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あんスタMusicを始めて40日経ったので8年前から振り返る

終わりの始まり

2023年7月28日(金) 
タイムラインで見かけたあんスタ公式のツイートのサムネが目にとまる。
添付MVのイントロがあまりに好みで仕事前に5回くらいリピート、夢中になってしまう。

その日の夜、スマホに『あんスタMusic』を再ダウンロードした。


『あんスタ』と自分

出会い

遡ること8年前、2015年春。
前身『あんさんぶるスターズ!』のリリース後すぐにこのアプリを始めていた自分はユニット『Knights』の鳴上嵐という少し変わったキャラクターを"推し"ていた。あまりゲーム性のないゲームだったのでリリース当初はそこまではまれず、イベント期間外は虚無だった記憶がある。

推しの声優交代と『ジャッジメント』

リリース2ヶ月後の2015年7月下旬。
推していた鳴上嵐の声優交代が告知された。これが結構ショックであんスタのモチベは停滞気味だった。
そこから2ヶ月後の2015年10月。
当時のあんスタをプレイしていて知らない人はいないイベント『反逆!王の騎行』が開催されストーリーの良さからカードも欲しくなりイベントを走り始めたものの「めっちゃARPPU高そう」と思うくらいKnightsPの力のすごさに感服した。この時ランボ報酬取得の苦しさを感じはじめ、モチベ下火となる。(Knightsだけが異常というのは後々知る)

気付き

リリース1周年を控えた2016年4月
たまたま起動した際にイベント『誉れの旗*栄冠のフラワーフェス』の開催期間中であった。このイベントページにいた見返り美人の男、このキャラがいなかったら再びあんスタをやることはなかったと思う。

ユニット『fine』所属 伏見弓弦さん

当時は仕事柄男性向けを意識した女性イラストを見る機会が多かったため、体を強調する構図のイラストを見て頭がバグってしまった。一体どこの層に向けた構図なんだ、なんてニッチな供給なんだと。
前述のように「あんスタはゲームじゃない」と思っていたが、イラストレーターの拘りを感じるスチルを眺めるためにこのゲームを続けることにした。

ヒーロー『流星隊』との出会い

無事リリース1周年を過ぎた2016年5月末日
イベント『爆誕☆五色に輝くスーパーノヴァ』が始まった。
このイベントストーリーを読んでユニット『流星隊』にハマってしまった。
特に守沢千秋というキャラクターに心底惚れてしまった。
元々ニチアサや特撮が好きなのもあって、ユニット衣装のデザインや名乗り口上にわくわくした。『ジャッジメント』で懲りていたのと仕事がブラックで時間に余裕はなかったが、ボーダーが緩かったのもあって隙間時間を駆使してなんとかランボ高峯を3枚獲得できた時は嬉しかった。このイベント後に追加されたスカウト『荒野のガンマン』で旧3-Aにはまりすぎて大変なことになった。

その後は『灼熱☆海辺のビーチマッチ』や『暗躍!月影の風雲絵巻』など爆走しながらイラストを描いたり二次創作にも精を出していた。
仕事が本格的に人間生活に支障を来すレベルになったため、すべての趣味と共にあんスタもフェードアウトしてしまった。

SS残ってたことに驚いている

『メテオインパクト』

3年後、2019年3月下旬。
隠居した頃から2度転職していた。元気にツイッターを眺めていたところかつての推し守沢千秋が目に涙を浮かべているイラストが流れてくる。
一体流星隊に何が起こっているのか、そのイベントタイトルを読んで絶望していた。『追憶*流星の篝火』と書いてあった。
過去に『追憶*集いし三人の魔法使い』で精神的にも肉体的にもダメージを受けた記憶があり、たかがスマホゲームのストーリーと舐めて後悔したことをよく覚えていたし、『スーパーノヴァ』で特に3年生のふたりには強い思い入れがあったのと『エレメント』を経ていたので二人の過去に触れるストーリーを空想するだけで腹が痛かった。
時間も金銭も余裕があったため久しぶりにわけもわからず無心で走ったが、燃え尽きてしまいまたログインしなくなってしまった。

ランボ深海くんは完凸できなかった

Music先行体験版と1度目のダウンロード

CDが出はじめた時からいつか音ゲーになるんだろうなとは思っていて、スクフェス新作のスクスタとどっちがリリース早いのかなと2018年ごろにツイートしている記録があった。
2019年11月にリリースされたMusicの先行体験版が思っていたよりスクフェス寄りだったのと収録されている曲・譜面があまり好みでなかったため自分の中では評価が低く、さらに当時『ファイナルファンタジーXIV』と『グランブルーファンタジー』に没頭していたため『あんスタMusic』の存在をあまり意識しないまま時が過ぎてしまった。
はじめてMusicをダウンロードしたのはイベント『陽炎◆夏の名残とホットリミット』開催中の2020年9月であり、その日30分程度遊んで翌日は起動せず、さらに時間が経過して本記事の冒頭に至る。

はじめてわかった『あんスタMusic』の中毒性

素晴らしい楽曲

自分がハマっていた当時はまだユニットシングルが1枚出たあたりの頃だったので、先日現在配信されているあんスタのすべての楽曲を購入して、その膨大な量のジャケットが並ぶ画面を見て感動した。しばらく自分が離れている間にみんなとても立派なアイドルになっていたんだなと思うとなんだか泣けてしまった。
いつのまにかYoutubeにあんスタのチャンネルができていたので、再生リストからすべてのMVを視聴した。1stの頃はあんまり…と思っていたユニットも曲数が増えたことで「この曲は自分に刺さる」というものも見つかった。余地があるなら好きになりたい性分なので、ESのアイドル全員を推せるなという確信を持てたし、これだけユニットの数があっても各ユニットのモチーフやテーマをブレさせることなく様々な方向性で楽曲を生み出す制作に携わる方々に本当に感謝する。

ただの音ゲーではない

再DLした日から本日にいたるまで毎日4~5時間はプレイしており、休日は12時間くらい遊んでしまっているが、ゲーム好きとはいえ手や目を痛めながらプレイしてしまう理由の一つに「月々の追加アセットの量が尋常でないため飽きさせてくれない」ことは挙げていいと思う。
一生懸命走ったイベント衣装をユニットで揃えて眺めるMVは最高だし、指を破壊しながらやった甲斐があった、次も楽しみだなと思える。画面の中のアイドルはキラキラしていて本当に顔がいいし、見ているだけで元気になるし生きててよかったになった。
『あんさんぶるライブ』で自分の持っていないアイドルの衣装やSPPを見せてもらったり、珍しいアイドルの組み合わせでMVを見たり応援したり、楽しみが無限に尽きない。次はどのアイドルとマッチングするのかなとわくわくしながらやっていると毎日26時になっててやばいとは思ってる。

自己顕示欲を満たすフォローが絶妙

星5の完凸報酬に衣装のアナザーカラーがついている。熱量の高いオタクなら当然これが欲しい。「私は推し活がんばったんですよ」というのを一目でアピールできる。
イベント報酬は昔存在していたランボが削除、ポイボ完凸のハードルが少し高めになったらしい。せいぜいツイッターに貼ったりの自己満足で終わってたけど、Musicにはそれを他人に見せびらかす場所まで用意されているのでうまく作られているなと思った。
イベント星5は1枚なら課金しなくてもギリ狙えるくらいの設計になっているし、自分はfineクライベからとりあえず完凸を最低ラインに設定したところ毎回特攻盛っているのに手と目が破壊されるようになった。

MVの拘り強すぎて腰抜かした話

『あんスタMusic』のMV中のアイドルのモーションの細かさ、表情バリエーションの豊富さ、贔屓目なしで3DMV入れてる音ゲーの中ではぶっちぎりに技術が高くて、もはやCSに匹敵するレベルだと思う。というか昨今CSより開発費が高騰しているアプリゲームのほうが出来がいいまであるんだけどそれはそれとして。
このゲームのMVをはじめて真剣に見た時の「こんなのあんスタでしか見たことねえ」という感動ポイントを忘れないようにここに記す。

モデルの表情の細かさと口の中

目・視線・眉の動きが細かいことはMV見ればわかるから言及しないけど、このゲームを再DLしてはじめに思ったのは「口の中しっかり作っててすげえ」ということ。歯を奥までちゃんと作っているモデルを見た自分は「これ音ゲーだよね?」と思わずにはいられなかった。しかもアイドルや衣装によって牙や犬歯の差分まである。マジ?と思った本当に。
他のタイトルだと口そのものが貼り付けだったり、見える範囲の前歯だけとかザラなのにあんスタは奥歯までしっかりある。口元の表情が豊かになって最高だなと思ってるしこのゲームのモデルで一番好きなところ、歯。

上顎だけでなく下もしっかり歯がある。下はめったにお目にかかれないたいへん貴重
【UNDEAD「IMMORAL WORLD」 あんさんぶるスターズ!! Music ゲームサイズMV】より

モデル同士の接触モーション多すぎて白目剥く

MVを見ていると当然のようにアイドル同士が肩くんだり、手掴んだり、手合わせたりする振り付けが採用されていて、顔に手添えてるの見た時は泡吹いて倒れるかと思った。こんなん当たり前のようにやられたら、もうあんスタが優勝でいいよってなる。
キャラクター同士を接触させると衣装にめり込んだり体を貫通する可能性があるからデザインの制限もあるだろうし、あんスタなんかは特にアイドルの最低身長~最高身長が30cmくらい差あってバラバラな上にポジションをプレイヤーが任意で変えられるから、背の高さや腕の長さ、"見せたい画角"で不都合が生じないようにエンジニアさんがめっちゃ頑張ってんだろうなというのがMVからバチバチに伝わってくる。涙が出る。QAはどの衣装でチェックしてるんですか、特定アイドルの組み合わせだけですかと問いたい。
もう馬跳びでてきても驚かんなワハハと喋ってたら友人に「馬跳びあるよ」と言われて失禁するかと思った。

泡ふいて倒れる直前に見ていたMV

モーションアクター(ダンサー)さんの個性再現が細かい

MCアクターさんのアイドル解像度が高いのか、MCディレクションしてる人がガチ有能で細かい指示を出しているのか定かではないけど各アイドルのファンが納得するささやかな"アイドルらしさ"を表現するのがすごくうまいなと感じた。
アイドルごとに微妙に動きがずれてたり、重心が違ったり(重心まで再現できる時点で技術がすごいんだけど)、ステップも個性があったりでMV1周目はこのアイドルに注目して2周目は別の子を見ようかな、違いを探すの楽しいからね。いままで現実のアイドルもたくさん見てきたおかげでますます"アイドルがそこに存在している感"があって、妙なリアリティを感じるようになってしまった。

TVアニメ『アイカツ!』が1期→2期になって3Dライブシーンのクオリティが爆上がりした時に受けた衝撃に匹敵すると思う。こんなんあと人生で何回あるかわかんねえ。

今年でリリース8周年らしい

今回自分があんスタに復帰できたのは何よりまず「あんスタがまだサービス継続してた」という事実が一番大きいと思っている。
隠居していた6年くらいの間ずっとあんスタを遊んで、課金して、アイドルを応援していた全国の転校生さん、プロデューサーさんに本当にありがとうを伝えたい。ありがとうございます。
この人たちがいなかったら自分が今こうやってあんスタ遊べてないんだろうなって。職業柄サ終が身近な存在なんでことさらそう思います。
しかも自分がやってたころより今の方が人が多いらしいね。すごいね。

『Remplacer*語る人形とレゾンデートル』

開催中のValkyrieクライマックスイベント『Remplacer*語る人形とレゾンデートル』のイベントストーリー、個人的に今まで読んだスマホゲームのストーリーの中で1番好きだった。読み終わったあとの満足感がすごかった。小学生でももうちょっとマシな感想書くだろうな。
読み終わったあとに歌詞つけて見たイベ曲MV、なんだか泣いてしまったな。
イベ予告でこのMVが公開された時自分はValkyrieの二人の歌だと思ってたんだけど、前半を読み終わったあとで「この曲は本の中身の…爺さんの…?」となって後半が気になってて、後半を読み終わってから「なるほどそういう形の"あいのうた"だったんだ」と腑に落ちて、しくしく泣いてしまった。ありがとうハピエレ。

三日間の死闘の末、完走


暇すぎて朝から書いてたけど、全然暇じゃなくなったのでこのへんで。
読み返してないからあとで適当に直すかも


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