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舞台挨拶レポート『オートレーサー森且行 約束のオーバルへ』森且行さん、穂坂友紀 監督が登壇!「諦めかけそうな時もあったが、良い結果に。支え続けてくれたファンに感謝したい」

福岡での開催4日目となる5月1日(月)、『オートレーサー森且行 約束のオーバルへ』の上映後に、森且行さん、穂坂友紀監督が登壇し舞台挨拶を行いました。

本作は、2021年1月に落車事故で大怪我を負ったオートレーサー・森且行さんのリハビリの日々に密着したドキュメンタリー。映画の公開を迎え穂坂監督は、本作が2021年1月の怪我から森さんがレースに復帰する直前の2023年2月までを描いていることを踏まえ「宣言通りオーバルに帰ってきてくれたことが本当に良かった。これからも続く森さんのオートレース人生を追い続けたい。」と今後も見据えた気持ちを明かした。

その復帰レースをぶっちぎりの1着という最高の結果で終えたことについて森さんは「諦めかけそうな時もあったが、いろいろな力が働いて良い結果に繋がった。支え続けてくれたファンの皆様に感謝したい。」とファンへの感謝を言葉に綴った。 

また無事復帰を迎えた森さんにはLINEが400件程と数多くの祝福のコメントが寄せられたと言う。SMAPのメンバーからも同様にお祝いのメッセージが届いたようで、「皆さん(メンバーたち)にまた会いたいですか?」との質問に対しては「勿論。僕はタイミングとチャンスを狙っています。」との答えには満員の客席からも、拍手と喜びの声が上がった。 

全2回の舞台挨拶を通して、森さんと穂坂監督、2人のコンビネーションの良さが幾度も窺えた。本作でカットされたシーンについて尋ねられた森さんは、本作で自身が酒に酔っていたシーンを踏まえ「もっと酔っ払っていたシーンがあったのに。」と冗談混じりの物申しが向けられると監督は「次回作では是非。」と応戦。

 また本作がドキュメンタリー初監督という穂坂監督は「初めて取材で会った時から、この人(森さん)を追いかけたいと思っていた。」と森さんと本作への想いを明らかにした。森さん自身が、「通常の人の2倍は頑張らないといけなかった。」と語る壮絶なリハビリを側で見守り続けた監督は、森さん復帰レースの試走の段階で号泣していたと言う。森さんも監督に対し「最初は色々と注文があったり、どこでもついて来たから少しイラついた(笑)」と冗談を口にしていたが、復帰に際し「穂坂監督が密着してくれている以上は、何が何でも復帰しないといけないという気持ちで頑張っていた。」と監督への想いを込めた言葉も口にし、信頼関係を窺わせた。 

4月6日の復帰戦や同月25〜30日まで開催されていた飯塚SGオールスターレースにも同行していたと言う穂坂監督は、次回作について「是非作りたい。復帰後、そしてこれからの姿も劇場で公開出来たら。」と語り、森さんは「監督は時間はたっぷりあると言うので、僕は焦らず、一生懸命優勝目指して頑張りますので皆様も車券を少しでもいいので買って応援してください。」と口にした。 

舞台挨拶終了後には「直接お越し頂いた皆様への感謝を伝えたい。」という森さんと穂坂監督の計らいで、観客の皆様をお見送り。駆けつけた皆様の言葉に笑顔で耳を傾け、応援し続けてくれた皆様に直接感謝の言葉を伝えていた。 


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