【第1回】イラストレーター目線で見る!HiraganaKawaiiGirl#1~#5【NFT】
はじめに
はじめまして!
「HiraganaKawaiiGirl」のイラストレーターをしています!テーラーちゃんです!
今回から、コレクションに出している作品を作者自ら解説していこうと思います!
ここでは、”作品そのもの︎︎”に関する事しか話しません。「コレクションについて知りたい!」という方は、当コレクション運営担当のたていすくんが書いた記事がありますので、下記リンクより、まずはそちらから読んでみてください!
(せっかくなので、たていすくんの記事を読んだ後、ぜひ!この記事も読んでください…!)
それでは、現在リストしている5枚の作品について、詳しく見ていきましょう!!!
#1 あ 〜王道であること〜
最初の作品をつくる時に考えていたことは、「王道であること」です。
最初の作品こそコレクションの顔であり、イメージをになっていくものだと僕は思います。そこで、「着物」の形はあえて崩さず、反物の柄や帯締めなどでテーマである「さくらんぼ」を表現しました。
桜の花と、小さなさくらんぼがプリントされた長着は手書きで仕上げています!
小さな白いビーズの一つ一つにも、桜の花があしらわれています。
#2 い 〜圧倒的かわいい〜
裏テーマはズバリ、「圧倒的かわいい」です!
ここから既存の「着物」に、どんどんアレンジを加えていきます!今回は、長着、袴の下に首元にフリルのついたインナーを1枚、着せています。
柄はあえてシンプルに、チョコミントの色味を全面に出していきました!たっぷりのチョコヘアピンが作品を印象的にしています。
キラキラした宝石を散りばめて、着れば誰だって気分があがる!そんな1着です!
耳飾りは、イヤーカフの代わりに、髪飾りと同じリボンをつけています。
#3 う 〜紳士服だってかわいい〜
この子にはなんと!紳士向けの羽織袴を着てもらっています。
彼女自身が綺麗なブロンドヘアとブルーアイズを持っているため、あえて幾何学的にバームクーヘンを表現して見ました。
羽織の上からさらにチュールをまとわせ、かわいらしいシルエットになるようにしています。
衣装のあちらこちらにある丸いビーズは、瞳と同じ澄んだブルーになっています。
#4 え 〜個性の融合〜
さて、来てしまいました。ケモ耳がある子ってそれだけでシルエットが他とは違い、個性が強いので、しっかりとミルクティー要素を詰め込んで行きたいところです。
角砂糖、ティーパック、紅茶色のブローチ、ミルクを注ぐ時にできる螺旋、ティーカップの模様…ひと目でわかるほど、詰め込んでいます!
お気に入りポイントは、前で大きくリボン結びにした帯です!
#5 お 〜その子らしさをアレンジに〜
この子は好きな物がそのまま自分の容姿に表れていたため、それを生かして和服の形に落とし込んでいきました。
マントの代わりに肩にかけた長着を、プリンをモチーフにしたボタンでとめています。
シルエットにテーマであるプリンを持ってきたかったため、袴ではなくギャザーをたっぷりあしらったスカートの中に、パニエを3枚重ねています。
帯締め、帯留め、そして長着の模様は、バニラの花をモチーフにしています!
さいごに
いかがでしたでしょうか?
僕個人としては、まだまだ語り足りないですが、そもそも、作品に落とし込んだものを言語化する行為そのものが野暮なのかも知れません。
それにしたって、クリエイターというものは、自分の作品の中に隠れメッセージのようなものを入れすぎなのではないかと、ふと考える時があります。見ている側に高度な読解力を求めすぎるのは、創作者としてどうなのでしょうか…。まあ、ひと目で全てを理解できてしまうほどデフォルメ化してしまうと、もうそれはピクトグラムとか、そういった全くの別物になってしまいますが。閲覧者にひと目で作品の意図を理解させられるだけの表現力と、面白いストーリー性を兼ね備えた作品を、作れるようになりたいものです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!それではまたお会いしましょう!
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