自動筆記4 地球のポートフォリオ
お友達みたいな音と、空気の流れのどんよりも爽快な仄めかしさも、何とも屋上みたく感じられる地面に、雲と雪とがごっちゃになってカラスが飛んではないているのを、ぎこちなくありがたいと思ったりして、息してる。ごま油を探してる人のことを、大変珍しがったり羨ましがったり、山芋みたいなものを食べて、みたいなものだねって白い壁と甘い匂いのする窓の外で面白がったりした。いつものことで、誰でも良いようなことばかりでなくて、何か大きなものに使われていたりいなかったり、忘れていたりそもそも知らなかったり、抑圧がクジラみたいに可愛ければ善いのだけどって口を開き、プランクトンな太陽が東京の大地震に備えているのを、よちよちと思った。善いものも悪いものも、全部土で、松屋の牛丼を食べては会社に行き、アルバイトの人たちに感謝を馳せて、何か成し遂げろよって思って生きる日々があるし、知らないだけで色んなところで色んなのがある。分子とか電子とか、小さいものの中だけではどこか似てる風にも思えて寂しさを紛らわしたり、物質は魂を追いかけてることを、感じたり、生きている間体験してるだけなのに、何か大層な氣分に浸ったり集合体があるから生まれるような選択に光を見つけたり、微生物が右往左往していることに機ヅクので、どなたか、ありのままで、いてください。真面目なこととか、彗星のような星座とか線が天になって、川沿いを歩くカップルとか、お互いの感情の自然さがふわりとしていた。指先にまで力を入れて神経が川とか海とかを真似て、その形に物質が踊り狂いながら、丁寧に輪を潜りコップを持ち上げる。すぐに不安定になる日のうちで、波にも関わらず、笑わず、さらにさらにと奥へと進んでいくことで弔われた草木がしくしくいて、ポケモンの進化みたいな形が生活の中で斜めに、縦も横もないような斜めで開き直っている。
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