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Mライブととらふぐ

配信が終わったから言います。

とらふぐが、組んだ。

オープニングトークでぬるっと言われた。
それ以降、正式発表ないから、
なんかまだふわふわしている。

*本日、コンビ名敬称略。

Mライブ2020

気楽に楽しむには思い出が多すぎるMライブ。
2020年。
タモンズがご自身の再生をかけて立ち上げたライブ。
一緒に闘う3組に、田畑藤本を選んでくれた。
私は、その年の夏前にたばふじを知って、
そこから追いかけ続けて3年目。

それまで、M-1といえば、
テレビで決勝戦を見るくらい。
当時は大阪の漫才師たちの活躍を喜ぶ
年末のお楽しみだったけれど、
予選1回戦からこんなに張り詰めているということは、
Mライブで初めて知った。

このライブでは、
素人ながらの感想や意見をアンケートに書いて、
ほんの一粒でも、
たばふじ漫才に貢献できているかもしれない
という妄想に浸ることができた。

当時、自粛が本格化して仕事が次々に無くなり、
自分が頑張る手がかりを失っていたから、
推しを応援することで、
ギリギリ立てていたところがある。

2020年のたばふじ漫才「ピーマン」は、
Mライブで繰り返し見たし、
私も漫才作りに参加していた気になっていたから、
ひとしお愛着があって、
解散から半年ほど、
スーパーでピーマンを見るたびに涙が滲むほどだった。

Mライブ2021

解散発表の翌日に、
田畑さんのMC起用が発表されたMライブ2021。

1月には、ドンデコルテが
「たばふじさんから受け継いだ」と
ピーマンを題材にした漫才を披露して
リアタイ時には涙でまったく画面が見られなかった。

その後、回を追うごとに漫才が洗練されていく
タモンズ、ゆにばーす、ドンデコルテの3組。
4月からボーイフレンドも仲間入り。

7月の本編最終回での4組、すごかったなぁ。

結果は悲喜交々。
またMライブから1組が去った。

「田畑の新しいコンビ」

そして2022年。 
年明けの1/4から事件が。

「田畑の新しいコンビ」
強すぎるワード。
ただ、翌日のほんま家でも、
その後に続くライブでも、
電撃発表といったこともなく2ヶ月が過ぎる。

こういう大事なことは
匂わせたあと、時間をかけて、
我々の心の準備が整ってから知らせてくれるタイプ。

動画はいきなり消すけど。

ムゲンダイドラフト

1日1度のパブサルーティン。
「田畑勇一」「藤本淳史」「田畑藤本」に
最近は「とらふぐ」が仲間入り。

紆余曲折の末1/31から使いはじめた「とらふぐ」は、
お2人にとっても合っていて嬉しい。

今は当然、刺身か市場か水族館しか出てこない。
「魚のとらふぐに紛れて検索しづらい」のも、
和牛やアインシュタインみがあってワクワクする。


3/9は急にこんなツイートをみつける。

おお、ドラフト!
開催日に飛び入りか、すごいな。

たばふじ解散後に立ち上がったムゲンダイ新システム。
レギュラーだユースだと騒いでいる皆さんが
妬ましくもあり、
さらに、田畑さんが
「無限大所属でないから」という理由で
数ヶ月間ライブさせてもらえなかったこともあって、
だいぶ逆恨みしていた。

一方で、
同世代のコンビがたくさん出演しているこのドラフトに、
田畑さんも藤本さんも挑戦して、
無限大所属として活躍してほしい気持ちもあった。

田畑さんはやっぱり、
「漫才師」として挑戦したかったのか。

2月のほんま家で
「ユニットでも出場できる」と話していたので、
ユニットだと信じ込んでゆったり構えていた。

3/11Mライブ

オープニング

懐かしいBGM。
去年じゃなくて一昨年を思い出してしまって
いちいちギュッてなるのは今年も。

最初に出てきたのは、
田畑さんではなくタモンズさん。
続いてゆにばーす、ドンデコルテ、阿部さん、田畑さん、トット。

クレジットも「田畑勇一、阿部直也」となっていたし、
すっかり油断していたら、

大波さん「…で、次、とらふぐ。」
阿部さん・田畑さん「お願いしまーす!」
大波さん「ここはもう、正式に組んだんよな。」
田畑さん「はい。もう吉本にも正式にお願いして。」

えっ、えーーー⁉︎
ここで?
ほんま家ではなく?Twitterでもなく?
ほんまけラジオでもなく?

…みんな、見てる?

一昨年末、突然の解散宣言に錯乱した私を
宥めるように連絡をくれた
全国のたばふじファンの皆さん。
お顔を知らないから、
顔じゃなくてアイコンが思い浮かぶ。

何人くらい一緒に驚いただろう?

しばらく動揺して、画面から離れ、
呼吸を整えて戻った。


うん。
もちろんわかっていたし、
1月の時点でアップは始めていたし、
田畑さんと阿部さんが組むことに何の異論もない。
でも、やっぱり
さすがに
慟哭はさせてもらった。

田畑藤本が
本当に終わったんだから。


ほんとはね、
田畑さんを好きな人が
集まっている場所で聞きたかった。
はらはらと涙を流しながら。
何度もうなづきながら。

でも、そういうこと、スマートにできないってことは、
この1年でしっかり学びました。

漫才

とらふぐの漫才は、
「代々木ハウス」名義の「Tシャツ」を含めると
もう8本見ている。

勝手に名前をつけました。

Tシャツ
英語
東京ドーム
金の斧銀の斧
プラネタリウム
YouTube
自己紹介
ラブソング

しゃべくり、漫才コント、歌ネタ…いろんなタイプの漫才を試作しておられるよう。
ラインナップの変遷から、テーマを縛られないことへの解放感と不自由さを両方味わいながら漫才作りをされている感じが伝わる。
何でもできる。だからこそ、迷う。

好きなのは、田畑さんの宇宙愛溢れる「プラネタリウム」と、阿部さんのプロ野球好きが爆発する「東京ドーム」。
私は、芸人さんが自分の好きなことを題材にした漫才が好きなのかな。

Mライブでは「英語」「金の斧銀の斧」の2本。
中でも「金の斧銀の斧」は、
とらふぐと、新生田畑さんの代名詞となりそうな漫才。
これからこの2本が、皆さんからの意見を取り入れて、
さらに変化していくのが楽しみ。

トットさん

今年はとらふぐに加えてトットが仲間入り。
大阪の頃から普通におもしろく華のあるコンビ。
好きな漫才は、ベタながら「卵焼き会議」と「反抗期」。

絶えず変なことを言い続ける桑原さんと
ツッコミの技がハンパない多田さん。
ハンパないって、こんな感じ↓

寄席にトットの名前があると、いつも嬉しい。
面白いとわかっているから安心して見られる。
この日の「オカンVSボルト」と「服屋」も
案の定とても面白くて、
Mライブで改善するところとかあるようには見えなかった。

それでも、トークですぐに
「俺たちだけ、M-1じゃなかった。」
…そんな反省のしかたがあるんだ。

寄席とM-1の関係、
漫才の技術と予選突破力など、
プロならではの視点で考察が進んでいく。

今年のMライブ

今年のMライブは、メンバーが
ムゲンダイレギュラーのゆにばーす、
神保町のドンデコルテ、
ルミネ常連のトット、
生まれたてのとらふぐ。
率いるのは、大宮のタモンズ。

それぞれの現場で体験したことを
月に1度集まってシェアし、
自分たちの漫才に取り込んでまた現場に帰っていく。

さながら秘密の作戦会議。
今年はこれまでに増して楽しくなりそう。


ムゲンダイドリーム

Mライブ終了後に発表された
ムゲンダイドラフト一次選考結果。

通過。

さらに、
本日(3/20)開催の二次選考で、入替戦出場権獲得。

逆恨みしていたせいで
今のランキングシステムがほとんどわからないので、
急遽調べる。

①ひと月に4日間行われるドラフト一次選考で
 上位12組に選ばれたらドラフト二次選考進出
②ドラフト二次選考で上位3組に入れたら、
   3ヶ月に1度開催されるドラフト入替戦進出←NOW!
③ドラフト入替戦で全13組中5組に入れたら、
 ムゲンダイユース入り=「無限大所属」

らしい。
3月にドラフト一次選考に参加したコンビは80組以上いたから、だいぶ狭き門だ。
当日参加の一次選考で二次の切符を掻っ攫い、
さらに二次選考も突破するとは、
だいぶオタク心をくすぐられる。
配信がつくステージまで上がってくれてありがとう。

コンビを結成したその月に無限大ユース入り…なんて、
そんなジャンプの漫画みたいなこと、起こるかな?
ムゲンダイドリーム。


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わけあって、長崎に来ている。
(今日の扉絵は長崎の海)
海を眺めて、
大海原を泳ぎはじめたとらふぐを想う。

無限大ホールを卒業したコンビを
応援していたはずなのに、
いつの間にか、
無限大所属を懸けて闘う戦士を推している。


ここから先の文章を
書いては消し、
書いては消し、
結局、
何も書けない。
整理できない。

しばらくは漂っていよう。

夢中になるかもしれない。
離れるかもしれない。

ぜんぶ、波まかせ。

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