PCキーボードでピアノ伴奏が弾けるアプリを作りました
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PCキーボードでピアノ伴奏が弾けるアプリを作りました

田沢 直人

drops(ドロップス)』という、PCのキーボードを使ってピアノ伴奏ができるデスクトップアプリを作りました。(Mac, Windows対応)

https://drops-piano.com/

このアプリはピアノの伴奏に特化していて、右手と左手の使い方は実際のピアノの伴奏とほぼ同じです。ですので、ピアノを弾いたことがない人であれば、このアプリで遊ぶことで実際のピアノの弾き方を覚えることができます。

キーを変えることも可能なので、大抵の楽曲の伴奏は可能だと思います。(凝ったコードは再現できないのでアレンジの妥協は必要なのですが。)

コード付きの歌詞を見ながら、ぜひ弾き語りをしてみてください。好きな曲のコード付き歌詞は検索すればネットですぐ見つけることができると思います。

デモ

こちらは僕が実際にこのアプリを使って弾き語りしてみたものです。中途半端な尺ですみません。『秋桜/山口百恵』のカバーです。


実際に伴奏をしてみる

指をPCキーボードのホームポジションに置きます。左手人差し指がPCキーボード上の「F」、右手人差し指が「J」に乗っている状態です。基本このポジションのまま弾いていきます。

左手でベース(単音)、右手でコード(和音)を鳴らします。これは実際のピアノと同じです。

ではとりあえず、コード「C」を両手で弾いてみます。左手人差し指と、右手小指で、左右の「C」を叩いてみてください。ベースのCとコードのCが同時鳴ったと思います。これがコード「C」部分の伴奏となります。

基本的にはこのように、左と右で同じコードを押さえていけば伴奏になっていきます

例えばシンプルかつよく使われるコード進行に「F - G - C」があります。同様に、左と右で同時に「F - G - C」と順に押さえていってみてください。伴奏っぽく感じられたのではないでしょうか。

キーを変えてみる

PCキーボードの「」「」でキーを変えることができます。弾きたい曲のキーに合わせて変更してください。

「この曲のキーがどれなのかわからないよ!」という場合は、キーを見つけるコツとして、サビの最後のフレーズについているコードを参考にしてみてください。たとえば、サビの最後が「F」で終わっている場合は、キーが「F」であることが多いので、「」「」で「F」に合わせてください。もちろん例外もたくさんありますで、お気をつけください。

面倒ですが、キーを切り替えながら全体的に一番コードがかぶってるキーを探してみるといいかもしれません。

STAGEを変えてみる

右下のメニューの「STAGE」から演奏する場所を変えることができます。

このアプリは伴奏アプリです。伴奏に乗るメロディーは無限です。同じ伴奏であっても、どこで演奏するかによって生まれるメロディーが変わるかもしれません。もちろんカバーであっても、その情景に合った景色を選ぶことでより楽曲が自分らしくなることでしょう。

アプリ内にないコードも弾いてみる

これは音楽的なTipsでもありますが、ちょっとご紹介してみます。

例えば「G / B」と表示されていた場合です。これは「G on B」という表記もでき、「分数コード」や「オンコード」と呼ばれます。この場合は、ベース「B」にコード「G」が乗っています。その通りに弾けばOKです。オンコードにすることによって、ベースラインを滑らかに繋げたりできます。

その他には、「Em7」のようなセブンスコードもよく見かけます。アプリ内には存在しませんが、実はセブンスコードは組み合わせで作り出すことができます。「Em7」の場合は、「ベースE+コードG」で表現できるのです。セブンスコードとは、「1度+3度+5度+7度」で構成されます。「Em7」の場合、「1度」のベースは「E」、「3度+5度+7度」はコードの「G」と同じなので、同時に弾くことで「Em7」が作り出せてしまいます。


このアプリのこと

結局作り始めてから半年以上経ってからの公開となってしまいました。開発に半年かかったというわけではなくて、ある程度出来上がってはいたものの、しっくりこなくて放置してしまってた時期が長かったです。

このアプリは、ある意味では妥協だらけです。というより、どう上手く妥協をするかのアプリとも言えます。音楽的に、ピアノ的に忠実さを追い求めると、非常に複雑なアプリになってしまいます。

ピアノを弾いたことがない人は、きっとピアノを弾くということに高いハードルを感じていると思います。もちろん上手に弾くためには鍛錬が必要ですが、最低限の伴奏であれば、実はシンプルな仕組みを理解するだけで誰でも弾くことができます。

そこの「シンプルさ」以外をいかに排除するかのバランスが難しく、音の構成や移調については随分と悩みました。せっかくのその目的も、音楽的な誤解を与えてしまっては本末転倒ですから。

このアプリを通して、音楽未経験の方が演奏の楽しさを知るきっかけになればとても嬉しいです。また、このアプリでいろんな楽曲を弾きこなせるようになったときには、きっと実際のピアノを弾く準備は万端になっています。そのときは、僕で良ければピアノの弾き方お教えさせていただきます。

まだまだ改良を重ねていくつもりですので、ご意見やご感想あればぜひ教えてください。

https://drops-piano.com/


このエントリは Schoo Advent Calendar 2017 の18日目です。

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田沢 直人
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