クリスマスプレゼントは来なかった
ちょっとだけ期待した。
でもやっぱりそんなことはなかった。
これまでの人生ずっとそうだ。
うまくいくかもと期待して最後グッとなること、何回味わってきただろう。
それでも私は田畑藤本が終わっていくを見るのをやめない。やめられない。
12/23のグノシーQ。
来年も続投の発表がなされた後説で、田畑さんが明るめのトーンで「YouTubeに関してはあとで動画を出します」とおっしゃった。YouTubeの状態が良いとも話されていた。
ミルベキ!グノシーQに続き、たばふじちゃんねるもお2人で続投ではないかと期待しながら動画を待った。
12/24の20時過ぎ、たばふじちゃんねるの最新動画が更新された。
藤本さん脱退。チャンネル名変更。
R-1グランプリ2021の概要が発表された日が収録日だったそうなので、11/25だ。その時にはもう、こうなることは決まっていたんだな。
前日のグノシーQの後説で、田畑さんがポロッと
「8月に渋谷のベローチェで2人で話してね…」と漏らされた。解散は、もしかしたら1回戦の前から決まっていたのかもしれない。
Mライブも寄席もクラウドファウンディングも渋谷のラジオも、解散が決まった上で頑張ってくれていたのか。
10/13のダイタク勤務、ゲストが田畑藤本さんで喜んでいたらすぐに消えて、どうしたんだろうと思ってたけど、こういうことだったのか…。
しんどかっただろうな。
何も知らずに思いっきり楽しませてもらってました。本当にありがとうございました。
田畑さんは一貫して、藤本さんにチャンネルに残ってほしそうだった。最後にも
「ここでやれって!何回も言ってるやん!こいつ個別にやろうとすんねんな」
とおっしゃっていた。
優しいな、田畑さん。中学の頃からずっと藤本さんを守ってこられて、ここでも藤本さんに帰る場所を残そうとされている。
藤本さんが、田畑藤本を離れてやりたいことがおありなんだろうか。13年も一緒にやってきて、ちょっと1人になってみたくなったのかもしれない。
1年くらい離れて、お二人の方向性がそんなにかけ離れなかったら、戻られるのも良いと思う。ぜひ、そうなってほしい。
ひとつ心配なのは、新しいチャンネル名が「宇宙ふしぎ発見」になることだ。「田畑勇一チャンネル」ではないんだ…。
チャンネル開設当初からいろんなことにチャレンジして、ハマるものを探していたお二人。
都市伝説と宇宙の話がハネて、それからそれ中心のチャンネルになったけれども、単なる都市伝説テラーと天文学の解説者のチャンネルなら、ここまで愛されなかったと思う。
私はお二人の初期のお笑いコンテンツが好きだが、都市伝説と宇宙ふしぎ発見を主に愛してきた方たちも、お2人のあの掛け合いがあるから楽しんでいたのではないだろうか。
ただ、お2人は「語るのは1人でいいんじゃないか」とずっと悩まれていた。4月の生配信でも、あいづちについて悩んでいる様子がうかがえた。
たしかに、たばふじちゃんねるの動画のコメントには、毎回音声についてのクレームとともに「あいづちが邪魔」という意見が載せられ続けた。
あれはラウドマイノリティだ。サイレントマジョリティは、特に問題なく動画を楽しんだし、お2人揃っての配信を望んでいた。
反論しようかと思ったこともあったが、コメント欄で揉めるのは本末転倒だと思って控えていたら、こんなことになった。
もし、お2人が音声とあいづちの件を気に病んでおられたのだとしたら、本当に後悔しかない。
今でも、ここ数回の田畑さんの動画に、藤本さんがいてくれたらな、と思いながら見ているし、藤本さんに聞き手として残ってもらいたい。
宇宙ふしぎ発見も、田畑さんの解説だけの動画だと、最近おすすめに出てくるようになった宇宙系の動画と変わらなくなってしまう。
せめて、藤本さんやスパイク小川さん、チョコレートプラネット長田さんなど、ゲストと一緒にしゃべる回があると嬉しい。ランパンプスの小林さんなんて適任だと思う。寺内さんも。
そして、お笑いコンテンツも続けてほしい。
本当は自由研究大好きだった。
田畑さんのピンネタもあげてほしい。
田畑さんは聞き上手なので、トーク動画とか出してくれたら嬉しい。この際、ピン芸人さんとたくさん対談して、いろんなピン芸人さんを紹介してほしい。またお笑いの楽しみが広がるかもしれない。
藤本さんはどうされるかな。
まずはノンスタイル井上さんのチャンネルでの活動が増えそうだな。ペヤング生配信は布石だったのか…。
ご自分のチャンネルは…なんのかんの言って「めんどくさい」となりそう。そこらへんは田畑さんの舵取りがあってうまくいっておられたと、側から見ていてもわかっていた。
勉強系動画の需要がおそらく相当あるし、「巨人の肩」は本当に続けてほしいけど…。
チャンネル開設を静かに待つことにしよう。
今年のクリスマスはもともと静かなものだが、私にとってはこれまでで一番しんみりしたものになった。
クリスマスプレゼントは来なかった。
きっとこのまま今年は静かに暮れていく。
最後の最後まで、そして新しい出発も、
勇気を出してしっかり見届ける。
僭越ながら公開しました。