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Live from Covent Garden review — performances bring joy, sensuality and passion to a night in

2020年6月27日(土)19時30分(現地時間;日本では27時30分)よりロンドンロイヤルオペラハウスから有料配信された作品のTIMES誌の批評です。https://www.thetimes.co.uk/article/live-from-covent-garden-review-performances-bring-joy-sensuality-and-passion-to-a-night-in-v03x7p3xm

まだ観ていないのですが、これを読むと観なきゃ!と思います。前2回が今ヒトツと感じたのも...

7月11日まで4.99£(520円くらい)で視聴可能ですhttps://www.roh.org.uk/


上演は楽しみと喜びと情熱を呼び起こした

観客がないなか、3週にわたり土曜日に生で配信されたロイヤルオペラハウスの公演は成功に終わった。正直に言って、最初の2回は楽しいものではなかったが、この最終演目に文句をつける人はいないだろう。

演目の選択が明るいものだっただけでなく、演じていることそのものが、制の喜びを発散していた。司会のケイティ・ダーハムのおしゃべりと上流階級向けの音楽とダンスが間に挟まれたけれども。

ロイヤルオペラとロイヤルバレエはどちらも若い成長株を選ぶ賢明な選択をした。歌手では、ロイヤルオペラのジェッテ・パーカーの若者向けの指導を受けたニュージーランド系トンガ人のテナー歌手、フィリッペ・マニュで、彼はロッシーニとドニゼッティでの素晴らしい役において将来が約束されている。

加えて印象的だったのは南アフリカ人のソプラノ歌手、マサバン・セシリア・ランワナシャで、ガーシュインのポーギーとベスとカタラニのLa Walleyで豊かな声を響かせた。そして英国人のメゾソプラノ、ステファニー・ウェイク‐エドワーズのコントラルト(メゾソプラノとアルトの間の音域)の響きに魅了された。彼女の声はヘンデルのヘラクレスからどこに飛んでいくのかわからないくらい素晴らしかった。

ロイヤルバレエの成長著しいダンサーによる2つのパドドゥは歌曲に増して素晴らしかった。金子芙生とリース・クラークはケネス・マクミランのコンチェルトでショスタコーヴィチのピアノコンチェルト第2番に乗せて作品本来のエレガンスを表現した。マクミランはこの作品はL・シーモアのバーレッスンを見学しているときに閃いたと言っており、金子の優雅に伸びる身体を支えるクラークの差し出された腕がバーを彷彿とされると言っても大げさではない。

クリストファー・ウィールドンの2008年の作品、Within the Golden Hourからのパドドゥは空気の流れを感じるフォーク調のエリゾ・ボッソの弦楽曲に合わせて演じられた。The golden hourとは写真家が日の入り前の光の輝きを指す言葉である。マヤラ・マグリとマシュー・ボールによる荘厳、かつ悲しみをたたえた踊りは先月48歳で亡くなったボッソへの哀歌となった。

7月11日まで4.99£で視聴可能