トライトーンを活かしたメロディ設計
こんにちは、コードワークラボの田端です。
今回は「トライトーンを活かしたメロディ設計」というテーマでお届けします。この記事は以下のような方におすすめです。
トライトーンは強い不協和を作るとされているわけですが、リンク元で前述した通りにポピュラー音楽には不可欠なものとなっています。
一般的な音楽理論の中で不協和感の強いとされる和音であっても、現代音楽においては楽曲の中でスパイスとしてむしろ積極的に使用される場合が多くありますが、トライトーンもまたその一つと言えます。
ナチュラルスケール上のトライトーン
トライトーンの関係になる音名は6組存在しますが、その中で、キーに対して完全4度と長7度の組み合わせは共にナチュラル(メジャー)スケール内に存在しています。
先ほどの参考記事の中ではトライトーンを含む基本的なコードタイプを3つ(○7,○dim,○m7(♭5))挙げましたが、これらの中でキーの完全4度と長7度を含み、かつダイアトニックコードとなるものは以下の2つ。
CメジャーキーにおけるG7とBm7♭5です。ナチュラルスケール上の音は自然な響きとなりやすく、これらは身近なトライトーンと言えるでしょう。
ここまでは準備体操です。
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