![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/76913505/rectangle_large_type_2_784b835c120aed5337cc8d7ac02fb165.jpg?width=800)
FUJICA ST801の使い方
FUJICA ST801はFUJIFILMが作ったブランドカメラで、数多くあるM42マウントカメラの一つです。
このカメラは他のM42マウントカメラと違い、
高速の1/2000秒シャッターが使えたり、
世界初となるファインダー内の露出計をLED表示にした優秀なカメラになります。
下記では各所の機能について説明します。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/76915474/picture_pc_3deec174d70292eca26e7f8709cd8307.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/76915538/picture_pc_ec2cc66c73e897c035a92a249b22e874.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/76915579/picture_pc_d2c0ed8109b4af40751176c740729d6b.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/76915657/picture_pc_e68e29b7d56cbbd9eb1cef00511fb192.png?width=800)
次はレンズの説明です。
レンズは『M42』という規格のレンズマウントになります。
世界中で採用されていたマウントで色んなレンズが使えるのが、良いところです。
カメラ本体に装着する時は右周りに止まるまで回します。
逆に外す際は左回りに回すと外せます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/76915852/picture_pc_474fa2c57d93871d7b9207f7fbfa6f76.png?width=800)
絞り環はF値を設定出来ます。
1.8が一番背景がボケて、11と16で手前から奥までしっかり写すことが出来ます。
通常撮影なら4か5.6で撮るのをおすすめします。
ピントリングを回す事で、ピントを合わせる事が出来ます。
次はセルフや露出計の説明です。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/76915900/picture_pc_ba5523ab7360ca2d178ceeb467788b37.png?width=800)
絞り込みボタンは、撮影する際に露出計を起動させる為に使用します。
このボタンを押しながら、シャッターボタンを半押しにするとファインダー内のLEDが点灯します。
絞り込みボタンを押さずに表示すると正確な露出が得られませんので注意してください。(FUJI純正レンズの場合は絞り込みボタン押さなくても正確に測れます)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/76915889/picture_pc_4babb3a49f2f732d90e79383e47ae19b.png?width=800)
テーブルや三脚などでカメラを固定して、
巻き上げを行い、ピントと露出を合わせておきます。
セルフタイマーボタンを押すとスタートします。
約10秒後にシャッターが切れます。
次に露出計表示の説明です。
撮影において重要な点となります。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/76915738/picture_pc_024a5a4437a0cdbc3a7e71eebf683d09.jpg?width=800)
露出不足(アンダー)
撮影環境が暗すぎます。
絞りを開けて、シャッター速を遅くしましょう。
この時シャッター速を遅くする場合(1/30秒以下)、手ブレが発生して写真がブレる事がありますのでしっかりホールドして撮影しましょう。
またネガフィルムの場合、ハイキーな写真は補正で調整出来ますが、アンダーの場合調節が難しい為、失敗写真となってしまいます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/76916020/picture_pc_f1c053ec3de34bae8528d10e13b73b9d.png?width=800)
適正露出。
画像のように真ん中より少し上がちょうどいい露出で綺麗に撮影出来ます。
この通りになるのように設定しましょう。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/76916028/picture_pc_2aa63024f8f5e03027a1edec8ed608db.png?width=800)
露出オーバー(ハイキー)
明るすぎを示します。シャッター速を早くするか、F値を絞りましょう
逆光での撮影の場合は、オーバーになりがちです。
この場合はシャッター速を1/2000秒、F値2.8と明るめに撮影するをおすすめします。
綺麗なフレアを撮りたい場合は1.8に設定してください。
次はフィルムの装填です。
ここが一番重要なので、間違えずに装填しましょう。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/76915800/picture_pc_52a15643c339aeac08fe33c0c961aac9.jpg?width=800)
まず、写真のように巻き戻しクランクを引き上げ裏蓋を開けます。
フィルム装着位置にフィルムを設置します。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/76915822/picture_pc_fe2f86479840ca0bb5b4c4135cc8c4ff.jpg?width=800)
写真のように装填します。
この時シャッター幕に当たらないように気をつけましょう。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/76915835/picture_pc_f556b9c84d62097f7eb113caefca5cd7.jpg?width=800)
フィルムの先端を巻き上げ軸にしっかり差し込みます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/76915842/picture_pc_2bf9ddcd6e1f0cb921be1ee5ac2f32e1.jpg?width=800)
差し込んだら巻き上げを行い(巻き上げ出来ない場合はシャッターを押してください)
写真のように先端を巻き込んだら裏蓋を閉じます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/76915860/picture_pc_32424cb3ae455cbe31fcef79e6323f5a.jpg?width=800)
裏蓋を閉じたら、巻き戻しクランクを矢印方向に軽く回してググッと引っかかるのを確認してください。
次に、巻き上げ→シャッター押す→巻き上げ→シャッター押すを繰り返します。
巻き上げをした際に、巻き戻しクランクも同時に回転しているのを確認してください。
同時回転していれば巻き込み成功です。(回転していない場合は、巻き込みしてない場合があります)
写真のようにカウンターが『1』になったら装填完了です。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/76917291/picture_pc_9aa59128b4a8b02989e3a93d33118c54.png?width=800)
カウンター表示が36〜37枚まで撮れて、巻き上げレバーが固くなったら
フィルムの巻き戻しを行います。
写真の巻き戻しボタンを押します。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/76915861/picture_pc_07c5e977e26d6a62b975d9e24e1ee921.jpg?width=800)
巻き戻しクランクを立ち上げ、矢印方向に回し続けます。
しばらく巻き戻し、カメラからスポッと小さな音がして巻きが軽くなったら巻き取り完了です。
巻き戻しクランクを引き上げ、フィルムを取り出します。
あとは、好きなラボに現像+データ化を頼んで出来上がりを待ちましょう◎
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?