2.部屋干しの服
作詞／作曲･編曲　田村　博昭



街灯の明かり　照らしている　あなたの笑顔に　ときめく
いつになく　大切な夢を　話してくれる　嬉しそうに

腕時計の針　気にしている　あなたの視線に　胸騒ぐ
砂をいじる　ぎこちない足　誰かと会うの？　聞けない

こんなにも　そばにいて　今だけの　笑い声
度重なる　胸の痛み　あなたには　分からない　

その優しさが　私を　わからなく　させている
耐えられないの　辛過ぎて　遠過ぎて

この愛しさが　あなたを　忘れられなく　させている
言い出せないの　終わりそうで　壊れそうで

あなただから　私だから　一人だから　二人だから…


雨の日曜　ぶら下げている　部屋干しの服を　見つめる
まるで今の　私みたいに　いつまでも　乾かない

これからも　変わらない　私だけの　叫び声
積み重なる　思い出に　沸きあがる　この思い

その優しさが　私を　進めなく　させている
耐えられないの　弱過ぎて　近過ぎて

この愛しさが　あなたを　越えられなく　させている
言い出せないの　変わりそうで　溢れそうで

あなただから　私だから　一人だから　二人だから…


今　私は　彷徨いかけた　寂しさの闇　抜け出す
もう　これ以上　あなたの　温もりには　帰らない

今　私は　忘れかけた　自分の道　歩き出す
いつか　二人の　幸せまで　祈れるほど　強くなるまで

あなただから　私だから　一人だから　「自分」だから…