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シンデレラ 新国立劇場バレエ団(1)

新国立劇場バレエ団のシンデレラを観てきました。
1日目の夜と2日目の昼の2公演。ほぼ同じ座席でそれぞれのキャストの違いを感じることができました。

1日目の夜公演はひさしぶりの夜公演に気分が向上。
ふわぁ…と夢の世界に連れていかれました。
小野絢子さんのシンデレラと福岡雄大さんの王子。
義理の姉の一人に奥村康祐さん、春の精に五月女 遥さんと新国立劇場バレエ団で注目しているキャストが揃いました。

シンデレラには2つ思い出があって。
初めてロンドンで観たロイヤルバレエの公演が『シンデレラ』で、その舞台がとてもとてもおもしろくて、ポスターを買って帰って今も部屋にあること。主役はコジョカルとコポー、義理の姉たちはアンソニー・ダウエルとウェイン・スリープでした。
数年前のNHKバレエの饗宴で見たペア、何これ、日本にもこんなリアルなお姫様と王子様がいるの!と思ったのが今回の小野福岡ペアのシンデレラ。
そんなこともあり、とても楽しみにしていた公演。

その期待をすぱーんと超える舞台でした。
奥村さんの義理姉に終始目を奪われつつ、絢子姫も観たい、お父さん(貝川さん)も、道化(木下さん)も…あぁ眼福。
五月女さんのキレッキレな踊りと腕使いに
何これ、イケメン4人組

2幕のシンデレラのソロで地震がありました。情報によると震度2。体感的には結構揺れました。そのざわめきをもろともせず踊り続ける絢子姫。それを見守るキャストとオーケストラ。ほわぁ…でしたこと。

3幕での姉たちの手遊びに加わろうとする絢子さんの表情、その前のオレンジや舞踏会での話を心から楽し気に聴く仕草。
カーテンコールでの奥村さんの腰を下ろしての女性ダンサーと同じようなお辞儀
小野寺妹と木下道化とのやり取り

延々と拍手が続くのでした