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Nikon FEの使い方

Nikon FEの使い方を説明します。
まずは正面からです。

セルフタイマーを使う場合は、左に180°回転させる→シャッターを切ると始まります。
テーブルや三脚に固定してから使用してください。

カメラの電源は巻き上げレバーをカチッと広げると電源ONになり、閉じると電源OFFになります。
フィルムカウンターが『1』になると露出計が起動します。

シャッターダイヤルは、真ん中の銀ボタンを押しながら回すと回転します。
『M90』『B』は機械式シャッターなので、電池が切れた場合でも写真を撮ることが出来ます。
『B(バルブ)』は長秒露光用です。星や花火など撮る時に使います。シャッターが開いたままになりますので、三脚に固定して使用してください。

多重露光スイッチは、スイッチをずらしたまま巻き上げを行うとチャージだけされ、もう一度撮る事ができて写真を重ねる事が出来ます。

巻き戻しクランクは、フィルムを巻き戻す時に使います。銀のレバーを立ち上げ矢印方向に回すとフィルムを巻き戻せます。
しばらくクルクル回して『スポッ』と音がして、回転が軽くなったら巻き戻し成功です。

ISO感度は、巻き戻しクランク下のギザギザのダイヤルを上に持ち上げると回転します。
フィルムに書いてある『100』『200』などの数字を合わせる事で正しい露出で撮影出来るので必ず合わせてください。

露出補正は銀のボタンを押しながら回転させます。
逆光時明るく撮りたい、暗く撮りたいなどの時に使います。

バッテリーチェックは、スイッチをズラすと赤く点灯します。点灯していれば電池残量OKです。
点灯が弱い場合は電池を交換してください。(電池はLR44×2です)

背面のフィルムメモは、装填したフィルムの感度などをメモとして貼れます。

シャッター幕は非常に繊細なので絶対に触らないでください。

フィルムの装填方法は、
フィルムの先端を巻き上げ軸にしっかり差し込み→巻き上げをする→フィルムが巻き取られてるなら裏蓋を閉じる→カウンターが『1』になるまで巻き上げ、シャッターを繰り返す(この時巻き戻しクランクも一緒に回転してるか確認してください)→準備完了です。

フィルムを36枚撮りきったら巻き戻しボタンを押して、巻き戻してください。

電池室を開ける際は、1円玉を使用して開けてください。10円玉などの硬い物で開けると傷が付きます。

絞り込みレバーは、ファインダー内でF値のボケ量を確認できます。

レンズの装着は印と印を合わせて合致させてください。
レンズ取り外しの場合はボタンを押して、右に回すと外せます。

レンズはヘリコイド(ピントリング)と絞りリング(F値)の二つの役割があります。
ピントはファインダーを見ながらスプリットマイクロプリズムを合わせます。(ギザギザが無くなる、分裂してるのが合う状態)

絞りリングは、背景ボケ量を合わせられます。
F1.4が最大にボケますがピント面が淡くなります。
F16は手前から背景までピントが合わせられます。シャッター速が遅くなるので手ブレ注意です。
通常使用はF2.8〜8の間が良いです。

もちろんですが、レンズには触らないでください。
清掃の際は、ブロアーで埃を飛ばしてレンズ専用の布巾で優しく拭いてください。

以上になります。
フィルムカメラはデリケートなので、落としたり濡らしたりせずに扱ってください。

長持ちさせるコツがありまして
・定期的に清掃する。
・しばらく使わない場合は、電池を抜く。
・1ヶ月に一回は動かす。

この辺りを是非やってください。

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