研修を担当してみて

こんにちは。

研修を同期と一緒にやってみた結果をアウトプットします。私には同日入社の同期がいるんですが・・・↓↓こんな人↓↓

私どもも入社して3年、後輩も増えてきたしそろそろ何か教えていく立場では?と思い、研修を実施しました。

私と吉野さんはテクノブレーンではスカウティングコンサルタント(SC)として活動をしています。候補者側の担当をしており、皆さんの経歴をお聞きして皆さんにとって最適なキャリアパスとは何ぞやと一緒に考える仕事です。

人材紹介という職業において私は候補者の第一線でキャリアプランを考えるこの仕事が一番の花形だと思っています。ただしこの仕事はまさに十人十色。マニュアルを作るのが難しい、画一的ではない仕事です。

そのため人に教えることが難しいだけに教育・次世代の育成はテクノブレーンの課題でした。だからこそチャレンジしたいと始まりました。

【研修のスタイル】

研修は大きく2つに分かれると思います。1つは座学での研修、もう一つはワークショップスタイルでの研修です。それぞれのメリットとデメリットを考えてみました。

・座学での研修スタイル

<メリット>

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<デメリット>

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・ワークショップ型のスタイル

<メリット>

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<デメリット>

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色々考えた結果、ワークショップスタイルを選択しました。なぜワークショップスタイルかというと・・・・

・研修に対しての集中力が徐々に減っていく

・主体的に参加しないと学びが少なくなる。やる気やモチベーション以外に全員が参加する機会の均等が必要

・経験が浅いメンバーだからこそ考えて言語化してほしい

とにかく今回のテーマは「主体性」としました。そのため副題として若手メンバーが主体的に現在会社に存在しないSCとしての手順書・マニュアルを作成しようということに決めました。

【研修に向けての準備】

実は私たちがSCになる前に研修が無かったわけではありません。約2年半前も同じようなプチワークショップスタイルの研修がありました。そのため今回の研修はその内容をベースに組み立てることにしました。

ただし2年半前と今では取り巻く状況も変わっており、今回の研修では最初に接点を持つ場面以外、その後のフォローも含めての包括的な研修にしようと決めました。

内容は

①SCとしての概念

②候補者の方とお会いする際の場面(ここが重要)

③フォロー

④クロージング・補足

前回の私たちが受けた研修では②の内容がほとんどでその他の項目は業務で都度そのシチュエーションで覚えていきました。OJTのため吸収は早く、試行錯誤を繰り返した結果、それなりに成果を出すことはできていました。 正直、運やシチュエーション、何よりも候補者に恵まれたからできただけで体系立って教わっていたら・・・と悔やまれる場面もあり、今回はフォローやクロージングも交えた事例や資料も準備しました。

【研修が始まってから】

私たちは講師として入るべきか・・?

私たちが話しすぎると若手メンバーは生徒モードになります。そのため我々はあくまでオブザーバーに徹しました。役割としては

・「正しい」発言をするよりも質問を投げかける

・ずれてきた時にちょっと正すお手伝いをする

・事例の共有や、考えるシチュエーションの働きかけ

研修が始まってからは前回の内容をベースにした部分は順調に進みました。大枠が決まっている部分はスムーズに進み、前回の研修でも行った前半数回はオブザーバーとして答えがある中で、うまく行ったと思います。

しかし今回の研修には元々メンバーを予定していなかったベテランがな途中から参加してくれたおかげで実はかなり進行を助けて頂きました。    新人メンバーが答えを出せないときにそっと助け舟を出せたり、話の展開をスムーズにして頂いたりと、こういうメンバーが入ることがワークショップ型の研修では必要だと改めて理解をしました。

初めて教えることへの挑戦

ここからは誰も体系立って教えたことのない未知の領域でした。正解とされることが無い分正直不安でした。しかし各テーマごとに概念⇒中身、時系列(シチュエーション別)と基本行動に立ち返れば自ずと話すテーマは決まってきました。

一例を挙げると・・

「フォロー」であればフォローするシチュエーション、何が必要なのか?どうするべきなのか?などの具体的行動の話になりますし「面接指導」であればなぜ面接指導するのか?という概念から具体的な行動に落とし込む話にできると思います。そこでの補足資料が今まで使用していたツールや資料になり、それぞれ意味のあるものとして落とし込めた研修になりました。

【研修をして得られたもの】

・マニュアル完成

今回の研修で参加メンバーとともにパワーポイント35ページにも及ぶ壮大なマニュアルが完成しました。壮大すぎるマニュアルなので定期的なブラッシュアップは必要になったので新たな宿題を得られたということもあります

・スキルと使用ツールなど

今回の研修ではシチュエーション別に考えながら主体的に取り組んでもらいました。誰かから与えられた内容ではなく考えながら活かす癖は付いたのかな?と思います。そしてオブザーバーの我々も基本行動を振り返ることになり、質が向上したと思います。

・ボトムアップで巻き込むことへのチャレンジ

今回の研修は私たちが発信して進めました。しかしながら今後は今回研修を受けたメンバーに引き継いでいってもらいたいと考えています。

【最後に】

研修をしてみてまだまだ改善することは沢山あるんだなと感じました。今自分が業務で使っているツールも見直す必要があり、時代に合わせた変化と改善はどんな会社でもどんなシチュエーションでも求められるものと感じました。

容易に情報発信ができる、容易に人と人が繋がれる時代の中で人材紹介として間に入る我々が提供できる価値とは?それを担保する質とは?私にできることを発信していきたいと思います。

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