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2020年版てつROW的女性声優歌唱曲はこれがよかったよね

はじめに

 おはこんばんちゃっすてつROWです。2020年ももう終わりです。今年もいろんな曲が出ました。今回は今年リリースされた女性声優さんが歌われている曲で、僕が聴いて特に好きだな〜いいな〜と感じた曲をアーティスト名義、キャラソン問わず記録していきたいと思います。
 再度申し上げますが、てつROWが聴いて、印象に残っている曲を記録しておくだけです。実際まだ敢えて曲を聴いていな声優さんもたくさんおりますので、それは追々吸収できたら良いなと思っています。
 あと、僕はだいたい「この曲いいな!」と感じているときはおおよそ好きなフレーズがあってそうなるので、歌詞をワンフレーズとか引用して記録できたらと思います。ちなみに今回は声優アーティスト10曲でお送りします。キャラソンは今度書きます。

女性声優アーティスト部門

早速行きましょう。マジで思いついた順に書きます!

1. Agapanthus / 麻倉もも

 作詞・作曲:渡辺 翔 編曲:倉内達矢
 AL『Agapanthus』M13

 一曲目は麻倉ももちゃんの2ndアルバムより、リード曲のAgapanthusです。なんて可愛らしい曲なんでしょうか。ももちゃんの曲は恋の歌が多いですが、この曲はちょっと雰囲気が他と違いますよね。まあ愛の気持ちが重い歌が多い中でコレはちょっと別の切り口かなと思いました。Bメロを初めて聴いたとき少しドキドキしましたね。めっちゃ好きです。ふと、そこが聴きたくなって結局アルバムを通しで聴いたりしています。

2. ティーカップ / 上田麗奈

 作詞:安藤紗々 作曲・編曲:広川恵⼀ (MONACA)
 AL『Empathy』M04

 二曲目はこちら、上田麗奈さんのアルバムより、トラック04のティーカップです。なんですかね、ゆらゆらしている歌です。かつ、歌詞もふわふわしてて、僕は初めて聴いたときちょっと不安になりました。
 前のトラックが『Falling』というインスト曲ですが、まさに落ちた先のような感覚です。そしてこの曲、最後のフレーズが

抜け出せずに揺れる ティーカップから

で、しかもそこでピタリと音が止まる。初めて聴いたとき「うおっ」って言っちゃいましたね。やっぱりこれはそういう歌なんだ!みたいな。聴き終えたときの「別に怖い夢とかじゃないんだけど、朝起きたらちょっとあれな感じの朝」みたいな気分になりました。とても印象的です。

3. 声 / 内田彩

 作詞・作曲・編曲:hisakuni
 SG『Reverb』M02

 三曲目!内田彩さんの4thシングルのカップリングトラック、声です。これ今年の曲の中でもかなり好きです。内田彩さんのアーティスト5周年アニバ的な立ち位置の歌でもあります。リリース自体は3月でしたが、リリックビデオが内田彩さんの誕生月であるところの7月に公開されています。


 まず驚いたのが声優さんの曲のタイトルに『声』という単語が使われていることです。結構踏み込んでますよね。リリース当初はhisakuniさんのこっち系のやつね!了解!って感じで聴いてたんですけど、タイトルを冷静に考えたのと、リリックビデオ見たら大きい声出ました。

今の私が、今の私だから、届けられる声があるって思えるようになれたんだ

 このフレーズが好きで好きでたまりません。声優さんとして、アーティストとして活躍されてきた内田彩さんの歴史が積もっているようにすら感じられます。

4.恋と呼ぶには / 和氣あず未

 作詞・作曲・編曲:hisakuni
 SG『Hurry Love/恋と呼ぶには』M02

 四曲目は和氣あず未さんの2ndシングルから恋と呼ぶには です!MVが公開されたとき会社の先輩と寿司食べてたんですけど早く観た過ぎて食事に集中できなかったんですよ。
 まず振り付けが可愛らしいですね。

 アップテンポでダンサブル、聴いていると思わず動きたくなっちゃうような曲調に、甘酸っぱい歌詞ですよ。hisakuni先生は恋の歌詞となると「傷つかないための予防線」を張ったりほどいたりしがちですね。まあそこが好きなんですよ。もっとバンバン張ったりほどいたりして欲しいですね。傷つかないための予防線を。
 それはそうとhisakuni先生の恋の歌詞ってのは「一歩進んだの!?進んでないの!?どっち〜〜〜!?!?」みたいなじれったいような甘酸っぱいような、青春っぽさとオトナっぽさの調和が良いですよね。

恋と呼ぶにはちょっと早すぎる
関係から一歩踏みこめば
同じ分 下がっちゃうような
意気地なしストーリー

 とはいえ、この曲では同じフレーズが1サビとラスサビで使われていますが、二番のBメロの歌詞で一歩踏み出している様子から、同じフレーズでも受ける印象が違いますね。お気に入りです。
 このシングルは本当に全曲好きなので一曲選ぶのはかなり悩みましたがこちらとさせていただきます。てかあじゅじゅは2020年で曲リリースされまくってますし本当に良い曲多いので別の記事とかで記せたらいいなぁなんて思います。

5. hello new pink / 伊藤美来

 作詞・作曲:ゆいにしお 編曲:水口浩次
 SG『Plunderer』M02

つづいてはみっくの6thシングルよりカップリング曲のhello new pinkです。アニタイのB面としてはいささか攻めすぎでは?と思いましたが違うんです。僕らが待っていたみっくはこの路線なんです。
 でまあコレも恋の歌ですね。みっくの恋の歌といえば、デビューSGの『泡とベルベーヌ』とか『恋はMovie』とか、とにかく明るくってこの先の恋の行方に期待を膨らませているキラキラした歌詞の曲を思い浮かべがちなんですけど、この曲は全く別路線ですね。かと言って『No Color』のような恋に落ちた瞬間を描いてる訳でもないです。
 曲調はかなりダウナーというか落ち着いている感じですが、歌詞の言葉選びが結構強烈ですよね。ゆいにしおさんのエッセンスがバッチリとマッチングしていい雰囲気に仕上がっています。

あなたの嫌いな色全部 避けてしまってた
クローゼットにはワタシイロのワンピースが、
スカーフが、パンプスが
まだたくさんあるのに!

ね。この曲は「なんでわかってくれないの!?」というもどかしさと、「それでも彼の理想に近づきたいの!」という葛藤みたいな、リアルな感情が込められていますよね。結果的にこの歌は最後の方で二人の距離が縮まっているようなのでよかった(?)ですが、良い意味で気怠い感じを貫いてここまで色々な表情が感じ取れる曲はすごいと思います。

 (彼の事に囚われ過ぎている曲といえば麻倉ももちゃんの『シュークリーム』とかもありますけど、あれは如何せんその"彼"がちょっとアレな人物像すぎるでしょ)

6.Catharsis / 雨宮天

 作詞:上坂梨紗 作曲:NA.ZU.NA 編曲:ArmySlick
 AL『Paint it, BLUE』M04

はい次は雨宮天さんの3rdアルバムからこちらの曲です。なんと言ってもこの曲はさすが声優さん!って改めて感じさせる曲じゃないかなって思いますね。フレーズによって天さんのいろんな声色が聴けます。お得じゃん。僕はですね特に2サビ直前が好きです。

四の五の言わず 不幸になれよ

 言葉が強い。言い方が強い。でもやっぱり心のどこかで求めている天さん像。僕は休日というとTrySailの一番くじみたいなやつで引いた目覚まし時計で起きてるんですが、その中でも天さんは結構強めの物言いするんですよね。まあまあ興奮するんですよね。つまりはそういう事です。

7.アンチテーゼ / 夏川椎菜

 作詞・作曲・編曲:すりぃ
 SG『アンチテーゼ』M01

 発表の仕方がすごかったっすこの曲は。んでもってすりぃさんの描く世界観と夏川の生み出す歌の世界ってこんなにマッチするんだ!!!!ってびっくりしちゃいましたよ。てか、歌詞の感じもなんとなく似てますよね。僕はあんまりボカロPさんとかは造詣が深くないのでアレなんですけど、夏川リリックは結構ボカロPっぽいなと思っていました。暗いとか卑屈とかではないんですけど、かと言って完全にポジティブな訳じゃないし、なんかそういう雰囲気です。ジュブナイルな感じです。超ざっくりだけどそういう事です。それを本業のひとが書いたらまあこう天才になるわな。サウンドはバリバリかっこいいしリリースされた時に多分4回聴いた。

8.いつか雲が晴れたなら / 内田真礼

 作詞/作曲:kz(livetune) 編曲:TAKU INOUE
 SG『ハートビートシティ/いつか雲が晴れたなら』M02

 次は真礼たそのいつか雲が晴れたなら です。kzさんの天才リリックと天才メロディーにTAKUINOUEさんの天才サウンドが合わさり真礼たその綺麗な歌声が響く最強ミュージック。この曲を聴いた第一印象は、もう空から晴れ渡る山々や街を見渡しているような、とてもとても穏やかな感じでした。それを感じさせる多くの要素はイノタクさんの織りなすサウンドだったと思います。
 この曲の歌詞は、ちょっと拡大解釈かもしれないですけど、かなり今の時代を表しているような感じがします。

変わったものや 変わらないこと
知れば知るほど 愛しくなる
一つ一つ胸に 抱き進もう

正直先が見えないこの状況の中、それでも空を見上げられるよう、笑っていようって気持ち。そこにあり続けた大切なものたち、今は雲がかかっていて見失いそうだけど忘れないでいて、いつか雲が晴れたならみんなで空を照らそうってメッセージ、心に刻まれています。本当に穏やかな気持ちでこの曲をみんなで一緒に歌いたいね。

9.Winding Road / 大橋彩香

 作詞:Kanata Okajima 作曲:Kanata Okajima, MEG 編曲:MEG
 AL『WINGS』M05

 続きまして、大橋彩香さんのWINGSより、Winding Roadです。本当にこの人は声がかっこいい。んでもってこの曲はかなり浮いてます。イントロで大きい声出すじゃん。サビで大きい声出すじゃん。1サビ終えてでかい声が出ました。なんすかね、これペンデュラムみたいなんですよ。別にビートはDnBじゃないんですけど、曲の作りがペンデュラムみたいなんですよ。正確に言うとDnBでよくやられてる構成をバリバリのロック調でやるから結果的にペンデュラムみたいになるんですよ。
 初めて聴いた曲を聴き終えた時ってその曲のフレーズは思い出せないけど、似たような雰囲気の曲が頭の中をループし始める事ないですか?ないですか。そうですか……。僕は出勤中にこのアルバムを聴いたら会社では脳内がペンデュラムでした……。まあでもかっこいいっす。へごちんの歌声に厳ついギターやシンセ本当に合う。

10.夏休みが来るまえに / 悠木碧、内田彩、伊藤美来、村川梨衣、Machico、和気あず未、富田美憂

 作詞:大西洋平 作曲・編曲:持田裕輔

 最後はこれです。開催されるはずだった日本コロムビアのイベント、コロちゃんフェスのテーマソング。僕ジェットコースターみたいな曲好きなんですよ。マジでこの曲はメロディーラインがジェットコースターです。歌っている人が多いので当然たくさんの展開が必要になると思うのですが、難なくそれをなし得ているのがまあヤバイですよと。んでもって大西洋平先生の天才リリックです。本当にこの方は、夏になるとすぐ女の前髪切るんだから。まあそれはそれとして。いつかこの曲をライブイベントでみなさんで歌唱なさっているところをみたいです。これ一生の目標にしておきます。風邪ひかないでねって、言ってるじゃんね。これをですね、2020年の総まとめ文章として制定したいと思います。まずはディスクでリリースしてほしいですね。

まとめ

 以上です。2020年はイベ禁とかばっかりで憂鬱だったけど良い曲にはたくさん出会えたと思います。こんどはそれをライブとかで聴きたいじゃんね。来年は多少マシになるかな?マシにならなくても楽しみなリリースがたくさんありますので、まずは決まっているそれらに期待しつつと言う感じでしょうか。来年の曲との出会いも大切にしたいですね。

おしらせ

 ここまで声優さんの曲についてたくさん書き込んできましたが、どうですか?
声優さんの曲を大きい音で聴いてみんなで楽しみたくなってきませんですか?


ですよね。


いいお話があるんですよ。


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声


2021年2月21日(日) 長野県松本市 Studio SONIC

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