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感想記事:『あやかしトライアングル』第2話

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前回のあらすじ:心鎮壺失敗
それでは週刊少年ジャンプ『あやかしトライアングル』第2話の感想を綴りたいと思います。

時間軸は高校生活2日目の朝。

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男子が女子の肉体を手に入れたら当然やるよね!
と言いたいくらいTSものとしては定番なのですが、あたしとしては「おお!?そういう反応するか、まあそうだよな」くらい軽衝でしたね。
足掛け10年『ToLOVEる』読んでたせいですわ。
リトが最初に女体化してここまでくるのに3年かかったからね。
しっかしこの臍下に収まらない巨大な呪印、そそるずぇ…

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身体をまさぐっているところをすずちゃんに見られてなじられる祭里ちゃん。
「でも立場逆なら同じことすっだろ?」と返すと

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このカオよ
前回も触れましたけど、やっぱりすずちゃんは性欲強めの娘として描かれてますねコレ。欲望マシマシ系ヒロインいいぞこれ~。

登校は一緒だけど、およそ3年で空いた心理的距離はすぐには変わらないようで

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ソーシャルディスタンス!
検査の結果良し!
熱が出てるけど良し!(ダメです)

1話だけだと忍者の家系ということも相まって、祭里には前時代的なイメージがどうしてもありましたが、通学中にスマホ取り出してソシャゲで時間を潰すあたり、祭里も「普通の現代っ子」ということがうかがえますね。

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市名が小美呼市と判明しました。
すずの性質の巫女から取っているのか、神霊を奉ずるお神輿からきているのかのどちらかでしょうが、わかんないですね。
彩南町は「災難」からきているとすぐわかるのですが…

そしてここで新キャラ登場!

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そのうち出るやろと思っていましたが、ヒロインの女友達、速攻で出してきましたね。
ポジションこそ『ToLOVEる』のリサミオですが、デザインは完全に一新されてるように感じます。ルーシーに至っては『ToLOVEる』や『ダリフラ』にもあまりいなかったタイプなのでなんか新鮮。インスタ映えとフリーメーソンが好きな娘でしょうか?(インスタ蝿だけは勘弁な)

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先週からまっちゃんが装備していた風車は攻撃力アップの媒体兼サーチを担う、割と大事なアイテムだったようです。前回の見る限りだとただの飾りにもみえましたからね。飾りじゃない…!囲炉裏も風車も…

サーチに引っかかったのは案の定シロガネ。交換条件で巻物を返せと要求しますが当然決裂します。巻物さえ取り戻せればそれで魔力も元に戻る仕様のようですね。
なんとなく術者が封印解除もセットで行って初めて戻るものだと勝手に思っていたので、地味にシロガネ側と祭里ちゃん側の難易度に差がある気がしますね。それこそシロガネが手段選ばずに祭里を惨殺すれば、それで魔力も奪還できるでしょうし。

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まあここまでコミカルに描かれてる以上、それは無いと思いますが。
話それますが、あたしは物語の悪党も好きになるタチですが、その中でも改心の余地とか同情するような過去とかほとんどない生粋の悪役の方が好きなんですよね。ディズニー映画のヴィランズや『魔人探偵脳嚙ネウロ』のシックスなんかがタイプだし、『魔法少女まどかマギカ』シリーズのキュウべえのように好き放題やった代償に逆襲されてフルボッコにされるのも然るべしだし。
でもそこでコミカルなヴィランはダメなのかというとそうでもなくて、一目見てコメディリリーフ的存在だとわかればそれはそれで愛着が出てくるんですよね。『ヘラクレス』のペイン&パニックがこれに近くて、やってることは主のハデス同様ヴィランのそれなんですが、ドジ踏んでばっかでなんとなく憎めないと言いますか。

今回のシロガネもそんな感じ。封印されていた妖怪を手下として使役しようとしますがまるで言うことを聞かず、すずちゃんの方に行ってしまいます。

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攻撃力2700くらいの顔である。すずちゃんがディナーになっちゃう!

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颯爽登場!かっこいい!

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「黙ってろカス」と言わんばかりに瞬殺。え、強。

遠巻きの護衛では足りないと判断した祭里は、女友達としてすずの近くですずを護ることを決意。遊戯と闇遊戯くらいいつでもいっしょにいたければそれしかないよなあ!

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ヤヨルーちゃん、早くまっちゃんにもスキンシップという名目のセクハラをよろ!その娘がセクハラされるところを見せてちょうだい!

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女友達だったら隣に座るのも普通。ゼロ距離良し!
顔が赤いけど良し!(良いです)


2話目の感想としてはまず「やだ、まっちゃんかっこいい」でしたかね。

今回あたしの目についたのはまっちゃんの「眼」でしたね。
多分意図的に描き分けてるんだと思いますけど、普段はハイライトの入った普通の瞳なのに対して、戦闘時や妖怪関係の話をしてる時とかは文字通り「眼の色が変わってる」ことが多いんですよね。

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いまいち危機感の薄いすずちゃんに忠告したり

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校舎裏でシロガネと対峙したり

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すずちゃんのピンチを察知したり

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巨大妖怪を屠る時なんかは、この真剣モードの眼になっていて、普段との差別化もあってでしょうかね「かっこええわコレ」って感じなんですよね。
『ToLOVEる』で似た表現はアゼンダにぶちぎれたモモとかがありましたが、あれもあたしの好きなシーンの1つだったりします。

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そんでもって「眼」についてはもひとつ触れたいのですが、後述することにして今は置いておきます。

上記を踏まえた上で今回イチオシしたいシーンは「まっちゃんが女友達になる」ことを決断するところですかね。

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「ToLOVEる vs 変態王」さんでも少し触れてましたが、女友達を公言するってことは、祭里の男性性の大部分を自ら捨てることが発動コストとしてどうしても求められてくるのかなと思うんですよね。そうなると上の場面は「男を捨てる覚悟を決める」の一端にも見えてくるわけでして。
あたしはこういう決意をこめるシーンというのが結構好きなんですね。
『ToLOVEる』だとメアちゃんがリトの守護者として戦うことをはっきり口に出すところなんかが、これとはちと趣きは違いますが大好きなんだなも。

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で、この手の演出がなんで好きかっていったら、これの後には高い確率でヒロインピンチの演出がくる、あるいはくると容易に想像できるんですよ。
実際メアちゃんも(即落ち2コマみたいに)この後クロの電撃攻撃でダウンしてしまいますし。

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ダークネス戦でも最終的にはダークネスに捕まってしまいますが、あたしが「興奮するずぇ」とくるのはその直前のダークネスの台詞

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これは要するに「決意の固いヒロインほどなぶりがいがある」という、ヒロピン好きな方だったら共感していただけると思う(思いたい)要素なんですよ。
祭里がすずを護るために戦うと決めたのは既に3年前のことなので、今回のまっちゃんの覚悟はこの手のとは若干毛色は違いますが、どの道「戦う決意を新たにしているヒロイン」であることには変わりないので、この後にくるであろう(つーかあってくれ頼む)、敵方の攻撃や策に苦しめられる様がより映えるということなんですよ。想像しただけでそそりますわ。

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加えて先ほど置いといた「眼」ですが、これもヒロピンがより映える大事な要素なんですね。
『BLACK CAT』162話にて、拘束されたイヴが電流を受けて苦しむシーンでもわかりますが、この時も眼はハイライト抜きの白黒のみで表現されてるんですよね(電子書籍がないため画像無しです、ごめんなさい)。
「シリアスな場面」から派生して「攻撃や拷問に苦しめられる場面」にも用いられやすい描き方だから、この眼の描き方好きなんだと思います。

だから今回の感想を正確に言えば「まっちゃんかっこいい!きっとあなたが苦しみもがく姿も最高なんだろうなあ、うへへへへ」といったところでしょうか。

あと今回、祭里の戦闘力もはっきりしました。前回あたしは「TSによって弱体化してると嬉しい」みたいに書きましたが、封印される程の上級妖怪を一瞬で斬り殺しているあたり、雑魚じゃ相手にならないことがわかりました。
最初こそいささか残念に思いましたが、これはこれでアリだとも思います。
先ほど私は「ヒロピンが映える要素」云々と言いましたが、「普段のリアルファイトは強い」ヒロインの方が、いざピンチになった時により興奮するものなんですよね。加えて今のところすずを守護するために戦えるのは祭里だけ。つまり平時はソロで支障がないゆえに、いざその防御が突破されそうになったとしたら、祭里へのダメージは単に肉体的な苦痛に限らず、その後にすずが喰い殺されるであろうことへの焦りも加わるわけでして、エモさマシマシ以外の何物でもないよと。

もっとも、そこまでガチなヒロピン描写は流石に望み薄ですし、仲間の祓忍くらいいる可能性の方が高いので、この話はここまでにしておきましょう。
後は同人絵師の皆々様に任せます。

長くなったし、今週のすずちゃんの最かわシーンでも決めますか

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この「真面目な話してるけど甘いものに夢中になってる」とこで決まりでしょ。
前回触れましたが、期待通り食い意地張ってる系ヒロインとして確立するようです。つーかこんだけ食いしんぼさんだと少しばかり心配なような…。適当なお菓子とか食べ物に釣られてかどわかされたり変な穴に落っこちたりしないといいんだけど。

【おまけ:今週の隠れToLOVEる】

確認できる範囲ではなし。
流石に毎回ねじこむ訳ではなさそうですね。『迷い猫オーバーラン!』の時は本編8回中7回カメオ出演があったのですが。


それじゃあサヨナラ よろしくね

(参考サイト「ToLOVEる vs 変態王」あやかしトライアングル第2話感想)




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