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"Life with ネコ"展

9/11(日)、港区立郷土歴史館で開催しておりました『"Life with ネコ"展』を鑑賞しに行きました。最終日でした。

内容は猫と日本の歴史について深く細かく丁寧に掘り下げていくというもの。まず目に入ったのが日本最古の猫の骨やヨーロッパオオヤマネコの頭蓋骨の標本などでした。つまりまあガチなのです。歴史館ですし。

日本猫(和猫)は尻尾が短いという話を聞いたことがありますでしょうか。わたしは動物愛護の方から聞きました。しかし弥生時代の猫の模型は尻尾が長かったです。そもそも日本には猫又という猫の妖怪がいるのに日本猫は尻尾が短いという話に懐疑的ではありました。帰宅してから調べると、日本猫は尻尾が短いという話はどうやら迷信らしいです。こういうちょっとした疑問はやはりルーツを追うのが一番だなと思いました。

最も衝撃的に学んだことは、三味線は猫の皮で作られているという事実です。広く知られていることなのかよくわからないけれど、わたしは初めて知ることでした。昔は一般的には犬の皮が用いられていたらしく、現在は合皮で安価に作られているものが多いそうですが、猫の皮は薄くて美しい音が鳴るため高級品だということです。

また、蛇皮線という楽器はその名の通り蛇の皮を用いるのですが、猫の皮を用いる者が現れたことから、蛇の皮の蛇皮線と猫の皮の蛇皮線どちらの音が美しいか?という小争いの末、蛇と猫は因縁の仲として描かれている書物などもありました。
(※追記:三味線と蛇皮線は張られている皮が違うだけで形は同じものらしい…???うろ覚えですみません。テストなら0点くらいの記憶力。。。)

実は前情報を何も調べずに猫が好きというだけで赴いた展覧会でしたが、猫が好きな人よりも学びが好きな人が好む展覧会だったと思います。ただただ猫が好きなだけならやはり猫の骨や猫の皮など見せられるのは精神的に厳しいものがあるかもしれません。わたしは身近な猫について知らないことをたくさん知ることができてわくわくしました。


図録購入。


こちらはネコネコクイズラリーに全問正解して授与された記念品。

命名
『マカダミアホワイトチョコレート(アイスバー)』

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