラーになってた可能性もある。学校にもよると思うが,この2つの免許を取るのは難しい。だから「どっちか」を選ぶことになる。

「カウンセラーは食えない」と巷でいうが,今では心療内科はうなぎのぼりに増えており,患者数も多い。ぶっちゃけ,仕事は結構あるな,と思う。

結論を先に言うと,僕は何人もの,キツイ話を毎日聞くのはしんどいから,カウンセラーは出来ない。幽遊白書で,幽助の前世のお母さんが,相手の毒を喰らって退治するような人だったみたいだが,現代のカウンセラーもそういうところがあると思う。

基本は共感能力がないといけないし,心身で悩んでいる人の話なんてヘビーなのしかないはずで,そこへの共感はこころへのダメージが大きいと思う。

ただ周囲で実際にカウンセラーになった友人などを見ていると,例えばガン患者などはお金や時間もやたらかかるので,うつ病になることが多く,病院内カウンセラーもめちゃくちゃ増えてる。

学校カウンセラーの設置も法律で決まっててどんどん増えてる。市役所なども,やはりカウンセラーを設置することが多い。例えば生活保護などの人は「働けない」理由としてメンタルの問題を抱えていることも多いからだ。この手の人たちはほとんど公務員などになるのでそれなりの給与はもらえる。

また,看護学校や病院などでの講師も増えてるようだ。彼女たちは医療のプロレベルだが,少なくとも「メンタルサポート」についてのプロではない。しかし,上記の理由からそれらを学ぶことも大事であるようだ。

 基本として,カウンセラーはそんなに賢くなくてもいいと思う(変に賢いと相手に「正しさ」を押し付けてしまう,共感性が低いこともあり,時にカウンセラーとしては駄目だったりする)。

別に学者になるわけでもない。気の利いたことも言わなくていい。単に話を聴くだけだ。ただ共感能力と,自分のストレスをにがす能力だけあればいいと思う。それって意外と難しいと思うのだけど,ここまで聞いてもまだやりたい人は年齢に関係なく,今から大学院で臨床心理を学ぶ,そしてカウンセラーになるのは手だ。圧倒的需要があるので,食いっぱぐれはないと思う。

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