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Davinci Resolveから動画書き出しする際のオーディオ設定
最近動画を制作する機会があり、Davinci Resolveを使って作業してみました。Premiereよりも使いやすいような気もしていたのですが、ここで書き出した動画の音声がモノになってしまうという大問題が発生。せっかくステレオで音声をミックスしていたのにこれは困ります。
というわけで検証してみることにしてみました。
作成しているタイムラインの音声は全てBus1にアサインされており、Bus1から音が出るようになっています(デフォルト状態)。ちなみにMA済のステレオ音声のみを生かし、素材の音声はミュートしています。
書き出したらモノになってしまっていた時のデリバーの設定画面。
この設定で書き出すとモノ音声で再生されてしまいました。(聴感と使用しているオーディオインターフェースのレベルメーターで確認)
そこでQuickTimeのインスペクタを確認します。
オーディオの詳細を見ると、どうやらトラック2とトラック3にそれぞれ音声が入っている…?
Davinciでこの動画を開いてみました。
パンをLRに振ると問題なくステレオで再生されました。動画に音声はちゃんと入っていたんですね。では何故再生ソフトでモノになってしまうのか。
ちなみに正しくステレオで書き出された動画はQTのインスペクタだとオーディオの詳細このように表示されます。
ここからわかることは、2ch分の音声が動画に入っていてもステレオで再生されるためにはLRの音声が1chと2chにアサインされている必要があり、モノで再生されていた動画は何故か2chと3chに音声がアサインされていたということです。
とにかく書き出しの設定を変えてみようということで、下記の設定で書き出し直しました。
何を変えたかというと「チャンネルごとに1トラック」のチェックを外しただけです。さてどうなるか…
この動画をQTのインスペクタで確認すると、
ちゃんとステレオとして認識されてます!再生しても問題ありませんでした。
結論
というわけでDavinci Resolveからステレオで動画を書き出す際は
・チャンネルごとに1トラック
・個別のオーディオトラックとしてレンダー
にはチェックを入れない方が良さそう、というお話でした。
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