[現在]



構築しうるものは
過去の積み重ね
現在は
常に実践のみ。
このままあがくのをやめ
停滞した未来にいくのを
僕はよしとはしない。



君という事象と
僕という事象は
研磨によって
更に磨かれる。
痛み分け
同調当たり前。



分かたれ希望と
望むべき調和
ずれた世界と
僕と君
別な世界で
接触したら
笑うことにしよう。



[優しさと自己満足]


優しさと
自己満足は似て非なる
ものだよ。
なぜならば
優しさは愛だからだ。
友愛
親愛
愛。
どの種類の
愛かは問わないが。



優しさは
忍耐づよく
言葉にするときは
確かな肯定によって
あなたを確かに
勇気づける。



対して
自己満足は
タチがわるい。
何故ならば
その行動が善で
あると疑わないからだ。
相手が何故言葉を
告げないかを
みようとはしない。



自己満足は
くわえて利己的だ。
その自己の善が
受け入れられないときに
必ず毒を吐く。
様々な価値をもつのが
ひとなのにだ。



世間や
自分の優越性しか
もてないものに
果たして愛はあるのか?
そしてそれを問う
私にも
常に意識すべき
難題でもある。



[価値観の固定化]



確かにうまくいかねば
責める理由に足るだろう。
だがそれが果たして
挑むだけの理由が
あるとして
やっていたら
結局一人だけの価値観よりも
多方面の価値観を
受容していくのが
いいのだろう。



一方の悪と
一方の正義で
物事を判断するよりも
中立をもって
人を判断するというのも
よいような気がする。



否定や
批判よりも
まずはあなたが望むべき
かれらへの目線
また自分への目線を
獲得するのも
ありだなとはおもうよ。



固定化された価値観なぞ
融通はきかないし
幸福や不幸なんて
ひとそれぞれだし、
ならば
まずはひとつ
自分が満たされたて
誰かと幸福になるには
どうすればと
考えてみようよ。


[善き友]


善き友というものは
都合良く
あなたを肯定しない。
立場や性別を越えて
あなたのなぜを
常に指し示すからだ。



必ずしも
肯定という馴れ合いに
善き友は
自らを置こうとはしない。
少なくとも痛みですら
成長の糧として
あなたを導くだろう。



それはけして
裏切りではなく
あなたの可能性を信じ
時にたたかうことになろうとも
真摯な言葉で
あなたとの絆を
繋げようとする。



[悪意]


自然とそのひとに
憎しみを抱いたならば
君は悪意という
純然たる憎悪に
身を焦がすだろう。



君よ
君という心は
黒く想うだけの
悲しみにあるだけの
ものではいけない。



痛み想うだけの
狂気に溢れた想いだけでは
君の生き方の支えには
ならない。



悪意を支えにすれば
怒りと悲しみに
支配され
あなたは必ず
誰かを壊すだろう。



悪意を持つのは構わない。
だが
清濁をあわせた。
純然たる魂も
持ち合わせてほしい。




[無垢なる情熱]



若き日の無垢なる情熱は
年と共に期限つきのなにかに
かわる。
働くべき日数に
夢のための時間は
消えさっていく。



働くべきひとは
職業訓練や
行くべき場所のために
あがき続けて
世界は寛容ではなく
目の前の自立に
狂っていく。



それでもふとたち戻ると
現実に挑むための
夢は確かにあり
再び前のめりに
無垢と情熱が
燃えていく。



大人も子供も
かわりはなく
ただそこにあるものに
また歩き出せばいい。

発達障害当事者の詩人が色々と経験しながら生きていくかんじです。興味あれば支援してくださるとありがたいです