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踏み台TV ゲスト元田畑藤本田畑回

あまり多くは語れない。
でも、書かずに通り過ぎれない。

1/25 踏み台TV

翌日まで気づかずリアタイはできなかった
松竹芸能みなみかわさんの「公式!踏み台TV!」。

みなみかわさんといえば、
漫才ユニット「ヒコロヒーとみなみかわ」が
昨年のM-1で準々決勝まで勝ち進んだことが有名だけど、
私にとっては、第1回よしもと×K-PRO合同即興漫才バトルでダイタクタクさんと組んだ南川さん。システマの人。

昨年は、バラエティ番組で、いきなりみなみかわさんが
「田畑藤本の東大じゃない方」とか言って、田畑さんのモノマネして出てこられたからびっくりした。

そんなみなみかわさんが田畑さんを呼んでのトーク動画。
そこで語られた、田畑藤本の解散。
藤本さんへの思い。阿部さんとのこと。

田畑さんが何を語られたか、
切り取って書こうと試みたが、難しい。
人が関わることだし、
聞き手によってきっと印象が違うし。
長いけど、皆さんの目でご覧ください↓


その晩、ごんは、穴の中で考えました。

解散は2人でするものだから、
片方の話だけ聞いて判断はしたくない。
今回は、藤本さんが反論しづらい状況のため、
どこまでも公平にはなりそうにない。

ただ、
田畑さん目線の話を聴きながら、
終盤は座っていられず、
うずくまって、胸に重い痛みを感じ、
頭がぐわんぐわん揺れる感覚の中、
スマホを握りしめて見終わった。


(賞レースなんてどうでもいい!たばふじ漫才が見たい!)
(仲は悪くないんやったらなんで解散するん?)
(いったん休んだらいいやん!なんでいきなり解散なん?)
(ピン活動がメインでコンビ活動はときどきってスタイルのコンビ、山ほどおるやん!なんでわざわざ(以下略))
(ROMPA!!も出たばっかりやのに、なんで(以下略))

解散発表直後から、
どうしても納得いかずにずっと抱いていた疑問が、
田畑さんの眼鏡を借りて見ることで
氷解する気がした。


「出せて良かったす。
 ずっと内に秘めて我慢してたとこなんで…。」

あほなオタクは、ここでやっと気づく。
全部、全部、わかっておられた。

(解散ライブしてほしい。せめて最後に漫才を!)
「こっちだってきれいに散りたかったよ!」

(講演とかSDGsとか教育関連とか、たばふじさんにしかできん仕事たくさんやってて、なんで解散なん?)
「おかしいもん、飯食えてて。」

(おじいちゃんのたばふじさんまで応援したかった)
「人生賭けて売れようとしてたんで、藤本と。」


私がやってほしかったことは、
ぜんぶ、田畑さんがやりたいことだった。

この1年の田畑さんの苦しみは、
ニワカファンの想像なんて遥かに超えていた。
それでも、大切な相方を守るために、
相手を責めず、自分が堪えた。
田畑さんは、いつもそっちを選ぶ人だ。

「田畑さんも藤本さんもご自分達の価値をわかってない!」
と勝手に怒って、好き勝手喚いてきた自分を呪いたくなる。
なんで田畑さんの思いに寄り添おうとしなかった?
なんで被害者面してた、今まで?

切なさと後悔で、穴から出てこられない。

今は、
田畑さんに火縄銃で撃たれるまで
栗を運び続けたい気分だ。

しばらくすれば、落ち着くだろうけど。

伏線回収か、エンターテイメントか。

誰にもわからない。
どこまでが本当の話で、どこからが作り話か。
どこまでが客観的事実で、
どこからがゴシップエンターテイメントか。
1年越しに伏線が回収されたのか、
新たな扉が開いたのか。

高学歴芸人として他とは一線を画してきたコンビが、
みなみかわさんから
「汚い解散」と笑い飛ばされている。

この解散だけは、ずっと釈然としなくて、
ケムに巻かれたような感覚だった。
霧が晴れたら、どうやらここは泥沼だったようだ。


街録チャンネルで最後と思った解散話が
まだ終わらないどころか、
一つ間違えると燃え上がりそうな火種となった。

どうかこの話が誰にも拾われませんように。
どうかそこまでたばふじさんが売れていませんように。


ー・    ー・・・    ・・    ーー・・    ーー・ー・    ・・

今回ひとつだけわかったこと。
私が1年あまり続けてきた「M-1への逆恨み」は
的外れだった可能性が高い。
「M-1に対する熱量の差」は、
きっと、きれいな言い訳として使われてきただけだ。
田畑藤本の解散理由「学歴の不一致」と同様に。


解散から1年経って、
田畑さんの次のステージも見えてきて、
これまで激しく揺れていた
オタクの情緒のジェットコースターも
いよいよ終点にさしかかったと思っていたら、
またカタンカタンと上り始めた。

どうする?今なら降りれるけど?

両手でぐっとレバーを握りなおす。
降りるなんて、あり得ない。

私の推しは、どちらも、
優しい顔して、いつまでもオタクを落ち着かせない
尖った芸人。

まだしばらく、ご一緒させていただきます。

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