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2022年10月オリジナル環境解説【全文無料】

GP2022お疲れ様でした。GPが終わりデュエルマスターズも一旦の区切りが着いたということでオリジナル環境の解説をしていく。
筆者はアドバンス1-3オリジナル5-3というなんとも言えない結果でした…みなさんはどうでしたか?

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この記事で分かること!

  ①tierランク1~3のデッキがわかる!
  ②環境デッキのサンプルリストがわかる!

tierの解説
tier1・・・比較的不利な山が少ない。圧倒的なパワーがある。
tier2・・・tier1にある程度有利がついてるか有象無象の山を狩れる。
tier3・・・欠点があるもののタイミング次第ではtier1やtier2の山以上に大化けする。

記事の見方

前回tier2 or NEW ⇽前回記事のtierを表記
速度    ★★ ⇽デッキの速度を表記
安定性 ★★★★★ ⇽デッキの安定性を表記
火力    ★★★★ ⇽デッキの火力を表記
対応力 ★★ ⇽デッキの対応力を表記
参考価格 26800円(-200円) ⇽メルカリの最安値と前回からの値段の推移を表記

tier1

比較的不利な山が少ない。圧倒的なパワーがある。

水闇自然ハンデス

前回tier1
速度    ★★
安定性 ★★★
火力    ★★
対応力 ★★★
参考価格 26300円(+700円)
このデッキで1番強いカードはアプルです。環境に刺さるメタカードを適度なタイミングで出し、ハンデスやユピテルダムドによる盤面コントロールをしながら7マナを目指し、フィニッシャーのクライマックスジャオウガで殴り勝つ。
最近ではジェニーが抜けてきており果たしてハンデスと呼んでいいのか?という声が上がり、このデッキは水闇自然ジャオウガ、水闇自然アプルなのでは無いか?となってきている。
手札補充がやや苦手なデッキであるためプレイをひとつ間違えるとそれが致命的になるといった場合が多い。

5Cコントロール

前回tier2
速度    ★★
安定性 ★★★★
火力    ★★★★★
対応力 ★★★★
参考価格 34300円(-3700円)
最近では火単ブランドや火自然アポロヌスといった速攻デッキの母数や入賞数が減少気味になってきており、ロストソウルの確率を上げれるためドラゴンズサインよりもナウオアネバーがデッキの軸になってきている。
殿堂カード「希望のジョー星」が環境に甚大な被害を与えるのは明白でありそのカードを使うためにネバー軸になっているという見解もある。

tier2

tier1にある程度有利がついてるか有象無象の山を狩れる。

水魔導具

前回tier2
速度    ★★★★
安定性 ★★★★
火力    ★★★
対応力 ★★
参考価格 9900円(+200円)
tier1の2つに有利がついており、大型メタクリーチャーのガルラガンザークの早期着地による新世壊が引けない時のサブプランが優秀。アポロヌス対面などではガルラガンザーク着地の方が新世壊よりも優先される場合もある。
除去されにくいフィールドが基軸でありつつ、ラフルルラブなどの呪文メタやカツキングの的になるクリーチャーが居ないというのも環境の中で噛み合っている点と言える。
実際に3度持ち込んだ結果、4-2、1-2、4-2とプロモ獲得までは行かなかったが結構アベレージの高い山ではないかと思う。

闇ガイアッシュ覇道

前々回tier2
速度    ★★★
安定性 ★★★★
火力    ★★★★★
対応力 ★★★★
参考価格 52600円
ドラゴン軸ではなく、デドダムやダークネスといったカードでリソース差を付けるガイアッシュ覇道が再度環境入り。先月は4C邪王門によって陰に隠れていたが、安定性で比べるとガイアッシュ覇道の方が高い。他のガイアッシュ覇道と比べてディメンジョンチョーカーが採用されていることで覇道の再利用ができるという点も評価が高い。覇道プランだけでなく、カツキングと各革命チェンジ先によるカツキングコントロールで時間を稼ぐ乃至そのままゲームを終わらせるといったこともできるためデッキそのもののパワーが極めて高い。

4Cダイナボルト

NEW
速度    ★★★
安定性 ★★★★
火力    ★★★★★
対応力 ★★★★
参考価格 43500円
GP直前に出てきたデッキタイプ。見た目はガイアッシュ覇道でありながらもドラゴンズサイン+ダイナボルトやザーディクリカが起点となり、そこから射出されるカツキングやガイアッシュでさらに盤面を広げていくのがこのデッキの偉いポイントでアドバンスの4Cドラグナーを彷彿とさせる。
しかし、カードパワーそのものは高いが、モルトのようなゲームそのものを破壊するカードが採用されていないためアドバンスと同等の爆発力とまでは言い難い。

火自然アポロヌス

前回tier2
速度    ★★★★★
安定性 ★★★★★
火力    ★★★★★
対応力 ★★★
参考価格 13200円(-1200円)
受けが薄かったり、ガードストライク程度の受けしかないデッキならそのまま貫通してしまうことが長所であったが、最近では邪王門やバラドヴィナシューラ、バイケン、トーチ=トートロットといった強力な受け札が採用されているデッキが多くなってきており、一筋縄では通せない試合が多くなってきている。
速攻デッキならハンデスのような対面は勝てるのではないか?という意見があると思うが、オニカマスやキャディビートルといったメタカードがきつく、進化設計図で複数ドローが出来なければハンデスそのものが刺さるケースが多い。GPオリジナルでは実際にこのデッキを使い、3試合水闇自然ハンデスに当たったが進化設計図を引けないor進化設計図で1枚回収といった下ブレな試合が3回続き、結果水闇自然ハンデス対面に1-2している。

水闇シヴァンリンネ

前回tier2
速度    ★★★
安定性 ★★★★
火力    ★★★
対応力 ★★★
参考価格 16100円(-1000円)
墓地を肥す速度や質というのは大変良いが、tier1に採用されているアプルやお清めシャラップがきつく、ジャオウガゼロを手札に抱えていなければそのターンに決めきれないといった課題を抱えている。
龍頭星雲人によるハンデスコントロールも出来るが、現在はそのギミックが多岐に渡って使われているためわざわざこのギミックを使うためにこのデッキにするというわけでも無くなってきている。

4C邪王門

前回tier1
速度    ★★★★
安定性 ★★★
火力    ★★★★★
対応力 ★★★★
参考価格 49300円(+1000円)
結局はジャオウガで盾回収した後にどれくらい邪王門を抱えているかがこのデッキの全てである。カツキングコントロールができるやシャッフが強いといったことも確かに重要なのだが、邪王門に完全に依存したデッキであるため、いかに邪王門が使え、カツキングやバラドヴィナシューラを落とせるかが大事になる。
CSでは5回戦を戦い抜けばいいため、多少のブレは許容されるが9回戦あるGPでは多少のブレが敗北につながり結果好成績を残しにくかったと感じた。

ゼーロベン

前回tier1
速度    ★★★★
安定性 ★★★
火力    ★★★★
対応力 ★★★
参考価格 19100円(-4900円)
現環境数少ないループデッキであるが、環境で通りのいいタイミング、悪いタイミングをしっかり見極めなければ負け越すことも多い。また、アルケミストが2枚見えないとループ出来ないといった弱点があり、ゼーロを打てたら勝ちと言えない。
しかしGPでは一定数の活躍が見受けられているデッキのため今後もタイミング次第で大化けするデッキだと考えられる。

tier3

欠点があるもののタイミング次第ではtier1やtier2の山以上に大化けする。

火単我我我

前回tier2
速度    ★★★★★
安定性 ★★★★
火力    ★★★★★
対応力 ★★
参考価格 10700円(-2400円)
ビートデッキといえばのカラーリングであるが、現環境ではやや赤緑アポロヌスに引け目をとっている。その1番の要因はやはり先に小型で殴った時のガードストライクやケアできない受け札が複数存在しているからであろう。
しかし、打点形成や分けて殴るといったことに秀でているため、しっかり対面を突き詰めていけば割と6~7割の勝率が生まれる対面が多い。
最近の水闇自然ハンデスといったデッキに対して逆悪襲ブランドを採用してデッキトップを強くするといった動きも見られている。

水闇自然グラスパー

NEW
速度    ★★★
安定性 ★★★★★
火力    ★★★★
対応力 ★★★★
参考価格 15400円
メタカードを焼く九番目の旧王やオリジナルフィナーレ、リソースを伸ばす天災デドダム、最大の受け札である魔王の傲慢を採用することで幅広い対面を見れるようになった。マナの伸びが優れており、11マナに到達すれば九番目の旧王やオリジナルフィナーレでアプルを焼いてイザナミテラスでグラスパーループに入るといったことが出来るようになった。
スタートパーツがイザナミテラスだけの為比較的安定してループに入りやすい。

自然単オービーメイカー

NEW
速度    ★★★★
安定性 ★★★★★
火力    ★★★★★
対応力 ★★★
参考価格 7800円
4ターン目にオービーメイカーを着地させることで相手のクリーチャーの効果を使わせないようにしようがコンセプト。メタカードを十分に採用出来るが、メタを出すタイミングを間違えるとオービーメイカーが着地できないといったことがあるため注意が必要。
アドバンスのような手札の儀が使えないことから種族選別を採用することでリソースを一旦稼いでからオービーメイカーに繋げるといった動きとなっている。

水単タマシード

NEW
速度    ★★
安定性 ★★★★
火力    ★★★
対応力 ★★★★
参考価格 15800円
GP2022から登場した新デッキ。受け性能に特化しているが、タマシードを主軸で戦うためラフルルラブの影響を受けにくい。また、バイケンの海幻を採用することでミラダンテxiiすら貫通してしまうという優れもの。
どんな対面でもダンテを絡めて殴って勝つor神の試練を使って無限追加ターンで殴りきるが出来るため、現環境の殆どに勝てる筋道を持っている。
最近ではナウオアネバーやザーディクリカ、ラフルルラブといったカードが入り、より一層受けが固くなってきている印象がある。

火水闇墓地ソース

NEW
速度    ★★★
安定性 ★★★★★
火力    ★★★★
対応力 ★★★★
参考価格 24700円
GP2022から出てきたデッキ。墓地ソースをフシギバースを使わない従来の形にすることで龍頭星雲人のハズレを減らし龍頭星雲人でハンデスをしてから5000GP着地を目指したり、水闇自然ハンデスにバイケンで抵抗したりと環境を見て練られた構築になっている。
しかし、5000GTが刺さるとはいえど、5ターン目が平均的な着地ターンになるため闇単アビスやボルシャックといったキルターンがやや早めで爆発的な火力を持ったデッキには劣れをとることが多い。

火水自然ノヴァ

前回tier3
速度    ★★★★
安定性 ★★★★
火力    ★★★
対応力 ★★★★
参考価格 28500円(+1700円)
キャンベロとアルモモで比較的多数のデッキを見れるということがやはり大きなメリットだろう。圧倒的な強さというものは無いが、中速ビートでは今まで見ないほどのキルパターンとメタ範囲を抱えているため、プレイが上手くなればなるほど強くなるデッキと言える。

闇単アビスロイヤル

NEW
速度    ★★★★
安定性 ★★★★
火力    ★★★
対応力 ★★★★
参考価格 14260円
新弾から出てきた新主人公デッキ。前回で言うところのダンガンオーに近い立ち位置だが、強さ自体はカードプールが少ない割にはかなり強い。今後も強化が見込められるデッキであり、墓地利用がかなりしやすいパッケージになっている。
受け札がデッキの約半数を占めており、並大抵のビートデッキは簡単に受けきれてしまう。アビスベルジャシン帝が居ればその返しに大量打点を組み込んで逆転勝ちをすることも出来る。また、小型のトリガーが多いため手打ちのしやすさも評価できるだろう。
アプルやとこしえといったメタカードがキツいと思われがちだが、バウワウジャやアビスベルジャシン帝といったカードで打点を組んで殴り勝つといったプランが取れるため除去をすることを専念する必要が無いことを覚えておきたい。

火自然ボルシャック

前回tier3
速度    ★★★★
安定性 ★★★★
火力    ★★★
対応力 ★★★★
参考価格 10400円(±0円)
新カードアニールピアとボルシャックフォースドラゴンを採用することで打点形成速度とメタ処理の精度がかなり飛躍した。
クロニクルで登場したボルシャック強化によりボルシャック英雄譚さえ打ててしまえばだいたいは打点で押し切れるといった魅力がある。
ボルシャックドギラゴンでボルシャックフォースドラゴンが捲れたとしてもボルシャックフォースドラゴンがバトルゾーンに出てボルシャックドギラゴンは手札に戻りパワー4000以下は破壊できるということを使う側、使われる側共に覚えておきたい。

水光ライオネル

前回tier3
速度    ★★★★
安定性 ★★★★
火力    ★★★
対応力 ★★★★
参考価格 10300円(+300円)
正統派受けデッキであり、MAXTheジョニーによる特殊勝利が主なフィニッシャーである。
受け札がタマシードに寄っていることもあってか、環境のトリガーロック範囲を超えやすくなっており、ライオネルstar、ジョーカーズの心絵、MAXTheジョニーの3枚でゲームを終わらせられることから比較的不慣れでも回しやすい。
しかし、環境との噛み合いが悪く、入賞数、使用者数共に減少気味である。

水闇ハンデス

NEW
速度    ★★
安定性 ★★★
火力    ★
対応力 ★★
参考価格 8000円
水闇自然ハンデスとはまた違ったアプローチをとったハンデスデッキ。その最大の特徴は最速2ターン目でジェニーの黒像とペットパペットの2ハンデスが出来ることだろう。相手の動きを極端に遅くすることができ、その得られたターンで自分の山札をとにかく削っていに、最後はブレインコンチェルトと神の試練を使って無限追加ターンを得ていく。
新規カードにより受け札、リソース札共に強化を得られたため、デッキの柔軟性が上がった。

ジョラゴンループ

前回tier3
速度    ★★★
安定性 ★★
火力    ★★★
対応力 ★★
参考価格 20300円(-2200円)
殿堂カードジョットガンジョラゴンを使ったループデッキであるが、その大体はマンハッタンや旅路、スロットンやジョリーザジョニーFinalでビートするゲームが多い。特に今の環境は3文明以上使ったデッキが多く、ジョリーザジョニーFinalチェンジ旅路マンハッタンでだいたい勝ってしまうケースが多い。
途中リソースやメタカード、盤面干渉も非常に優れているためマルチな動きがしやすくなっている。

火自然ギャラクシー

前回tier3
速度    ★★★★★
安定性 ★★★
火力    ★★★
対応力 ★
参考価格 4700円(±0円)
火単我我我よりも速度が早い分分のいい勝負がしやすい対面があるものの最近の受けの強化から今ひとつ結果が伸びていない状況である。特にGP2022から出てきたデッキはアポロヌスを見るために受け札が多数採用されておりその弊害がこのデッキにも来ていると言えるだろう。

総評

先月に比べより一層混沌とした環境になった。GP2022によって新たなデッキが多く増えたことによりcsでの母数も最大母数が5程度で落ち着くといったケースがさらに多くなると思われるだろう。実際tier1のデッキが勝っているかと言われればそうでもなく、tier2に置いたデッキがtier3より優れているかと言われればそういう訳でもない。また、今回取り扱わなかったデッキでも闇自然ケンジキングダムや火水光キラスター、水自然Gジョラゴンなど数多いデッキが活躍している。
こういった環境で重要なのはメタ読みではなく、環境全体を知ることと、自分の自信のあるデッキを使い各対面ごとどうやって動くことが大切なのかということが大事になってくる。

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