20230422

とある本を買いに
枚方市まで来た。
もうすでに自分の側にあって
少しずつ読んでいたけど、
もう一冊購入したので
今日はもう少し踏み込んで
読んでみようと思った。

著者が21歳からの5年間で
紡ぎ出した言葉。
中原中也のような、
宮沢賢治のような、
私がティーンエイジのころ
読んでいた詩のエッセンスが見える。
そして、今好んで聴いている
楽曲の歌詞の原石。

読んでいると
高校生のころを思い出す。
人間の愚かなところに
焦点を合わせていた日々、
そして何もできない自分を
情けなく想う日々。
早く自由になりたい、
誰からも何も指図受けず
どこへでも行きたい。
心ふるえる方へ走ってゆきたい。
そんな日々を思い出す。

そのときの彼は、
どうしても成し遂げたいことがあって、
もがいている。
誰かにわかって欲しくて、
憤っている。

私もそうだったかもしれない。
中学生のとき、
小説を書いている友人がいた。
感想を話して欲しいと言われた。
私にも、書いたらいいのにとも
言ってくれた。
でも、それなりに色々な
名著を読んでいると、
こんな風には書けないと
絶望するばかりだった。

何かを生みだすエネルギーって
想像以上のものだと思う。
どうしても表現したいことが
溢れ出るものと捉えている。
私も、5年後を見据えて
ひとりやりたいことがある。
そんな風に、
溢れ出るエネルギーが
湧き出るのか…
今はまだわからない。
ただ、今はインプットしたい。
心ふるえる方へ行こう。
それが必然なんだと、
それなりに今まで生きてきて
わかっている。

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