0311 PremiumHDMIケーブルその2

昨日書き忘れてしまった事だが、このシビアな4K60PHDMI伝送をどうするのかという事を言っていなかった。

↑の写真で見てわかるように、赤いインシュロックと黄色いガッファーテープがついている。これは長さと種類をパッと見分けれるように印をつけている。
当然PremiumHDMIケーブルは他のHDMIケーブルと比べてもコストが割高なので、ストックしている本数も少ない、必要な所で必要な本数使うようにしている。
今弊社で実績を持って使っているのはIDKのケーブルだ。

うちの映像ケーブルの大多数はCANARE製だがこの4K用のケーブルは製品化が遅かったので、IDK製を導入している。
違いとしてはシールドが3重構造になっており、外部ノイズに強いという所だ。伝送量が目一杯多い為ノイズを受けると影響が出やすいのでそれを防止している。
一番厄介な症状が再現性の無いトラブルで一瞬映像が黒くなったりする事がHDMIの場合割と起きたりする。
この原因として映像伝送自体はギリギリ繋がっているが、突発的な外部ノイズで信号が行かなくなるということが起きていたりする。これがリハで出ない事があるので、回線や信号レベルは余裕を持つ必要があるし、何より大切になってくるのは、無駄に長く引かないということである。
デジタルケーブルに関してはもう限界まで短く、いかに短い距離で配線するかがトラブルを少なくする。ブース内で2mで届く所を5mケーブルを使うような数mですらシビアになって良い事だ(4K以上の場合は)

この辺りのケーブルに対する意識は痛い目を見ないと身につかない事が多いので、口うるさい先輩が近くにいる場合はちゃんと聞いてあげたほうが良い。おじさんはおじさんで修羅場をくぐってきていることが多いのである。

ちなみにCANAREもPremiumHDMIケーブルを販売し始めている。
CANARE製は元からケーブルデザインが違うので見分けるのも簡単である。

しかし両社ともケーブルは5mまでしかないのでそれ以上敷設したい場合はどうするかという問題が訪れる。
それはまた別の機会に書きたいと思う。


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