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10年続けられること

名古屋に行ってました。
目的はダンス公演。一度行ってみたいと思っていた劇場で観たい公演が上演された。
その劇場に行きたいと思うようになったのは、その劇場に舞踊専門学芸員がいるから。その方の存在がきっかけのひとつとなり、私は学芸員資格を取得した。

名古屋で学芸員として働いている人とお話をした。
学芸員は専門職で研究職で、資格を取ったからとその職に就けるものではない。その人も働きながら論文を書いて、その成果として今の職を得た。

今年度、所属の職員配置の関係で学芸業務も担当することになった。何もわからない、何もできない。資格を持っているからといって、その場でできることは知れている。
学芸員としてやっていきたいなら、これからしばらくの間、修行のような時間が必要だ。業務を学びつつ、自分の専門を持ち、研究成果を出していく。それができるのか。

お洋服が好きで、ディオール展やマリー・クワント展に行った話をすると、関連する施設での求人を教えてくださる方。私はその求人に応えるものがない。

15年前に社会人大学院で出会った方がアカデミック職に転職された。15年と言わずとも、これから10年やれば、道は広がるのかもしれない。
そのためにやるのでなく、あくまで楽しくて、やりたくてやることならば。

やりたいことはある。それを10年続けられるかはやってみないとわからない。

そういえば、走り始めて10年経ちました。