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東山魁夷

5月に御開帳の長野・善光寺を訪ねました。
雨のしとしと降る日、傘をさした
たくさんの人が行列をなしてました。
聞けば回向柱の行列待ち、1時間かかるとのこと。

横目で見つつさらりと通りすぎて
本殿へごあいさつ。

こちらもたくさんの人がおり、これほどの人になると、ごあいさつをするのも一苦労です。
すっかり人に酔ってしまい酸欠になってました。

リフレッシュがてら、
となりにある長野県立美術館へ行くことに。 
https://nagano.art.museum/higashiyama_kaii_gallery

ここは、昔NHKだった場所だそうです。
善光寺のすぐとなりで、電波とばしてたとは
なんともいえない気持ちですが、
いまはキレイな美術館になって良かった。

常設展の東山魁夷を観覧。
有名な作品は、
・唐招提寺の御影堂障壁画。
・白い馬シリーズ。

作者は、長野県が気に入って作品の一部を
長野県へ寄贈しています。

作品を見ていると、
葛藤、悲哀、郷愁、希望、祈りなど、
筆をとっているときの内面を感じとります。

風景画は、
移り行く景色を残したいという記録のように
書かれたものであったり、
移り行く時代に寂しさを感じとったり、
土地や自然界に対する畏敬の念であったり

自覚は全くないのですが
作画の方法は詳しくないので筆遣いではなく、
どんなエネルギーが残っているのかなっと
無意識に見ては楽しんでいます。

展示室には、映像コーナーがあります。
作画のようすを写した写真や、
生前にのこした言葉が流れています。
そのなかに、
絵を描くことが "祈りである" と表示された
映像を見て、東山魁夷さんの作品の変遷に伴った
意識を理解出来たように思いました。

例えるのならば、
修行の先に行きついた真実を信頼し、
開眼した高僧のようだと捉えました。

実際のお顔写真は、目がこの世のものをすべて見渡す
眼光でドキっとしましたもの。
宇宙人っぽいです。

白い馬シリーズは、
チャネリングして書いているものだと感じます。
一度見たら忘れられず、
ポストカードを買いましたよ。

絵は媒体。
シンボルとしてその先のエネルギーと
繋がりやすくなるポータルのようなものもあります。
宇宙的なエネルギーをたずさえた、
作者の作品から感じとる感覚をお伝えしました。

気分転換と雨宿りに入った、美術館で
素晴らしい作品に出会うことが出来ました!
善光寺とあわせて足を運んでみてくださいね。

※本文の一部、全部の転用はお控えください。





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