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もっと効果的に、もっと楽しく!コーチ仲間と作り上げた超実践型1on1

こんにちは。TCS認定プロフェッショナルコーチの森真貴子です。

6月25日に、かざひの文庫様より「コーチングのプロが教える超実践型1on1」という本を出版させていただきました。

今回はその本のご紹介と、本を書いてみたことでの自分の変化などについて記してみたいと思います。

今回「1on1」の本を書いた理由

「1on1」とは、「上司と部下がまとまって時間をとって行う1対1の対話」と言われています。組織内のコミュニケーションの活性化や部下の目標管理、キャリア支援などの目的から、今や多くの企業で「1on1」が導入されています。

ところが、導入している企業の多くで「思ったように上手くいかない」というお声をお聞きします。コーチとして、そのような企業様で実際に行われている「1on1」や、上司と部下とのコミュニケーションを目の当たりにするなかで、もっと「1on1」を効果的に、楽しく継続するために良い方法がないかと作成したのが、今回の実践ノート形式の本です。

特にリモートワークが一気に普及した昨今、

「部下と直接顔を合わせる機会が激減し、部下が今何を考えているかもわからない」
「チームの一体感が薄れていっているように感じる」

など、部下とのコミュニケーションをどう深めていくかは、多くの上司にとって以前にも増して大きな課題となりました。それゆえ、あらためて「1on1」に注目をする企業やビジネスパーソンも増えています。

トラストコーチングの推奨する「1on1」は何が違うのか

これはズバリ、「1on1の時間だけにフォーカスしない」ということです。

1on1が上手くいくかどうかは、日々の1on1以外の時間に鍵があります。例えば、部下と会わない時間も部下のことをしっかりと考える習慣を持つことで、いざ関わるときには限られた短い時間でも質の高いコミュニケーションができるようになります。1on1以外の時間でも、部下に興味を持ち、部下の小さな変化を見逃さないようにするための視点やポイントを今回の本ではたくさん紹介させていただきました。

また、相手とまとまった時間を取ることも大切ですが、それ以上に「たった3分でも相手と話す時間をどれだけ質の高いものにできるか」。コミュニケーションにおいては、「質」と「頻度」が重要です。その「質」と「頻度」を楽しく上げていくヒントも可能な限り綴ることができたと感じています。

執筆に協力してくれた、組織で働くコーチ仲間たちの存在

今回この本の執筆にあたり、たくさんのヒアリングやディスカッションに協力してくれたのは、企業等の組織に所属しながら活動する、TCS×Businessのコーチ仲間たちです。

彼ら彼女らは、コーチとして日々研鑽を積みながら、組織の中では関わる上司や部下一人一人と丁寧に信頼関係を築き、組織全体の活性化やパフォーマンスの向上に貢献しています。

日々ビジネスの現場で、様々な工夫を重ね1on1にも取り組むコーチ仲間たちの話は、どれも実践の極みで、本の製作にあたってたくさん参考にさせていただきました。

執筆が思うように進まないとき、TCS×Businessのコーチ仲間たちの姿を思い浮かべ、「今回の本が、職場の中でコーチとしても頑張る仲間たちにとって、今自分たちが職場で取り組んでいることへの自信や励みになれたら」と思うことで私自身も何度も奮起することができました。

本を書いてみて気づいたこと

本を書くということは、想像以上に大変な挑戦でした。自分では全然気づいていませんでしたが、書き終えたら体重がぐんと減っていて、どうやらいいダイエットになっていたようです笑。

自分の会社のマネジメントと、コーチとしての仕事をこなす傍ら執筆をするというのはなかなかハードでしたが、これまで以上にコーチという仕事と、自分の経営者としての仕事がリンクする、そういう感覚を得られたことはとても大きかったです。

コーチングを身につけることで、自社の社員一人一人をより大切に思う気持ちを持てるようになり、マネジメントが楽しくなったこと。社員一人一人の、仕事だけでなく人生そのものを応援できるようになりたいから、コーチとしてももっと成長したいと思えていること。

このリンクが、自分の中でより強固なものになり、「コーチとして、経営者として、成長することは同じだな」と今まで以上に思えるようになりました。

また、書きながらこれまで出会ってきた上司や部下一人一人を思い出し、自分がたくさんの出会いに恵まれ、ビジネスパーソンとして成長してこられたことに気づけたことも本当にありがたいことでした。

これからこの本がたくさんの方々と出会い、何か1つでも日々の大切な人との関わりにお役に立てることがあったら、これ以上ない喜びです。

この記事を書いた人

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森 真貴子

福井県生まれ。立命館大学法学部卒業後、東証一部上場のコンサルティング会社に入社。中堅中小企業から上場企業まで、様々な企業の経営支援に携わり、教育事業会社や介護事業会社の役員などを歴任し、独立。

独立後、自らが代表を務める会社で部下のマネジメントに悩み、トラストコーチングスクールで本格的にコーチングを学び、最上位資格である「TCS認定プロフェッショナルコーチ」の資格を取得。

現在は、大手企業や省庁で管理職向けのコーチング研修や、あらゆる職種・階層向けのコミュニケーション研修等を担当しながら、経営者やビジネスパーソンを対象としたパーソナルコーチングを提供している。

書籍のご購入はこちらから 「コーチングのプロが教える超実践型1on1」

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