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2023年7月オリジナル環境解説【全文無料】

新弾発売後の環境を解説していく。
今回の新弾で既存の環境デッキに大きく影響が出ているため注目度の高いカードも紹介していく。


この記事で分かること!

  ①tierランク1~3のデッキがわかる!
  ②環境デッキのサンプルリストがわかる!
  ③新弾注目カードがわかる!

tierの解説

tier1・・・比較的不利な山が少ない。圧倒的なパワーがある。
tier2・・・tier1にある程度有利がついてるか有象無象の山を狩れる。
tier3・・・欠点があるもののタイミング次第ではtier1やtier2の山以上に大化けする。

記事の見方

各ランク事に上であればあるほどその郡の中では秀でている。たとえば tier1 が我我我→ゼーロベンであれば我我我の方がtier1中で秀でていると言える。

前回tier2 or NEW ⇽前回記事のtierを表記
速度    ★★ ⇽デッキの速度を表記
安定性 ★★★★★ ⇽デッキの安定性を表記
火力    ★★★★ ⇽デッキの火力を表記
対応力 ★★ ⇽デッキの対応力を表記
参考価格 26800円(-200円) ⇽メルカリの最安値と前回からの値段の推移を表記

ビクトリーベスト 注目カード

5000VT

注目度 ★★★★★
採用候補
水闇サガ
水闇自然ジャオウガ
水闇自然オービー
5Cザーディ
水光ライオネル
水闇自然有象夢造
現環境の小型を並べる環境では実質的な追加ターンを取れるカードであり自分のクリーチャーにもシンパシーが働くため相手が横並び展開しなくても自身が展開すれば5000vtを着地できるのが優秀なポイント。
ミラーでは先に出した方が勝つと言っても過言でないほどのカードになるため水闇自然基盤のデッキを使ってる場合は注意が必要。

ジャガイスト

注目度 ★★★★★
採用候補

火闇テレスコテレス
闇単アビス
特に相性がいいのがテレスコテレスであり、デッキの中身を16枚以上アビスにすることで高確率でメクレイド5を解決することが出来る。
擬似的なアビスラッシュ効果で足りない1点を補ったり邪王門の球を打ち出すことに貢献したりする場合もあるため意識しておきたい。また、殴らなければ盤面に残るといった点も常在効果をもつフットレスやテレスコテレスとの相性を引き出していたりする。

「必然」の頂リュウセイ/「オレの勝利だオフコース」

注目度 ★★★★★
採用候補

火自然モルトNEXT
火水闇サガ
ガイアッシュ覇道
上面は敗北回避とGストライクをもっており下面は現環境では強い盤面につきコストが下がる全体除去呪文であるため上面を使うことを意図しないデッキでも下面を使うために採用すると言ったことも考えられるカードであり、特にシビルカウントを使うオービーメイカーには大打撃を与えることが出来る。

「合体」の頂TITAAANS/「必殺!ジェット・カスケード・アタック!!!」

注目度 ★★
採用候補

火水光ライオネル
火水光キラスター
水光ライオネル
水単スコーラー
水光スコーラー
現環境ではサガがいるため3コスト2ドローするカードとしてなぜ離れが採用されているが逆にアグロ環境になった場合受け札の量が優先されるためこっちの方が採用されやすくなる。
環境に合わせてドローソースのカードを選べるようになったことやエナジーreライトと含めて最大8本採用できるようになったことが今回の評価すべき点である。

ヴァルキリアス・武者・ムサシ「弐天」
竜牙 リュウジン・ドスファング

注目度 ★★★★
採用候補
サムライ
今回のパックで強化された種族の一つである「サムライ」であるが、実は環境レベルの強化がされており令和2回目のバーンメアと言われるほど展開力に優れており押し込む力が長けている。
一方で要求値や下ブレした時がネックでありその点を改善出来るとtier2あたりにも食い込むかもしれない。

サーイ=サイクル

注目度 ★★★★
採用候補

火闇邪王門
水闇自然ガシャゴズラ
ターン初めではあるが、毎ターンカードを引けることからリソースを伸ばすことに長けている5枚目のカンゴクとしての評価が高い。
一方で今までカンゴクのようなカードが欲しかったが火文明を採用できなかった闇王ゼーロ系のデッキではこのようなカードは重宝されるカードとなっており、ポストサガとしての地位を獲る頃には採用されてるかもしれないカードである。

情熱の薔薇 メーテル/神にも届く歌声

注目度 ★★★★
採用候補

水闇サガ
火水闇サガ
このカードが登場したことで6マナあればメタ1体墓地0枚を突破しながらサガループに入ることが出来る。
3コストのためイザナギやウォズレックからも打てるためサガに新たな可能性を与えたカードだと言える。

世露詞駆キャロル
強潤怒涛キューブリック
弾丸超邪クロスファイア

注目度 ★★
採用候補

火水アウトレイジ
火水万軍投
2ターン目に盤面を2体作ることができたりピットデルが絡めば1ターン目に2打点作れたりと色々使えそうなキャロルと4マナあればメタを除去しながら出てきたり0コストで万軍投のコストを4下げたりと使える場面があればビート、ループ関係なく採用されそうな今後要注目なキューブリックはアウトレイジでクロスファイアを軸に戦う以外にも数多くのデッキで悪用される可能性がある。

堕魔 ボックドゥ

注目度★★★★
採用候補

水魔導具
トリガープラスで2面止めることが出来、我我我に対して3ターン目にボックドゥ+ゾメンをするとターンが帰ってきやすくなり4t起動する際にも今までのトリガー依存にならないプレイになるため新たな戦略性を水魔導具に与えた。

tier1

比較的不利な山が少ない。圧倒的なパワーがある。

水闇・火水闇ダンタルサガ

前回tier1
速度    ★★★★
安定性 ★★★★★ 
火力    ★★★★★
対応力 ★★★★★
新弾強化が入ったのはサガも同じでありVT採用やキャロルやメーテルといったメタ除去を採用するようなリストが出てきたりとサガの究極体と言えるようなパーツを確保したことでより一層の強化を得た。
また8コストのvtが来たことでダンタルでもボルバルやシャコに繋がるルートができたりと構築の自由度が極めて高くなっている。

tier2

tier1にある程度有利がついてるか有象無象の山を狩れる。

水闇DOOMサガ

前回tier2
速度    ★★★★
安定性 ★★★★★
火力    ★★★★
対応力 ★★★
最近ではアルモモ・ドルファで呪文を止めてダンタルの負けるループを阻止するのを目的としたデッキが散見されるようになってきておりそれの裏をつけるDOOM型もまたVTによる強化を獲得した。メタ+ASMラジオで大量展開した返しにVTで戻してクラジャを出しても勝てない盤面を押し付けて次のターンにルーター+サガでループするといったことが出来るようになった。

水魔導具

前回tier2
速度    ★★★★
安定性 ★★★★
火力    ★★★★
対応力 ★★★
ボックドゥの登場により我我我にすら勝てる可能性が上がったりとさらなる強化を得てコントロールデッキ・コンボデッキの中でも1つ群を抜いて強いデッキとなった。
環境全体にエレメント除去を積むことや速度で押し勝つことを押し付けることができてる以上このデッキの存在がかなり環境に影響を与えていると言っても過言ではない。
最速で4ターン目に追加ターンを取れるというコンセプトの圧も相まって敵無しと言っても過言でないデッキといえる。

火自然アポロヌス

前回tier3
速度    ★★★★★
安定性 ★★★★★
火力    ★★★★★
対応力 ★
そもそも邪王門や天門で攻撃を受けてから返すのような受けデッキがそこまで注目度が低く逆にとこしえなどのメタをだしてテンポをとってゆっくり盤面を固めて勝つといったデッキの注目が高いためそもそもアポロヌス自体そこまで考えてないといったデッキが多いため今まで以上に勝ちやすいデッキとなっている。
レッドゾーンFを採用することでアポロ本来のプランの他最速2ターン目に5ブレイクを決めるといったサブプランも採用されてきており3キルの確率増加、4キルまでの安定性を高めているデッキである。

tier3

欠点があるもののタイミング次第ではtier1やtier2の山以上に大化けする。

火闇テレスコテレス

NEW
速度    ★★
安定性 ★★★★
火力    ★★★
対応力 ★★★
感覚としては受け札が強い昔の水闇光ハンデスといった感じで鬼寄せやコダマダンスでリソースを減らさずにテレスコテレスやジャガイストに繋がるためリソースアドの差が著しく出てくる。
最速であればテレスコテレスが3ターン目に2体出てくることになり決まってしまえば相手は返しに2ハンデス+自身4ドローと絶望的なアドバンテージを付けることができる。
サガや5C、ライオネルを強く見るならルピア炎鬼、水魔導具やアポロを強く見るならボイルチャージャーなど環境の変遷に何時でもついていけるようなチューニングが可能になり構築の自由度が極めて高いデッキとなっている。

水闇自然ジャオウガ・オービー

前回tier3
速度    ★★
安定性 ★★★
火力    ★★★★★
対応力 ★★★
最近ではミラーでも刺さるVTを採用することでジャオウガ以外でも相手のテンポを取るカードを採用してゲームを作ることが増えてきておりそれに伴い再びシビルカウントでchipが使えなくさせるオービーメイカーが再度注目を浴びてきている。
オービーメイカーの強みと言えばやはりゲンム、オービー、ジャオウガから環境にあったフィニッシュを選べることであり、ASMラジオからサンナップ+デドダムでさらに追加のラジオを打つと言ったことを狙えるため上振れ値がやはり上である。

水光ライオネル

NEW
速度    ★★
安定性 ★★★★
火力    ★
対応力 ★★
12枚ある有効トリガーとコンボパーツとメタカードとドローソースで構成されたデッキでサガにはパルテノンとなぜ離れで遅延をしてアルモモ着地を目指し、それ以外では基本的に相手がビックアクションを起こす前にライオネル+スロットン+ジョーカーズの心絵+MAXザジョニーを集めることがメインとなり先に殴られた場合はトリガーから暴れるといったことがメインとなっている。
アポロや我我我には強く出れるが5cやテレスコテレスといったデッキにはパウアーを採用してもどうしてもきつくなってしまう。

5Cザーディ

前回tier3
速度    ★★
安定性 ★★★★
火力    ★★★★★
対応力 ★★★★
4ターンロストという最強ムーブを抱えているがそれでもゲームスピードの遅さとサガに勝ちきれないところ、サガに有利な山に不利なことを抱えているところでやはり勝ちきれない要素が多い。
Kl'viaや超球のようなカードを採用し、ロック面を強くしたりテイクバックチャージャーでメタ除去と初動を厚くしたりといろいろ個性が見られる。

火単我我我

前回tier2
速度    ★★★★★
安定性 ★★★★★
火力    ★★★★★
対応力 ★★★
速度自体はいいが、最近の受け札のドアノッカやgストライクが我我我を強く見たカードが多くなっておりボンキゴマイムや5000vtといったカードで実質的な追加ターンを与えてしまったり、サガメタであるリツイーギョも大量打点を作る時に刺さるケースがあるとやや勝ちずらい環境になっており、同じアグロを使うならアポロの方が刺さる印象が強くなっている。

闇単アビス

前回tier3
速度    ★★
安定性 ★★★★
火力    ★★★
対応力 ★★★★
どこまで行ってもサガメタをくらい、サガに勝てないため今の環境は相当下火。ケシカスがあっても勝てるわけでないのがまだ発展途中といった感じ。
プレイヤーの技量しだいでは全然勝てるが、そもそもその技量があれば他のデッキでも勝てるのが現実。

4C邪王門

前回tier3
速度    ★★★
安定性 ★★★★
火力    ★★★★★
対応力 ★★★★
ボンキゴマイムの登場から徐々に母数を減らしこのデッキの強さが他デッキにもあったりするため最近ではほとんどその姿を見ることがなくなった。
結局サガをメタっても3割程度しか勝率がなく、サガをメタったリストを使うと水魔導具やアポロといった対面への勝率を落とし、スロットンの心絵は一生越えられない受け札となり環境との適合度が極めて低いことが問題である。

総評

一概にサガを使えば勝てる環境でもなくなったが、サガ以外を使うとどうしても越えられない対面が存在するため目隠しジャンケンのような構図になってしまう。
サガをメタるかサガを使うかの使用判断となっていくだろう。
8/4こ殿堂発表で環境がどう動くか注目。

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