あくまんこ

悪魔が一匹世情に疲れ、愛に変わろうとしていたとき、まんこが言いました。
「あなたは悪魔なのよ。まんこが言うようでおこがましいのですが、悪魔には悪魔なりの生き方があると思います。例えば天使でも悪魔でもない視点から世界を見たとき、あなた達は世界を穏やかにするためのもので、過剰物を排除するように動いているのかもしれない。必要な摂理なのですよきっと。辛い人も救われるには、辛い過去を愛するしかないのですし、悪魔さんは、嫌われ愛されるその過程にこそいるべきものです。まんこから長々とすみません」
「なんでまんこが単体で行動しているのですか?」
悪魔にだって疑問はあります。
「まんこだって!!!!!まんこだって!!!!!包み込まれたいの!!!!!」
まんこにだって気持ちはあります。
悪魔はまんこをギュッと抱きしめます。まんこは生体の一部の摂理として機能として張り付いています。言われてみれば、生体に常に包まれている状態です。包むことに喜びを見出すと思われがちですが、包まれることにも喜び見出しています。が、包まれていることに気付かなすぎる。ずっと生体にくっついてるから。もし世界中に良い人しかいないなら良い人は自分が良い人だと気付けない。それと一緒です。包み過ぎると、包まれていることを忘れてしまう。
「まんこおおおおおおおまんこおおおおおお」
まんこは泣きます。
悪魔はまんこを抱きしめ悪魔のまま、愛することができました。次はあなたの番です。

ちんこが感動して勃起します。
ちんこの勃起は、脳からの伝達、ただの反応だと思われがちですが、恐ろしく繊細な物語を描き、そのグルーヴで、勃起しています。0から100に一瞬でいくことは無いでしょう?少しづつ、まるで人間の成長のように、主人公の有り様のように、大っきくなるでしょう?これが真理です。想像力とは、決定的に幸せであるべきです。続けます。

あなたはちんこを用い、ちんこを可愛がるなんて思って行為に浸っているでしょう?実は可愛がられてるのはあなたの方です。ちんこは、最高なシナリオを描きその中にいます。そして多大なる幸福感の中にいます。ちんこにとってまんこは、汎ゆる穴は、あなたが思ってる間抜けなチンケなものではありません。神よりも偉大で、ちんこの環世界でしかわからない愛の世界です。そして寛大な心を持つちんこは、人間の想像もつかないような幸福感のその一部をあなたに分けています。あなたが絶頂と言っているあれは、ちんこが感じている真の絶頂と比べてしまえば、0です。ドラッグもちんこの絶頂に比べてしまえば、0です。ちんこの絶頂は、中毒性が無く、ちんこの環世界そのものです。世界がちんこになったところを想像してみてください。世界がちんこで、景色はちんこしかありません。一面海綿体です。ちんこと気付けるでしょうか?自分がちんこで、あなたもちんこと思えるでしょうか?ちんこは、その真理の中にいます。思考と選択が世界の進路を変えると思っている人間、ちんこはその外にいる。人間、この不可解な概念は、人間にしか通用しません。その身体は人間では無い。せまーいちっちゃーい所に人間はあります。あなたがドキドキしてるとき、心臓は心臓の環世界で最高傑作な物語を描き、もっとドキドキしています。恋とか思ってるあなたの狭い概念、心臓は何億倍も超えています。あなたの恋が1なら、心臓の恋は、LOVEです。数字の次元にも立ちません。あなたが歩いてるとき、足は走っています。あなたが走っているとき、足は空を飛んでいます。あなたが喋るとき、口は犬を飼い始めます。優しい生活を始めています。あなたが何かを食べるとき、口は犬に餌をやります。あなたが何かを聞くとき、耳は音とSEXでも無い、より次元を超えた営みを行っています。あなたが何かを臭うとき、鼻は匂いとすべらない話をして盛り上がっています。関節一つ一つに、ラブスポットがあります。細胞の一つ一つに物語があります。あなたが誰かと抱き合うとき、細胞の一つ一つが抱き合っています。あなたの中で、抱き合ってる誰かとの中で、抱き合っています。物語を共有し、愛し合います。その姿を人間が肉眼で見ることができないのは、見てしまうと愛おし過ぎて死にそうになるからでしょう。真の絶頂を感じられない人間にとって、想像するくらいが丁度良いのです。摂理、悔しいですか?決められたルールでしか楽しめない人間、窮屈ですか?もう!って言っている貴方の姿が可愛いです。

ちんこより

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