2020/02/08 Pechakuchanight Krisima 番外編 学生ナイト

2020年02月08日に鹿児島市内であったペチャクチャナイト霧島 学生ナイト
に行ってきました。

19時開始ということで、三十分前についたので、会場に行ってみると
学生二人がカウンターキッチン内で作業してました。
入れるかわからず、おろおろしてると
中から「ペチャクチャナイトに参加される方ですか?」と声をかけていただき、
寒い外から暖かい店内に移動すると実行委員の人がパソコンをいじっていたり、プロジェクターのセッティングなど
をしていました。

スクリーンの代わりに白い画用紙を何枚か貼っていました。
早く来てしまったので、私も会場設営を少しお手伝いしました。

机をまとめたり、椅子を集めたりと作業をさせていただきました。

19時の少し前、カウンターキッチン内では軽食を作るスタッフ。
プレゼンターや観客が集まり始めました。しかし、軽食の材料が少ないことが判明し、
今しがた来たプレゼンターにお使いを頼むスタッフ。

この光景はちょっと面白かったです。
もも肉とジャガイモを頼まれたプレゼンターは夜の街に繰り出していきました。

みんなが集まり始め、もも肉とジャガイモを買いに行ったプレゼンターが帰ってきました。
ここでトラブルが発生!!!!!
もも肉とむね肉を間違えてしまったようです。
これは、もも肉の前に間違って、むね肉と言っていたので、むね肉を買ってしまったそうです。

そのプレゼンターの人とずっと会話をしていると
目の前に黒いセーターを着たすごくきれいな実行委員が現れ、三人で話をしました。
自分は初めましてと思い、「初めまして」とあいさつをすると、
なんと自分と会ったことがあるとのことで、必死に記憶のページをめくっても
あったことがないと思っていても、実行委員の人はあったことがありますとのこと。

隣のプレゼンターも楽しそうに実行委員と話していたのですが、話そっちのけで思い出していました。
しかし、思い出せなかったので、話を聞いてみると
前々回のペチャクチャ霧島の伊佐ナイトでタイムキーパーをしていたそうです。
その時に自分を見ていたそうで、自分もそのときですか!!とすっきりしました。
しかし、ピンと来ていなかったので、それは仕方ありませんね。
だって、たくさんの人がいるんだもの by たかあき

40分押しで始まったペチャクチャナイト霧島 学生ナイト

一人ずつ書いていきます。

奥村直記さん
鹿児島大学工学部建築学科三年生
長崎出身の建築学科の学生です。建築学科とは無縁の人間の自分は話の中身がかなり新鮮でした。
徹夜が多い、留年、ブラックというイメージだそうです。
情報工学科も似たような感じだなと思いながら、話を聞くと
建築の模型を作るまでにいろんな工程があり、それがかなりブラックに近いものだと感じました。
大学の1~2年生のころはキャンプやアクティブな感じの活動をしていたそうです。
バルセロナ留学を機にこれからの学校生活をよりよいものにできるきっかけがあったそうです。
バルセロナでは建築物を見たり、サッカーの試合を見たり、設計課題をやったりと多くのことをしたそうです。
ここで、彼が意識したことは参加した全員と話す。そして、感じたことをその場に残すことを意識して行ったそうです。
これで、感じたのはこの留学で参加した先輩みたいになりたいということと、努力をしたら結果が付いてくるということです。
これを関東合宿で行い、設計した模型が最優秀賞になったそうです。
三年生になったときに多くのイベントに参加したそうです。
イベントに参加したことで感じたのは、場に付加価値がつく・自分からイベントを仕掛けることができる・他の分野の
人と逢うことで、刺激になる。の三つです。
このイベントを通じて、これに建築物を組み合わせたくなったそうです。
ハードとソフトの両面の長所を知ることで、かけ合わせたときの爆発力は計り知れないだろうと思いました。
友達を五百人作りたいといっていましたが、多くのイベントに参加してくれるといろんな人に会えるので
いい刺激を受け続けてくれるといいなと思いました。


寺田桜心さん
そらのまちほいくえん 事務(広報) ライター
プレゼンの前に一回お酒をひっかけて、プレゼンをしていました。
そのおかげでリラックスしてプレゼンできていたと思います。
彼女は屋久島出身で、屋久島で育ったそうです。
意識高い系というワードがありますが、
彼女をは意識しない系だそうです。これはどういう意味かというと
流れの中で生きているということで、偶然のように思えることも実は必然であると考えているそうです。
彼女のやったことはかごんまが人という学生が主体的に編集発行を行うフリーペーパーを作っていたそうです。
学生が取材をし、編集し、発行する。就活内容を伝えるフリーペーパーです。
学生時代に会社にインタビューをして、編集までして、発行しているみたいで、
読んでみると鹿児島にこんな仕事してる人をしれたり、鹿児島の学生が参考にするとかなり有力な情報が
手に入るんではないかと思いました。
はたおりという任意団体でもライターとして仕事をしている彼女は自分の楽しいことに精力的に取り組んでいる印象を受けました。
ライフワークにしている感じがしました。
ライターしてるきっかけも、ココカラカイギ カゴシマ 第二回の記事をnoteに乗せたのがきっかけでライターになったそうです。
今の仕事もバトンパスというコーナーがきっかけで、そらのまちほいくえんを特集したときに
誘われたことがきっかけらしいです。
これだけ聞いているといい加減ではないかと思いますが、
彼女は流れの中で生きるというモットーがあります。これはタイミングを逃すのが嫌いという理由です。
最後に彼女が鹿児島でやりたいことは、屋久島にすんで、何かをやり遂げたいという夢です。
ふるさとで錦を織るとのことで屋久島で自分の暮らしを作るという気持ちだそうです。
ここまで、楽しく話をされていたのですごいと思いました。
ちなみに、彼女は焼酎が好きらしく、自分は焼酎も飲めるので是非お勧めの焼酎を飲めるところに連れてってほしいです笑。

門之園梨生さん
鹿児島大学法文学部人文学科心理学コース2年生
なんとこのプレゼンを六時から作り始めたそう。つまり、実質一時間で出来上がったプレゼンです。
でも、自分の言いたいことをギュッと凝縮したとてもいい内容でした。
本人が何を思って、学校生活を送っているのかをプレゼンしていました。
高校時代にあった先生が本人の大きな転機になったみたいです。
その先生が知識がとても多く、考え方も多角的であったとのこと。それだけを聞くとかなり魅力的な先生であったと思います。
社会問題も教育側からのアプローチが大切だといっていたみたいです。
自分も教育側のアプローチ解決の糸口がみつかるのではないかと思いました。
学校では主に受動的な授業が多く、必死に勉強をしても、テストが過ぎれば忘れるといった知識は意味があるのかと
彼女の言葉は多くの学生に突き刺さるのではないでしょうか?
もし高専時代や大学時代の自分に言われたら、すこしでも学校生活が変化したことでしょう。
今の学生は能動的な授業を受ける人が少ないという現状は、自分の大学時代に周りに多かったです。
卒業に必要な科目数は取っているから、あとは取らないという人も多かったです。
彼女はカルフォルニアに留学した時も貧困問題に直面し、その問題をフードバンクなどボランティアで支援している現状を見て、
地域のつながり、地域の力に可能性を見出したと思います。
地域のつながりや地域の力を出すためには、子供の主体性を引き出すことがカギになると感じた彼女は
今後フィンランドに留学し、教育大国で主体的な子供を育てる教育を学んできたいといっていました。
スポンジのように吸収してきてくれると思います。
昨今は地域のコミュニティの希薄化が問題になっています。
地域自体の力を引き出すためには、子供の主体性を伸ばせばいいのではと考えているみたいです。
地域×教育実現させることができれば、子供の視点で地域の良さを見つけ、
地域を盛り上げるイベントを若い世代で企画していけば、地域の活性化につながるのではないでしょうか?
ぜひとも、頑張ってほしいです。

瀬利勇飛さん
鹿児島大学環境化学プロセス工学科2年生
彼はFriday for future kagoshimaの活動をしているそうです。
皆さんこのワードを聞いて、ピンときてる人は少ないと思います。
まぁ、これを書いてる私も正直全く知りませんでした。
活動の和名は「未来のための金曜日」です。
この活動は気候変動に関して、声を上げることです。デモ活動と思いがちですが、この活動はデモではありません。
一人一人の意識を少しずつ変えていきましょうという活動です。
彼がこの活動を知ったきっかけも静岡でこの活動に関する話を聞いたということです。
ほかにもFriday for futureの30分近くの動画あるのですが、これを見たときに心を動かされて、この活動をしているそうです。
活動をしているときには家族や友人から何してるの?とか言われるが、活動を通して多くの人からの支援をしてもらえたことは
かなりうれしかったそうです。
この活動は日本各地でも行われ、海外でもやっています。気候変動も同様に多くの影響を我々に与えています。
例えば、オーストラリアの大規模森林火災もユーカリの葉の自然発火による火災であり、気候変動により、多くの動物がなくなってしまいました。そして、日本は今年かなりの暖冬で、スキーの雪不足などがあります。
皆さんはマイクロプラスチック問題をご存じですか?
海にプラスチックを捨てるとそれを魚が食べる、食べた魚は捕まえられ人間に食べられる。
魚に蓄積されたプラスチックは人間も食べる。これは悪循環です。
この悪循環を断ち切るためには分別をしたり、プラスチックごみを出さない努力をすべきということです。
こういった現状があり、現実から目を背けることはたやすいが、それと向き合い、解決する努力はとても大変です。
解決するためには多くの人が環境問題に目を向けることが大切です。
多くの人が環境問題に目を向けることができれば、きっと環境が今後よくなっていくでしょう。
事実は無視はできます。しかし、現状は否定できない これは彼がプレゼンで言っていたことですが、
彼のプレゼンを聞いて、この言葉がずっしりと胸に響きました。
環境問題に取り組むためには一人の百歩よりも百人の一歩の方が大切です。
まさしく、そうだと私も思いました。

終わった後もテンラボのたかはしくうがさんが来たり、はたおりのメンバーがきたりといろんな人の出入りが激しい軽食会でした。
みんな仲良くお話ししていたので、僕も入りやすかったです。
レッドブルの企画も話を聞くとすごく面白そうでした。

ペチャクチャ自体、学生が主催でしたので、時間通りに始まらなかったり、終わる時間がだらだら伸びたりと学生らしさを
感じるイベントでした。
私はこのイベントを岡山さんには言ったのですが、学生さんならではのグダグダ感がありましたと言いましたが、
初めてのペチャクチャなのでどこか抜けてるところがあったりと厳しい意見を言ってしまいそうでしたが、
でも、そんなペチャクチャも楽しければいいと思います。

医療職の人間が飛び込み、皆さん受け入れてくれる環境を作ってくれたことに感謝です。

このイベントを通じて、好きな映画である「耳をすませば」の好きなセリフを思い出しました。

「荒々しくて、率直で、未完成で…まるで聖司のバイオリンのようだ。」

これは雫が背伸びをして、小説を書き、司朗さん(聖司の祖父)に読んでもらった後に言ったセリフです。
若い時はだれでも未完成です。そして、未完成だからこそ、いろんなことに挑戦するし、挑戦から得ることだってある。
今回のイベントの皆さんもどこか荒々しく感じて、その中には熱意に満ち溢れるものを感じました。
自分もこんな人たちと学生生活を送れたら、今何してたんだろうと考えてしまいます。

そして、もう一つのセリフも思い出しました。

「自分の中に原石を見つけて、時間をかけて磨くことなんだ」

私含め、このイベントに関わってくださった皆さんに当てはまるかもしれません。
一人一人違った潜在的能力が備わっています。それを自覚し、そのクオリティを上げることで
今考えてる景色とは違った景色が見られるかもしれません。
皆さんの話を聞いて、希望に満ち溢れていました。
このレポートを書いているときも、あの空間は正のエネルギーしかなく、居心地がほんとによかったです。
また、ある時はぜひ声をかけてください。
ご飯食べるときは声かけてくれたら、行こうかな笑。

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