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仮コンビ、お試し月間。

田畑さんと阿部直也さん。
1月に4本のライブで怒涛のお試し。

*当方、よしもと興業の田畑勇一さん、藤本淳史さんを応援するオタクです。お2人は田畑藤本(通称「たばふじ」)という漫才コンビでしたが、2020年末で解散され、現在それぞれピン芸人として活躍されています。

1/5(水)ほんま家

11月の「ほんま家」で息の合った漫才を見せてくださった阿部さんと田畑さん。
1月は「阿部さんだけと3本」ということで、
いよいよ、結成を見据えて調整が始まっている。

阿部直也さん↓


田畑藤本さんの再結成を望んでいる身としては
だいぶ複雑な気持ちだけど、
正直、阿部さんとのコンビで
のびのび漫才される田畑さんを見るのは気持ちいい。

今の時点では、
「絶対やだ!」みたいな気持ちはなく、
ずっとふわふわと落ち着かない状態。

ライブのMCは初回からずっとシシガシラさん。
阿部さんとの田畑さんの漫才は3本。
「現役ではないから」という理由で
「息を整える時間」が入り、
シシガシラさん漫才→漫才①→息整え休憩(中MC)→漫才②→ 息整え休憩(中MC)→漫才③→トーク
という流れ。

客席には、大晦日に芸人を引退されたばかりの
元ザ・プレジデントのシンペイさんや、
元九次元の河野さんが見に来ておられた。
同期に見られるのってちょっとやりにくそう。

シシガシラさんは、ハゲネタを封印した漫才。

阿部さん&田畑さんの漫才は3本。
勝手にタイトルをつけると、
「英語」「ドーム観戦」「金の斧銀の斧」

どれも良かった。
エネルギーの塊でキャッチボールしているような、
生まれたての星がボンボン爆発しているような漫才。
個人的には「ドーム観戦」が特に好きだったなー。

「ドーム観戦」の後、
ほとんど休憩せずに3本目に入り、
「乗ってきたー!ゾーン入ったー!!」
と叫ぶ阿部さんの笑顔。
漫才ができる喜びを爆発させる姿は尊いな。

1/9(日)シシガシラno寄席

ほんま家でずっとMCとして田畑さんを見守ってくださっているシシガシラさんの新春寄席。
ほんま家で披露した「英語」の進化版。

ゲストが多くて、他事務所の方もいて
贅沢なライブだった。

1/10(月)小森園ひろしno寄席

もともと田畑さんが単独で呼ばれていた寄席。
2日ほど前に阿部さんもブッキングされ、
「金の斧銀の斧」の漫才を披露。

ゲストは、阿部さんとの田畑さんの他は、
大谷健太さん、たつろうさん、
小森園さんの古巣松竹芸能から
河邑ミクさんと森本サイダーさんのユニット。

これまで一度もコンビを組んだことのない小森園さん以外は、全員コンビ→解散→ピン芸人。

ユニットの関係性を崩さないミクミクサイダーさん。
コンビを組むと仲が悪くなるんじゃないかと躊躇う
阿部さんとの田畑さん。
KOCでユニットを組む候補として
大谷さん、たつろうさん、田畑さんを呼んだ小森園さん。

出演している7人のそれぞれの距離感が
微妙に揺れて、
なんだか探り合っている男女仲良しグループみたい。


イケイケで、すぐにでも組むんじゃないかと思っていた
阿部さんと田畑さんが慎重なのには、少し驚いた。
早く組んで早く結果を出したいんじゃないんだ。

8年間ルームシェアして
一度も喧嘩したことないほどの親友だというから、
コンビを組むことで関係性が崩れる不安はあるだろうな。
お互い、中学の同級生とのコンビを解散してるしね。

1/31  立ち上がれ阿部直也

ダイヤモンド小野さんpresents。
「14期以下の全員が憧れたべしゃりの天才阿部直也を立ち上がらせる」という目的のライブ。

ダイヤモンド小野さんときっと君は来るさカルビさん、
それに13期のチーバナ山田さん、シシガシラ浜中さん、スカチャンヤジマリー。さん、
元相方でもあった遠藤逸人さんとおきるさん。

多くの仲間に見守られ、
阿部さんのミャンマーの2年間と
帰国してからの1年間の活動を振り返り、
新たな道を歩み出す企画。

パントマイム
帰国後、再びミャンマーに戻る日のことを見据えて
グローバルな技を習得するために
GABEZさんに弟子入りして学んだパントマイム。
披露したパントマイム、
芸人さんからは酷評されてたけど、悪くなかったな。
パキッとした動きが好き。
強面スーツ着てサングラスかけてやったら
だいぶ伝わりやすかったんじゃなかろうか。

ミャンマー語コント
11月に解散したタイガースの
遠藤逸人さんとおきるさんも出演。
3人による最後のコント。

ヒョロッと細長い逸人さんと
コロンとしてニコニコしているおきるさん。
アニメに出てきそうなひょうきんコンビ。

コント後は阿部さんがお2人をバッサリ切り捨てて
心臓がキュッとなったけど、
お2人の不器用さがなんともかわいらしい。

九州に住む私にとって、地元の芸人さんは、
漫才にしろコントにしろ、
賞レースやテレビで見るほど
洗練されているわけじゃない。
でも、出てきたら嬉しいし、
終わって拍手するときは笑顔になる。
不器用な人たちが懸命に笑わせてくれる姿は、
うまくいかなくて落ち込む私を癒してくれる。

逸人さんとおきるさん、
愛されるコンビになってくれたらいいな。

漫才前
前に進むためにパントマイムもミャンマー語も捨てていくと決めた阿部さん。
「結局漫才やろ。しゃべれってことやろ。」
「T(田畑さん)と漫才するから。」

シシガシラ浜中さんに
「お前らどんな気持ちで見るの?」
と聞かれたタイガースのお2人。
明るくとらえるおきるさんに対して、
「僕のせいで田畑くんに取られることになって…」
「もう明るい未来しか見えてないんだろ」
と目を潤ませる逸人さん。

踏み台TVで
「俺は藤本に捨てられたんです」
と言い捨てた田畑さんが重なって、
もらい泣きしてしまった。
これが芸の世界とはいえ、切ないな…。

漫才
漫才は新作。
田畑さんのバイトをベースにした漫才。

田畑藤本時代は、
藤本さんを生かして、藤本さんを照らして
漫才を作ってきた田畑さん。
新コンビを組むなら、
田畑さんの人柄があらわれる漫才を見たいと思っていた。
田畑さんが主役の漫才を見てみたかった。
この日、初めてそれを見せてもらって、
笑いながらじーんときていた。

これから、
漫才の形を借りて
阿部さんのこと、田畑さんのことを
楽しくおかしくしゃべっていく。
そんな漫才師になってくれるなら…。

私の心が、また大きめに揺れ始める。


漫才後

「組んでもいいかなと思ってる」
と言った阿部さんに対し、
「あのパントマイムを見た後だからもう少し考える」
とスカした田畑さん。

もちろんそれが冗談なのはわかっている。
始める時と場所を見極めているだけだろう。

いよいよ…か。

コンビ名問題

阿部さんとの田畑さんの仮コンビ。
関係性にも漫才にも懸念材料はないのに、
コンビ名だけが大迷走している。
ここで一挙に挙げて検討したいけど、
まだ公表されたコンテンツに残っていないので
出せないなぁ。
ほんまけラジオで考察してほしい。

田畑さんからの提案、
楽屋でのコンビ名会議で出たもの、
ネタ合わせの場所に因んで…など、
いろんな経緯で計5つのコンビ名を聞いたけど、
「立ち上がれ阿部直也」で出た
阿部さん提案のコンビ名が、私にはしっくり。

「コンビ名はあまり意味を持たせるものじゃない」と、
いろんなコンビから聞いていたので、
コンビ名はそこまで気にしてなくて、
なんでもいいからサッとつけて、
早く活動を始めた方がいいんじゃないか、
くらいに思っていた。
でもここまできたら、コンビ名大喜利楽しくなってきた。
最終的に何になるのか…注目。

ー・    ー・・・    ・・    ーー・・    ーー・ー・    ・・

あーー、
もう完全に逃れられない流れがきている。

きっと良いコンビになる。
こなれた大人の漫才。
阿部さんと田畑さんの佇まいが
良ければ良いほど、苦しい。

いよいよか、…いよいよか!

こんな時に限って、
明日、久しぶりにたばふじ共演の舞台。
しかも、先輩方にかわいがられて
お2人のかしこが存分に発揮される
「めちゃタメ」。

ものすごく嬉しい。
と同時に、だいぶ苦しくて息がしづらい。
明日、またあのかけあいを見てしまったら、
ふりだしに戻ってしまいそうだ。

皆さんは
こんな思いをどうやって乗り越えてこられたんだろう。

推しの幸せはオタクの夢だと
わかっているのに。

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