初めての洗顔が心地よくて、感動でした！～それが、きっかけ！

超強度の行動障害ある娘を持つ母親です。
夜間に娘を預かってもらいたくても預け先がなかったので、大阪の枚方公園近くに自分でショートスティみっきぃを立ち上げました。
コロナ禍で利用を控える方が多い中、マンツーマン対応しなくちゃいけない利用者さんが増えてきてしまい、その人件費を福祉以外の事業で捻出することを考えました。それが、OEM委託製造での手作り石鹸販売です。

まずは、試供品をメインに作ってみました。
よもぎ石鹸とこめぬか石鹸の２点です。
業者さんへ委託しての大量生産とはいえ、職人さんたちによる手作り石鹸であり、コールドプロセス製法という一番手間のかかる製法で作っていただいています。
試供品は知り合いや身近で出会った方々へ配布しています。欲しいと思われれる方は、ぜひ、ご連絡ください。今のところ、送料無料でお送りさせていただきます。

コールドプロセス製法で作られた石鹸との出会いは、たまたま観光地のお土産屋さんで購入したのがきっかけでした。
石鹸なのに、洗顔後に肌はつっぱらない。それどころかしっとりしていて、とにかく気持ちいい！

私の肌は、洗顔や化粧水、化粧品において、かぶれたことは一度もないので、決っして敏感肌というわけではないけれど、科学的なもの、例えば保存料が入っているだけで、お肌に気持ち悪さが残っていました。
若い頃、化粧をあまりしなかったのは、それが理由でもあります。
ファンデーション等は、元々がお肌の為を目的としていないので仕方ないとしても、洗顔や化粧水等の基礎化粧品であっても、高価なものでも、保存料等が入っているからか、一度も気持ちいい！と感じたことはなかったのに、手作り石鹸での洗顔では、初めて、なんて気持ちいいの～！と感動しました。

ちょうどその頃、一番気に入っていた市販の洗顔料が廃盤になったようで、どこのスーパーへ行っても見かけなくなり、その後、いくつもの洗顔料を探して、いわば洗顔料ジプシーになっていたところだったので、お土産屋さんで購入した石鹸を使ってからは、ずっとコールドプロセス製法で作られた手作り石鹸を愛用するようになりました。
身近になければ、ネットで探して取り寄せてもいました。

その後、お友達の作った石鹸をプレゼントしていただき、家庭でも手作りできることを知りました。そして、教室を教えていただいて参加するようになり、そこから、私も自宅でも手作りするようになっていきました。

石鹸づくりは、準備や片付け含めると、そこそこ時間がとられるので、空いた時間に手作りするのではなく、毎月、または３カ月に２回ほど、石鹸づくりの日を事前に決めておき、これまで何十回と作ってきました。
ところが、ショートスティを実施し、週に３日の夜勤もし、さらに昼間も事務仕事や雑務に追われ、その合間に出かけたり、さらに夜勤以外の晩や土日は娘の世話があるので（もちろん家事も）、作る時間を捻出するのは、とっても厳しくなっていました。

なんで石鹸なの？

と思われた方がおられるかもしれませんが、要するに、自分で作りたいのに作る余裕がなくなり、家庭で使っていた石鹸も、ショートスティで使っていた石鹸も、在庫が底をついてきた為、以前からお友達から「販売したら？」と何人もの方から言っていただいていたことで、ちょっと真剣に事業化を考えようと思い始めました。

ですが、まだ、その時はOEMの委託製造までは考えてはいなかったのでした。
（つづく）